マキタ充電式刈払い機:MUR186LDRF自己メンテナンス

2019年から、マキタの充電式草刈り機 MUR186LDRF というモデルを使用しています。

メンテナンス個所が無いので、使ったら保管してまた使うという感じで雑に使っていました。最初の頃は使い終わったら、雑草の欠片をふき取るくらいしていたんですけど、掃除しても使用する度に(当然)汚れるのでその後は使いっぱなしという感じ。ヘッド部分やプロテクター部分には、刈り取った草の汁が乾いたものが蓄積されてしまいます。MUR186LDRF ヘッド部分が相当汚れた

前々回使っていた時、手に振動を感じるようになりました。この症状はセンターがずれた時によく発生するので、チップソー固定が緩んで、中心がずれたかのかな~と、前回、草刈り作業前にチップソーを交換して作業したのですが効果なく、ポール全体に振動が出ている感じ。
症状を検索してみたものの、明確に同じ症状の案件は見つかりませんでした。モーターと噛み合うギアが摩耗すると異音が出たりチップソーが回らなかったりする現象があることがわかりました。Youtube動画を見た感じでは、カバーを外して掃除するのは簡単そう。ギア部分にグリースを付ける映像もあったので、私も同様のメンテナンスをやってみようと、簡単にヘッド部分を掃除をした後、チップソー駆動用カバーを外してみました。

以下の写真のように8カ所のネジで固定されているだけで、ネジを緩めて抜けば簡単に開けることが出来ました。一か所、プロテクターの下にネジ穴が隠れているので、プロテクターを外すか緩める必要がありました。

 

MUR186LDRF ヘッド部分のカバー固定ネジ位置

雑草の欠片がモーター冷却用のスリットから大量に中に入り込んでいました。

MUR186LDRF ヘッド部分を開けた

問題のギア部を拡大してみると、ホコリが入り込み、油分がほとんどなくなっている感じ。

MUR186LDRF ギア部をチェック

これが振動の原因かどうかはわかりませんが、エアースプレーで埃とゴミを吹き飛ばした後、ギアにグリースを付けて、更に数の赤で囲んだ部分にグリースを補充しました。

MUR186LDRF にグリースを充填どの程度グリースを付ければいいのかがわからず、モーターが回転して温度が上がり、溶けて漏れ出しても困るのでギアとギアの接触部分に常にグリースが付いているくらいにしました。あとは、カバー反対側のスペースに油の塊を何滴か。MUR186LDRF にグリースを充填

そうそう、グリースはホームセンターで、+125℃ までの万能グリースで金属部品用のものを購入して使いました。

この後でケースを元に戻してネジ留め。

チップソーを取り付けてテストしたところ、振動は軽減されていましたが、ちゃんと中心を出して取り付けた場合、低回転ではほとんど振動を感じることが無かったので、やっぱり、経年劣化したのかな~という印象。回転数を中、高と上げていったら、なぜか高で振動をほとんど感じなくなった。う~ん。

本番の草刈りをしたわけじゃなく空回し時の振動なので、実際の草刈りをしてから再度考えようと思います。
数回草刈りを行った後、グリースの消費具合も確認したいところ。赤枠の部分を全部グリースで満たしてもいいならその方が安心です。

今回のメンテナンスは、ヘッド部分の掃除とか、グリースを買いに行ったりとかで、3時間くらい掛かってしまいましたけど、次回は1時間程度で終わるでしょう。充電式刈り払い機でも、ちゃんとメンテナンスしないとね。

もし、現在の同型モデルに買い替えるならば以下。

分割棹でなくてもいい場合は、以下。

2025/05/31 追記:

ギアルームにグリースを入れて、草刈りに出かけました。18V6Ah バッテリーパック2個を使い切るくらいの作業を行ったところ、やっぱり棹に振動が出る。気にしなければ気にならない程度ではありますが、ギアのかみ合わせ部分が摩耗してきているのかも。

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