いまだに初代iPadを使っていますが、昨年(2024年)9月頃から Outlookメールサーバーに、今年(2025年)2月20日頃からは iCloudメールサーバーへもアクセスできなくなってしまいました。
初代iPad、相対的に性能が低くなってしまいましたが、パソコンキーボードとディスプレイの間に置いて、サブ情報を確認したり、小音量でPodcast を流しておいたり、電卓アプリを使ったりするにはちょうどいいので、まだまだ現役で使い続けています。
ディスプレイとキーボードの間へスタンドを置いて立てかけているので、パソコン操作中、あまり視線を動かさずに新規到着情報にアクセスできるのがいいところ。メール本文はパソコンで確認しますが、その前に手元のiPadが反応するのが視界の片隅に入って 何か情報が到着したことを知るのにちょうどいい。
こういう風に便利に使っていたものが、昨年9月か10月頃 Outlook メールにアクセスできなくなってしまいました。事前にMicrosoftから、Microsoftの認証に対応していないメールではアクセス出来なくなる趣旨の連絡を受け取っていたので、Outlookメールを受信できなくなることは知っていたものの、初代iPad用代替アプリは存在しないので、Outlook で受け取っていたメールを iCloud メールに転送して回避していました。
そうしたら今度は、iCloud メールまでアクセスできなくなってしまった!
原因は推測できていて、恐らく iOS 5.1.1 側証明書の期限切れ。メール盗聴される事件が普通なのか(?)大手メールサーバーは暗号化通信を必須にしているのに、クライアント側アプリケーションは更新されないから、証明書期限切れと同時に接続を拒否される。
アプリケーションパスワードなら接続できるか?と、メール受信パラメータを再設定しようとしたら、やっぱりだめ。
暗号化通信を行うためには、証明書が必要で、iOS5.1.1 の初代 iPad の場合、Apple はもう何もメンテナンスしてくれない。
初代iPad がダメなら、iOS9 の iPad2 ではどうかと試してみたものの、ほぼ同じ症状。初代iPad だけでなく、iOS9 以下で打ち止めとなっている、iPhone4s 以下は全滅の様子。
非常に腹立たしい。
幸いなことに、Gmail は、証明書の有効期限が切れていても、サーバーとの接続はまだ拒否されないようなので、メールの転送先を iCloud から gmail へ切り替えて iPad での運用を続けることにしました。2ファクター認証には対応していないので、アプリケーションパスワードは必要になりますけどね。
Gmail以外の解決策としては、回線だけ契約しているもののほとんど使っていないISPのメールサーバーで受信するようにして、POP3で受信するという手はあるんですけどね、IMAPに慣れてしまうと、(IMAP環境があるなら)POPに戻る気がしない。
Gmail まで使えなくなった場合に備えて、回避策を準備しなくちゃいけないと思っているところです。
根本的な原因は、他人のメールをハッキングしようとする犯罪者が増えている事だと想像します。無知なモバイルユーザーが多いから、プロバイダー側はアカウント+パスワードだけでは不十分と考えて、2ファクター認証が求められて、更に暗号化通信のため、クライアント側証明書が更新されないのに、それを必要とするサーバー側と接続できなくする。私にはサービスプロバイダー側の手抜きに見えますけどね。
私は、まだまだ初代iPadを使い続けますよ~。