追加パッケージのインストール
ports サーバーからパッケージをインストールする
wordpress を動作させるのに必要なパッケージとインストール作業に必要なツールをインストールします。
- Apache 2.4 : Webサーバー
- PHP5.6 : 言語
- MySQL 5.6:バックグランドで動作するデータベース
- mod_php56:Apache WebサーバーとPHPを接続するモジュール
- php56-mysql: PHPとMySQL を接続する拡張モジュール
- phpMyAdmin: MySQLデータベースをWebブラウザーから操作するためのインタフェース
- wget: コマンドラインからHTTPサーバー上のファイルをダウンロードするためのツール
作業はシステム管理者 root で行います。コンソールから root で直接ログインするか、リモートから staff アカウントでログインした後 root に権限昇格して作業を行います。
# pkg install apache24 mysql56-server phpmyadmin mod_php56 php56-mysql wget
以上のコマンドを発行することにより、必要なファイルをインストールすることが出来ます。
(このページを更新する前のドキュメントでは pkg_add コマンドを使ってインストールを行う手順を記述していましたが、FreeBSD のメンテナンス方法が pkgng へと更新され、pkg コマンドによるバイナリーインストールを用いて依存関係があるパッケージを、ほぼ自動で初期インストールすることが出来るようになりました。)
mod_php5 について
Apache から PHP 言語で書かれたページを表示するために、以前は php5 のオプションとして接続モジュールが用意されていましたが、これが mod_php5 として独立したモジュールに変更されました。
残念ながらmod_php5 のパフォーマンスは、従来の php5 のオプションビルドと比較して非常に悪いもので、単位時間に処理できる接続数が 1/3 程度に減少している模様です。別の言葉で表現すると、phpページへのアクセスが集中すると、途端にサーバーパフォーマンスが低下します。
これに伴い、以下の手順が不要になりました。
残りのパッケージなどを手動インストールする
次に、ApacheからPHP言語を使うためのモジュールを追加インストールします。
# cd /usr/ports/lang/php5 # make config
APACHEにチェックを入れる [x] APACHE Build Apache module OKを押して終了
# make && make deinstall reinstall clean
続いて、PHPからMySQLを使うための拡張モジュールをインストールします。
# cd /usr/ports/lang/php5-extensions # make config
MYSQL にチェックを入れたあと、OKを押して終了 [x] MYSQL MySQL database support
# make install clean
サービス起動準備
/etc/rc.conf に、追加したサービスパッケージを自動起動するためのスイッチを追加しておきます。
# http server enable apache24_enable="YES" apache24_http_accept_enable="YES" # MySQL mysql_enable="YES"
これで、サーバーを再起動した場合に、追加したアプリケーションが自動起動するようになりました。
関連項目