2020年4月に購入したスーパーカブ110 JA44ですが、シートを燃料タンクに固定するシート下マウントラバーの片側が劣化して、吸着の吸着能力が無くなっていることに気づきました。
シートを持ち上げてみると、右側吸盤に吸着力が無くなっているようです。左側ゴムはまだ破断部分無し。
縁が切れてしまっている。給油の時にタンクから溢れたガソリンに触れて劣化したのかな?と思ったものの、漏れたガソリンはゴムパーツと触れないようになっていて、原因はガソリンではなさそう。
修理は簡単。スーパーカブ の マウントラバーは消耗品なので、通信販売で簡単に手に入る。
過去、スーパーカブ90 HA02 も同様に吸盤が劣化してシートがズルズル状態になり、交換した経験があります。
問題は、HA02とJA44 で、シートのマウントラバー吸盤が同一パーツかどうか?こんなところをモデルごとに別パーツにするとコストが掛かるだけですから同一パーツであるはずですが、実は、角目スーパーカブ90カスタム(C90)とスーパーカブ110 JA44 って、シートサイズが違うんですよ。JA44の方が、シートはちょっとだけ長い。当然シートのパーツも異なる。(以下)
スーパーカブ90 HA02
スーパーカブ110 JA44
そのためか、マウントラバーの取付方向が異なる。方向が異なるだけだと思うんですけどね。検索しても同じパーツが出て来るだけだし。
同一と信じて、パーツ番号「77211-GBJ-830 」を、Amazonで注文しました。複数表示されるパーツの中から価格と納期のバランスが良いものをね。
本日、商品が届きました。JA44 とか 110 という文字はありませんが、サイズは同じに見える。
実際に、劣化したパーツと比較してみたのが以下。
同じということで大丈夫そう。左側の旧ラバーは吸盤が薄くなっていますね。縁が切れているのもわかる。差し込みマッシュルームの形状は同じ。
シートからマウントラバーを取り外すのは、マイナスドライバーを使ってテコの原理で割と簡単に取れますけど、装着が厄介。何もつけないと、全くラバーのマッシュルームが穴に入って行かない。前回は水を使いましたけど、今回は石鹸水を使うことにします。HA02で作業した後、マウントラバーのレビューを調べてみたら、石鹸水を使うのが一番安全そうと感じたので。
使ったのは、以下。ボトルタイプのオフィスクリーナー。アルコールタイプじゃなくて、石鹸タイプ。
これを一枚取り出し、穴の汚れをふき取って、穴の縁に石鹸水を付ける。そして、マウントラバーのマッシュルームヘッドも同様に石鹸水を付けて、乾かないうちにシートに押し付ける。力で押し付ける、押し付ける、グリグリしながら押し付ける。装着感はないけど、手を離しても戻ってこなくなって、シートからの浮きも無くなって固定出来た事がわかります。石鹸水はしばらくすると蒸発するだろうから、抜け易いってこともなさそうです。容器に石鹸水を作る必要もなく、オフィスクリーナーが手元にあったことがラッキーだったかも。
数分格闘しながら無事に装着完了。(以下)
右側が新しいマウントラバー。
左側も高さが無くなりつつあるので一緒に交換してしまおうかと考えたものの、交換済の右側吸盤を機能しないように吸着部分に紙を置いて、左側だけで固定できるかどうかテストしてみたところ、問題なく吸盤が機能していると判明。同じパーツを買ってあるけど、左側は掃除だけして、もうしばらく使うことにしました。
バイクの掃除を含めて30分以内で作業を終了。
マウントラバーの寿命は5年くらいですね。