WordPress用MySQLデータベースのセットアップ
WordPress はコンテンツを保管するためにMySQLデータベースを使用します。MySQLアプリケーションは前の作業でインストールしましたので、次のステップでデータベースを使える状態にします。
MySQLデータベース起動と初期化
以前のステップで /etc/rc.conf に「mysql_enable=”YES”」と記述済みなので、
# /usr/local/etc/rc.d/mysql-server start
と行うことで初回にデータベースが初期化され、MySQLサーバーが起動します。
データベースの設定
次のコマンドで、データベースをアクセスできる管理ユーザーアカウントを登録します。このアカウントは、OSのアカウントと名称は同じですが管理は別物になります。
次のコマンドを発行するとパスワードを求められますので、ここで設定します。
mysqladmin -u root password New password: Confirm new password:
これまでの作業でようやくMySQLサーバーにアクセスできるようになりました。
MySQLはコマンドラインからコマンドを入力するタイプのデータベースであるため、正直なところコマンドラインからデータベースを使うのは大変面倒です。世の中にはありがたいツールがあるもので、グラフィカルインタフェースのわかりやすい操作をMySQLのコマンドに変換してくれる phpMyAdmin があります。以前のステップで、phpMyAdmin が使えるようになっていますので、phpMyAdmin にアクセスしてみます。アクセスできない場合は、/usr/local/www/phpMyAdmin/ 以下が www グループに所属するように、
chgrp -R www /usr/local/www/phpMyAdmin
を行います。
phpMyAdmin を使う
http://サーバーのホスト名またはIPアドレス/Database/
FreeBSDのPortsからインストールすると、なぜかグラフィックスアイコンが表示されませんが、動作には影響ありませんので、無視して続けます。
mysqladmin コマンドで設定した root アカウントでログインします。
phpMyAdmin で行う作業は、以下の2点です。
- WordPress用データベースを作る
「db1」というデータベースを作成します。 - データベースをwordpressアカウントからフルアクセス出来るようにする
作成したdb1データベースはrootユーザーのものですので、新しくMySQL内アカウント「wordpress」ユーザーを作成し、このwordpressユーザーがdb1を完全にコントロールできるようにすべての特権を与えます。
データベースを作る
データベースを新しく作るには、データベースタブ(メニュー)を使って、以下のようにデータベース名を入力した後、作成ボタンを押します。
ここで入力した「db1」が wp-config.php の中に設定するデータベース名になります。
データベースの作成に成功すると、データベース一覧に、今作成したデータベースが表示されます。この時点では、このデータベースを使えるのは、root のみですので、次のステップでwordpressユーザーの登録とアクセス特権の設定を行います。
db1をチェックして、「特権をチェックする」を押します。
次に、ユーザーと特権を設定します。
wordpress ユーザーを追加
ここで入力するユーザー名とパスワードが、wp-config.php に設定するデータベースのアカウント情報になります。
ユーザー専用データベースのチェックボックスは空欄にしておきます。
グローバル特権に関して「全てチェックする」を押して、全特権を与えます。
「実行」ボタンを押して設定を完了させます。
次の画面が現れて、phpMyAdminで行う作業は終了です。
完了
この時点で、WordPress向けに作られたレンタルサーバーと同じことが出来るサーバーが出来上がりました。
あとは、wordpress をこのサーバーにアップロードして、wp-config.php を編集すれば WordPress サイトの構築を開始できます。
ただし、出来上がったと言っても、WordPressをインストールして使えるようになっただけで、本番サイトにアップする前のテストサーバーとしてや、組織内ツールとして利用できるレベルで、利用者が限定されたネットワークで利用できるレベルです。不特定の人へ公開するサーバーとして使うには、このあとでロギング、アクセスコントロール、ファイヤーウォールなど様々な安全に利用するための機能設定が必要になります。
関連項目