雑木、おそらくエノキ、のこぎりで駆除

雑草の成長が活発になる今の時期、草刈り作業などの大忙しです。
私の住んでいる地区は、自宅の畑以外に居住者がいなくなった家の関連する土地もボランティアで除草しないと、放置しておくと大変なことになります。

小道の脇に毎年生えてくる、緑の雑木。毎年、草刈り機で枝をカットするのですが、全然効果なく、毎年復活してきます。

毎年カットする道端の雑木。恐らくエノキ。

見ているだけならかわいい葉っぱですけど、恐らくエノキという樹木。放置しておくと巨木になり、手が付けられなる木です。成長前でも下写真のラインのように、岩が押されて赤線の分、外側にせり出してきています。このまま放置すると岩が落ちる。

毎年カットする道端の雑木。恐らくエノキ。樹木の圧力で、崖を構成する岩がずれてしまう。

拡大したのが下図。

毎年カットする道端の雑木。恐らくエノキ。樹木の圧力で、崖を構成する岩がずれてしまう。

同じ種類のエノキが、小道のところどころに散在していて駆除したいけど、枝を全てカットしても、翌年には復活してしまう。植物は強い!
検索してみると、何通りか方法が見つかりました。

  1. 薬剤を使って枯らしてしまう。
  2. 機械や工具を使って抜き取る。
  3. 新しい芽を出せないようにカットする。

自分の土地なら、お金をかけて駆除するのも無理ありませんが、なぜ、他人の土地や自分が通らない子未知のメンテナンスに自分のお金を費やす?薬品は却下。
崖を切り崩して、根こそぎ掘り出しても崖を元に戻せなくなるので、この方法も却下。
新しい芽を出せないようにカットすれば、時間を掛けて死んでゆくようなのでこの方法を試すことにします。

簡単に書くと、「シカ害」の応用です。シカに樹皮を食べられてしまった樹木は立ち枯れしてしてしまいます。途中の樹皮をきれいに剥がしてしまえば、枯れちゃうわけです。
更に、このエノキ、枝だろうが幹だろうが、カットされると、カットされた先端部分の樹皮から枝を2本延ばす性質。(下写真。赤の位置でカットされた後、カットされた位置の樹皮から2本の新しい芽を出し、再び成長して行っています。)カットした後、カットした位置の下の樹皮を向いてしまえばいいことがわかりました。

枝を切り取られたエノキは、切り取られた先端部分から2本の新しい芽を伸ばす

もう一つの方法は、樹木の生長には、空気、水、光が必要。いずれか一つを断てば、新しい芽は出せない。屋外なので空気と水をカットするのは無理。光をカットするのは出来そう。
枝と幹をカットした後、缶詰の空き缶を被せておけばいいんじゃないかと考えました。

エノキが小道の崖の側面に生えている場所は数カ所あるので、2か所で試してみます。

一番上のエノキ、見えているところは草のようですけど、よく見えるように下に生えている雑草を焼却しよく見えるようにしてみると、次のようになっています。そして、この位置にあったはずの石が無くなっています。

エノキの幹の部分

一番下、左側に伸びている枝の下で、幹をカットしました。

エノキの幹をカット。

放置すると、図の黄色いラインのように2本の小枝を伸ばしてくるはずなので、それができないように樹皮の下層まで養分を運べないよう分断処理しました。

樹皮の上部に溝を入れた。

手前側は鋸で樹皮の下まで切りこみを入れられるのですが、見えない奥側の樹皮カットをどうするか?
ハンドチェーンソーを使いました。

対象物先端をカットするのはちょっと難しいけど、少し内側に切れ目を入れるにはこういう道具でもあると便利。

更に、缶コーヒーの空き缶を切り株に被せます。(樹皮を処理したので、空き缶はいらないかな~?)

空き缶をエノキの切り株に被せて光を断つ

このまま1年くらい放置した時、切り株はどうなっているか?

もう一か所の切り株も処理しました。こちらは、切り株先端部分の樹皮を広い範囲で取り除き、空き缶は被せずに放置します。

先端部分の樹皮を取り除いたエノキ果たして、これで雑木が枯れて芽を出さなくなってくれるか?

これら駆除中のエノキの様子は時々チェックするようにしたいと思います。この2本で終わりじゃなく、数m離れた位置にも雑木が点在しているので、まずは木の状態が見えるようにして、今後も同様の対処を行ってゆきたいと考えています。

今回の労力を考えると、薬物を使うのが楽なのかな~?(効果を知るために一度は使ってみたい。)とは思うものの、できるだけ薬物に頼りたくないのでね。

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