日常的にスマートフォン上でウェザーニュースアプリを利用しています。
天候が安定している既設は、大変正確なので便利に使えます。にわか雨やゲリラ豪雨が予想される夏場の雨雲レーダーはほとんどあてになりませんけど、それでも割と便利です。(土砂降り10分前に突然雨予想を出されてもね~。雨が強くなる地区も微妙に違うし、夏場のレーダーはあまり役に立たない というのが私の感想。)
精度を上げるためにウェザーニュースが行っているのが、空を映すライブカメラの配布、または販売。ウェザーニュースアプリで2,000ポイント貯めるとライブカメラをタダでもらえる。日本全国にソラカメが沢山設置されると、天気予報精度があがるかもしれないので、過去1年半、防犯カメラを設置し続けてきた私も、試しに一台、協力することにしました。ウェザーニュースSORASHOPで購入しました。(ポイントでもらうという手もあるんですけど、なんかいろいろルールが付いてくるのが嫌でやめました。)
カメラの価格が 3,980円、プラス送料が800円(佐川急便)で、合計4,780円。
家庭用の防犯カメラと比較して、屋外設置前提のカメラなので、送料を含んだ価格としてもお買い得。
元は、ATOM CAM2 という普通の防犯カメラらしいので、防犯カメラと空観察を兼用できるかと思ったのですが、残念ながらそれは無理で、空観察専用ということになりました。(ソラカメとして使うか、やってないけど、同梱されているカメラの説明書通りにセットアップして防犯カメラとして使うか だと思います。)
広角固定カメラですが、手動で上下左右にある程度角度調整できます。カメラ底部が磁石になっているので、鉄フレームがあれば、磁力で接着することもできますが、その場合視野角調整は一軸方向だけになります。
セットアップガイドのとおりに初期設定を行うと設定は簡単に行えますが、家庭用防犯カメラと異なり、自由に制御できるわけではありませんでした。SDカードスロットは付いているものの、SDメモリを入れても意味はなさそうです。
私は、二階の窓の手すりにロックタイ(結束バンド)で取り付けることにしました。この位置が恒久運営場所となるかどうかは不確定なので、とりあえずベルトは一巻きで固定。
我が家は古い日本家屋なので、窓の手すりから上に向けすぎると軒下が映り込み、下を向けると一回の瓦屋根が映り込む。更に、目の前に道路や民家や農地があり、映像を見て気象状況がわかるように空と地形をバランスよく映り込ませるカメラ角度が非常に狭い。さらにレンズが広角なので、映したくないところまで歪んで映り込んでしまう。民家がある場所に設置するには、プライバシーを侵害で公開拒否されないよう狭い範囲に向ける必要があります。カメラ所有者や設置場所も簡単に判明するのは良くないので、そこも考えないといけません。空が広く見え、周囲のプライバシーが侵害されない角度って本当に狭い。設置済みユーザーの映像を見ると、プライバシー侵害はないけど、空しか映っていなくて、(ウェザーニュースの役には立つのでしょうが)他人が見て何の面白さもない角度に設置されているものがたくさん見受けられます。そういう角度にはしたくないので、角度調整はとっても重要。
ソラカメとして使うと、制御アプリは ウェザーニューズ アプリを使うことになるのですが、ウェザーニュースアプリはカメラ管理アプリではないので、角度調整中も含めて自分が設置したカメラを自由に見る方法がありません。映像は、一旦ウェザーニュースが使っているAmazonのサーバーに送られ、数十秒の遅延の後、スマートフォンに戻ってきます。しかも頻繁に切れる。この角度だと向いの民家の庭が映るから、もうちょっと上を向けようとカメラの角度を調整しても、スマートフォンのが拡張性画面には、リアルタイム反映されない。30秒くらい待ってようやく「画角が変わったかな?」となるか、ストリームエラーとなるか。なので、画角を変えると、一旦、角度調整画面を終わらせて、再度、角度調整ボタンと再生ボタンを押して、しばらく待つ のが安全。これはカメラ設置時に非常に不便。30分くらい角度調整をする羽目になりました。サクッと調整できるモードはなかったのか!?イライラ。
その結果、暫定的ですが、こんな感じでカメラを設置しました。
本当は、カメラの足を畳みたかったのですけど、(軒下を映さないよう)レンズを少しでも前に出したかったので、現時点ではこれで調整完了。これで、一般公開申請しておきました。
映像もここに載せたかったのですが、一般公開申請すると、結果がわかるまでカメラ映像にアクセスできなくなります。がっくり。
翌日、ウェザーニュースアプリを見てみると、カメラ名がダメだとメッセージが入っていました。住所が入っていないとダメなんだそうです。
それを修正して、再び一般公開申請。
翌日、再びダメ出しメッセージが入りました。
画角調整ボタンを押して、しばらく待って表示される 再生ボタンを押して、更に待ち時間があって、ようやく遅延したカメラ映像を見られるようになる。その画面右下に民家の一部が映り込んでしまうのがまずいんだって。
レンズを左に振ると、今度は左側の民家が入り込むわけ。上を向けると、軒下が大量に映り込む。
またまた一時間くらい掛けて角度調整ですよ。ストリーム映像を流しっぱなしにして、遅々として進まない角度調整をしていると、スマートフォン画面に 「ストリーミング再生に失敗しました エラーコード:25」とか「エラーコード:16」が頻発。
そのたびに最初からやり直し。イライラしてきます。まじめに、ウェザーニュースライブカメラ一般公開はやめて、ATOM CAM2として使おうかと何度も考えました。恐らく、ATOM CAM2アプリで、角度調整して、その後工場リセットしてウェザーニュースアプリと接続し直した方が早かった気がします。
それでも我慢して、調整を繰り返し、妥協した画角が以下。
カメラを多少上向きにして左に首を振ったら、水平線が無くなりましたけど、とりあえず、空、山、地面が画面に納まり私にとって少しは納得できる空観察ができる視界になりました。ウェザーニュースから見ると、近所の家庭からクレームが来ないで、空の映像が入手出来ることで、私の満足なんて眼中にないのでしょう。
これで再度一般公開申請して、3日がかりでウェザーニュースアプリのレーダー ライブカメラ画面にスポットが表示されるようになりました。下図。しかし、カメラ所有者(私はお金を払って買ったのだよ!)でさえ、カメラ映像にリアルタイムアクセスできないし、無料会員では1分ごとのタイムラプス映像10分間分しか見ることが出来ないというのは、かなり腹立たしい結果。
ここで表示される気温や湿度、風向きや風速はカメラに内蔵されている測定器で計測しているのか?それとも、気象データから推定した数値なのかがわからない。
電源とWiFi電波を確保でき、もっと楽しめる位置を発見出来たら、カメラを引っ越ししたいと思っています。問題は、カメラの広角性。設置してみないとご近所さんの家屋が入り込むかどうかがわからないですからね。映り込んでしまったら、レンズ側にマスキングテープでも貼ろうかしら?画角調整に遅延が無いなら、自分好みの視野に調整した後、プライバシー問題になりそうなオブジェクトの位置を、レンズに一部をマスキングすることで、対策するのが簡単だと思います。しかし、ウェザーニュースアプリから調整するしか無い場合は、苦痛を伴う作業になること間違いなし。今、カメラを真南に向けているので、できれば天気が変わる西側でいいポイントを発見したいところです。または、4台まで管理できるそうなので、西側を観察できるよう、もう一台調達するか。西側は南側よりも民家だらけなんだよね~。




