フォームカッターとは、
フォームカッターは、WebページのアンケートフォームやメールフォームCGIを利用してサーバーから送信したメールから、効率よく集計項目情報を抽出するためのユーティリティーです。
通常アンケートフォームを利用する場合、
- サーバー上でデータを保存し、アンケート終了後に結果ファイルをダウンロードする
- アンケート入力ごとに電子メールでデータを送り、サーバー上にはデータを保存しない。
のいずれかの方法を採用することになります。集計を考えるとサーバー上でデータを保管した方が楽ですが、セキュリティー上の不安があります。何らかの事情によりサーバー上に個人情報を保存してはならないような、倫理的なルールがあることもあり、技術的にはデータを保管可能にもかかわらずメールで送信しなくてはならない事情がある場合もあります。
このユーティリティーは、入力一件ごとにメールを送るタイプのアンケートフォームの集計を簡単に行うためのものです。
切り出した項目は一覧表示したり、Microsoft Excelなどの表計算ソフトで読み込み可能なファイルとして保存することができます。
アンケートフォームサンプル
次の例は、kent-webさんの Postmail CGI を使用してアンケートフォームを作成したものです。
kent-webのアンケートメールを使用したフォームのサンプル
たとえば、次のアンケートページを設置したとします。
送信ボタンを押すと、入力データが指定したアドレスにメールで届きます。
アンケート回答メールサンプル
アンケートメール回答サンプル
回答項目と回答が
「キーワード1 = 」「入力データ」、「キーワード2 = 」「入力データ」、、、、、
という書式で届きます。(下線部分がキーワード)
このメールは自動送信でお送りしています。 以下のとおりフォームメールより送信がありました。 ──────────────────────────── ▼送信内容 ──────────────────────────── <途中省略> シリアルリスト = ZziJr5gqfGTBeC P2qOr63mpKfzP2 再生機器 = iPod その他再生機器 = ネットウォークマン カテゴリ = コメディ 音楽 視聴場所 = 自宅 職場 好きな番組 = 1. TBSラジオの「小島慶子 キラ☆キラ」がおすすめ。 曜日ごとに異なるパーソナリティーと個性豊かなゲストが登場。 <以下省略>
メールが届くたびに、マウスのコピー&ペーストで表計算ソフトに貼り付けて集計していたら、日が暮れてしまいます。何よりも、間違いが発生する可能性が高まります。
抽出結果サンプル
フォームカッターを使えば、
- 届いたメールを全部選択して、コピーする。
- ユーティリティー内のワーク領域に貼り付ける。
- ボタンを押す。
という操作で、1件の処理が終了します。
フォームカッターを使用して、エクセルシートとして保存した例
上記 1-3 の繰り返し集計作業が行いデータ入力が終わったあとで、エクスポート処理すれば簡単に表計算ソフトに取り込むことができます。