防犯カメラ:畑の監視にTP-Link Tapo C420S2/A を設置

自宅周りへの防犯カメラ設置が一段落し、ようやく1年前から計画していた自宅近くの畑(電源なし)にも防犯カメラを設置しようとし動き出しました。

目的は、獣害対策。

一年前に設置しようと調達していたカメラは、TP-Link Tapo C420S2/A というもの。

カメラは無線LANタイプですが、WiFiアクセスポイントと接続するものではなく、Tapo専用無線HUBと接続するもの。HUBは有線LANと接続しないといけません。C420S2/A はカメラ2台に対してHUBが1個付いてくるだけなので、2台のカメラはあまり離した場所には設置できないということになります。そして、カメラにSDメモリスロットは付いておらず、HUBにSDメモリスロットが付いていて、映像はカメラではなくHUB側のSDメモリに録画されることになります。万が一カメラが壊れたり盗まれたりしても、映像は無事ってこと。
極力電力を使わない仕様のため、説明書によると、バッテリーフル充電状態からバッテリーだけで約1か月監視ができるくらいの省電力設計とのこと。
とはいえ、月に一度バッテリーを充電しなくちゃいけないというのは面倒。ソーラーパネルも購入しました。

充電切れになる前に、電池を取り出して、家で充電するという手はありますすが、毎回取り付けネジを緩めてキャップを外すということは、毎回視野調整をしなくてはならないことになります。または、モバイルバッテリーをカメラ近くに持って行き、USB充電ケーブルを接続するか。どちらも面倒でしょ!ということで、カメラごとごとにソーラーパネルを付けることにしました。

方針は決めたものの、畑ってただの平地なので、カメラを取り付けられる柱なんてありません。
この点に一番頭を悩ませました。

ポールを立てる必要がありますが、どんなポールにすればいいのか?

物干し台を買ってきて、その支柱を使うか?

竹を切ってきて、畑に埋めるか?

竹じゃなく、ホームセンターで単管パイプを埋めるか?

防犯カメラって、設置した後、レンズに汚れが付いたり、蜘蛛の巣が付いたり、掃除やメンテナンスが必要になります。特に夏場は蜘蛛の巣が大変。防犯カメラって、夜間、人間の目には見えない赤外線ライトを発光していて、これが虫には見えてしまうようで昆虫などが寄ってきます。そうすると、昆虫を食べたい蜘蛛もやってきてライト近くに巣を張る。それが暗視映像に映り込んで、誤検出したり見にくい映像になります。
単純に長い竿に防犯カメラを取り付けた場合、メンテナンスするために毎回脚立が必要になってしまいます。固い地面なら脚立も安定しますが、畑の土の上に脚立を置いて上に立つのは嫌だ!

近くのホームセンターに立ち寄るたびに、何かいいものはないかと建築物資と園芸資材を眺めて約半年、ついにいいものを見つけました。

単管パイプと同じ径の、木製杭。1.8m 長のもの。1.8m長のものを地面に埋めると、地上部分は1.3m程度になるので、これだけだと低すぎる。2本買って、単管パイプを接続する金具で継ぎ足せば、2m以上の高さに出来そう。
木製なので、カメラ固定用の平板を杭にネジ留めすればいいんじゃないか?ということで、木杭を調達してきました。1.8m x2 で支柱を立てる予定でしたけど、とりあえず1本、畑に持って行ったところ設置予定場所に金属杭が何本かあって、木杭を打ち込んだ後、それに結束バンドでがっちり固定すれば一段目として十分そうなので、2段目は1.2m の木杭にすることにしました。
また、畑は夜間全く照明がなく、今まで不便と感じていたので、ついでにLEDセンサーライトも取り付けることにしました。

木杭に板を取り付けたり、センサーライト取付用の棹を締め付けるのに少し手間取りましたけど、無事に設置できました。(テスト運用中。)

木杭先端にtapo c420 とLEDセンサーライトを取り付けた

木杭と木杭はジョイント2個で接続しています。

単管パイプ用のフリージョイント

ジョイントはフリー回転ですが、2個で固定するので、垂直固定できます。
蜘蛛の巣を掃除したり、カメラの視野を変えるためには、踏み台で作業できます。大規模メンテナンスが必要なら、ジョイント締め付けはM17ボックスレンチで緩めて上側杭だけ自宅に持ち帰れば詳細メンテナンスができると考えています。
ジョイントの間隔を縮めたり、もう少し高さを稼ぐこともできそうですが、とりあえずはこの位置で運用してみようと思っています。台風でも大丈夫だとは思いますが、危ないようなら、一時的に撤去も可能。

続いて、バッテリーの話。

カメラ設置は夕方に行ったので、当日はソーラーパネルによる充電はできませんでした。雨上がりだったし。
設置後にカメラの設定やテストを行ったので、太陽が昇る前は80%以下に低下。
翌朝、太陽が出た時の天気は良くなかったけど、午前中だけでバッテリーレベルは100%になったようです。ソーラーパネルは東側を向いていないし、角度調整もまだ行っておらず、夏用の角度ですが、気が付いたら100%になっていたという感じ。ソーラーパネルの発電効率は高性能です。太陽高度が低くなる冬になるまえにソーラーパネルの角度調整を行おうとは思いますが、夏場の昼間はリアルタイムモニターしていても、バッテリーレベルの問題はなさそうです。

そうそう、バッテリー充電のためのソーラーパネルですが、夏場の太陽高度に合わせた角度にしておくと、降雨時パネル内に水が溜まってしまいます。カメラ設置直後降雨があり、ソーラーパネルの角度調整もそこそこに引き上げ、翌日、ちゃんと角度調整しようとソーラパネルを動かしたら、大量の水がボトボトボトとフレーム端から出て来ました。Tapo A200ソーラパネルは夏場じゃなく、冬場の太陽高度に合わせて設置し、内側に水が溜まらないようにするべきだと学習。

tapo C420 ソーラー充電グラフ

設置は出来ましたが、本来の目的は夜間畑に入ってくる野生動物がいて、それを検出・撮影することが出来るのか?(そもそもネットを張っている畑に野生動物が入ってきているのかどうか確証がある訳じゃないのですが、)何かが記録されるのが楽しみです。

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