NHKプラスが終了し、NHK One が始まり、再度、NHK One用アカウント登録が必要になりました。私は、NHK Oneがスタートして1時間くらいで無事に移行できましたが、移行アカウント確認用二段階認証メールが届かないという人がたくさんいるようです。
それで思い出しました。私が @nifty で受信したメールを Outlook.com へ自動転送していますが、そのうち一部が消えてしまうという現象が発生しています。この件をメモに残しました時点では、現象は確認できたものの、理由がわかりませんでした。
その後、理由がわかったので、このタイミングで、それを記録に残すことにします。
Outlook.com へ自動転送しているメールの一部が失われるのは、Outlook.com メールサーバーの仕様変更のせいだとわかりました。恐らく送信元に戻っているんでしょうが、私には不達メールとなって送信者に戻ったメールを見ることは出来ません。本当に戻っていったのか?どこかの迷惑メールフォルダーに入ってない?って。
そして、自分が自動転送しているメールの他、私が使っている@Outlook.com、@hotmail.com ドメイン宛に送ると不達メールとして戻ってくるという人がいることがわかりました。無くなってはいなくて戻っていることが確証できました。
決定的だったのが、不達になった自動転送メールが私のメールアカウント宛にも戻ってきて、エラーになる理由がわかりました。以下は、povo.jp から送られてくるメールの転送が私に戻ってきたメールヘッダーに含まれていた文。
「SMTP; 550 5.7.515 Access denied, sending domain EMAILS.POVO.JP doesn’t meet the required authentication level. The sender’s domain in the 5322.From address doesn’t meet the authentication requirements defined for the sender. 」
そして、「https://go.microsoft.com/fwlink/p/?linkid=2319303」を見ろと。
見てみると、
- Outlook.com へ大量(と言っても、5000通以上)のメールを送ってくるドメインは、メールヘッダーに認証データを含んでいなければいけないというもの。(この5,000という数が、一日当たりなのか、一週間なのか、一か月なのか、それとも1時間なのかはわからない。)
- しかも、送信ユーザーじゃなく、ドメインで判定される。
ということ。そうすると、メールマガジン、業務連絡、メーリングリスト的な使い方をしているユーザーがいるプロバイダーや組織からのメールは高確率で、大量メール送信者とみなされるわけです。
回避策は、メールヘッダーに認証データを含ませることですが、それはただ連絡を受け取るだけのユーザーには不可能で、あくまでもメール送信者側のメールサーバー管理者が行わないと解決しないってこと。
そして、私のようにメール自動転送していると、転送時点でメールヘッダーが増えるので、認証データが転送先に伝わるのかどうか不明だし、転送の段数が増えると経由するプロバイダーが増えるので、認証データが次のプロバイダーのものと比較される可能性もあり、どんどん不確実になります。
Outlook.com が要求するメールヘッダーは、上記URLの情報の中に書いてあります。
大量に迷惑メールを送信するクズどものために、電子メールがどんどん使いづらくなってきています。
NHK Oneの認証メールが不達になっているのは、Outlook.com 以外の複数プロバイダーのようですから、その不達返信メールを見てみないとわかりませんが、ドメイン認証関係じゃないかな~。