ウィザードモード2

モード2: カスタマイズ文章送信

ウィザードモード

1. MM Driverの起動

mmdrv app アイコンをダブルクリックしてMM Driverを起動してください。

ここで説明するApple Mail はデフォルトメールアカウントに関する考え方がOutlookExpressやEntourageとは異なります。送信タイミングも異なりますので、MM Driverを使用する前にメールソフトの設定を再確認するようにしてください。

2. モード選択

上から2番目のボタン『ウィザードモード2』をクリックして画面を切り替えます。
ウィザードモード2は一人一人にカスタマイズしたメッセージを作成するモードです。

3. ウィザードモード2の概略

ウィザードモード2はキーワードを埋め込んだ文章と表形式にまとめられた配信リストから、受信者一人一人に対してカスタマイズされたメッセージを生成します。下図がウィザードモード2のスタート画面です。
たとえば、一人目は、『中山様、こんにちは』、二人目は『下草様、こんにちは』と、受信者ごとの名前を埋め込むことが出来ます。

操作の流れは、

  1. タイトル、本文を入力
  2. 配信アドレスインポート(省略可能)
  3. 送信(テストモード)
  4. 送信(本番モード)

となります。この他、配信アドレスとメッセージに埋め込むキーワードをエクセルなどのワークシートプログラムで準備する必要があります。以下は進め方の一例です。

まず、『スタート』ボタンを押して新しいメールマガジンを作成します。

4. 新規レコード作成

最初の画面はウィザードモード1とほとんど同じ(下図赤枠部分)ですが、右側に『キーワード一覧』というパートがあります。赤枠部分には、タイトルとメッセージを入力します。

5. メッセージの作成

メッセージを入力するにあたり注意事項があります。赤枠の部分をご覧下さい。同一文章を送る場合と異なり、カス タマイズしたい部分に キーワードを埋め込みます。たとえば、『×× 様』としたいところは、『%%name%% 様』とします。送信する段階で、『%%name%%』を実際の宛先の名前と置き換えます。(説明では%%で囲まれた文字列を例として使用しています が、本文中で使われない記号なら何でも構いません。例)__name__ や <<password>>など。)

6. 置き換えキーワードの編集

メッセージの準備が出来たら次はキーワードの編集です。
キーワードは初期設定値が自動的にコピーされますので、文中のキーワードにあわせて修正を行います。


初期値


変更後


 

これで本文とキーワードの対応準備が出来ました。(下図)

『次へ』ボタンを押して次のステップに移動します。

 

7. ワークシートのインポート

下図、上の『読み込み』ボタンを押すと、ワークシートを読み込むことが出来ます。下の『情報を見る』ボタンは読込済みデータを表示・修正ためのものです。2回目以降のメールマガジン発行で配信リストやカスタマイズ項目に変更がない場合は、特に利用する必要はありません。

『読み込み』ボタンを利用した場合、保存されている配信リストはクリアされます。

8. データの読込み

上図に対応したワークシートの例です。
一番左側の列がメールアドレス、次から順に、%%name%%に対応した名前、%%id%%に対応したアカウント、%%pass%%に対応したパスワード となっています。

エクセルで作成したワークシートの例
これを読み込む例を説明します。
まずは、ワークシートをCSVテキスト形式で保存しましょう。

 

9. 取り込みフォーマット

MM Driverの読込可能なファイル形式は、下図のようになっています。一般的にはコンマ区切りテキスト(CSV)、タブ区切りテキスト(TSV)、SYLK形式あたりを用いるのがよいでしょう。

 

10. 取り込みフィールドの対応

データを取り込む画面です。左側のデータが右側(赤枠)のフィールドに対応します。これは、前の画面のキーワード一覧と次のように対応しています。

青枠の部分は、読込オン・オフが可能、赤枠の部分は並べ替えが可能です。(操作に慣れてくればユーザー手持ちのファイルのフィールドをあらかじめ並べ替えておくのではなく、取り込み時に並べ替えることもできます。)

11. ワークシート

MM Driverに取り込んだデータは下図のように表示されます。
『表示切替』ボタンにより、1行または2行のフォーマットを切り替えることが出来ます。

読み込んだリストに不具合がある場合は、直接修正することが出来ます。修正箇所が多い場合は、修正するよりも『配信リスト読込』ボタンを使って再度データをワークシートから読み込む方が楽かもしれません。このとき、前回読み込んだデータは消去されます。

 

12. テスト送信

配信リストの取り込みが終わったらいよいよテスト送信です。『テスト送信』ボタンを押してください。このとき送信される宛先と内容は、取り込んだワークシートの内容ではなく、テスト用に準備されたアドレスとデータとなります。テスト用アドレスとデータは設定画面で編集できます。
<注意>
この例ではMacOS XのApple Mailを使用して送信しますので、まず、Mailをオフラインモードに切り替えることをおすすめします。オンライン状態では、『テスト送信』と同時にテ ストメッセージを送信されます。(テストモードですからそれでも構わないのですが、操作に慣れる前は本番送信時に一旦送信トレーの中身を確認することをお すすめします。)OutlookExpress for MacやEntourgeを使う場合は、オンライン状態でも一旦送信トレーに蓄積されますので、その後で手動で送信操作を行ってください。

 

13. テスト送信終了

テスト送信が終わったら、実際に送信が終わったメールマガジンを受信して内容を確認します。文章のフォーマットやキーワードの対応に問題がなければ、次の画面で本番送信です。
問題が見つかった場合は、前の画面に戻るか一旦キャンセルして始めからやり直してください。(配信リストは保存されていますので、情報に問題なければ次回は再読込することなくそのまま使えます。)

14. 本番送信

『本番送信』ボタンを押して、送信を行ってください。
Apple Mailの場合は、送信アカウントを確認し、一旦オフライン状態にすることをおすすめします。

15. 送信終了画面

メールマガジンの発行通数、パソコンの処理能力にもよりますが、この画面が表示されるまで数分から10数分掛かる場合があります。
この画面が表示されたら、メールソフトに切り替えて送信トレーのメールを送信してください。

16. 結果確認

送信結果を確認してください。
左側のフィールドにメールアドレスが残っている場合は、通数制限により送信されなかったアドレスです。右側のフィールドがメール送信されたアドレスです。

これでウィザードモード2の送信は終了です。