ずいぶんと久しぶりにメーカー製のタワーPCを買いました。タワーと言ってもHPの EliteDesk 8300 SFFというスリムタワーなので、かなり小型。とはいえ、私がサーバーとして使っているStick PCやRaspberry Pi よりはるかに大きい。
なぜ、HP Compaq Elite 8300 を買ったかというと、過去仕事で使っていたことがあり勝手を知っていたということと、売りだされていたスペックがよかったため。古いとはいえ、Ivy bridge Core i7 で 16GB ＆ビデオアクセラレーターで Win10 Proという仕様。中古パーツで構成を固めるとしても、軽く1万円を越える。これが5千円以下ですからお得。Proライセンスだけでも1万円するわけですからね。
買ったはいいけど、BIOSが2012年バージョンとファームウェアが古い。v02.83
これが悪いってことはないのですが、新しいバージョンがあると、入手可能なうちに上げておかないと、サポートページが無くなった後、何らかのファームウェアバージョンに関係する不具合が発生すると対処できなくなってしまいます。
HPのWebサイトを確認してみると、2019年にリリースされた BIOS v03.08 が存在しているとのこと。(以下)
これをダウンロードし展開し C:\swsetup\SP95971\HPQFlash に含まれる hpqflash.exe を実行。GUIベースのBIOS更新ができるはずで、バックアップ＆更新が進むのですが、PCを再起動してもBIOSバージョンは元のまま。
隣にあるDOS Flashフォルダーには、DOSベース、または、BIOSメニューからのフラッシュ用ファイルがあるので、F10 BIOSから、USBメモリにコピーした K01_0308.BIN から更新しようとしたものの、こっちはROMファイルが壊れているということで、更新が始まらない。
ちなみに、BIOSが本当に壊れているかどうか、certutil.exe k01_0308.bin sha256 でリストしてみたけど、フォルダーに含まれている sha256 チェックサムと一致。ダウンロードしたファイルは壊れていない。
いろいろ検索してみたところ、v03.08 の前に、v02.85 というBIOSがあるとのことで、02.85への更新を試みてみることにしました。
F10 BIOS からの更新を行ってみたのですが、あっさり、v02.85 に上がりました。
まれに踏み台BIOSバージョンが必要なマザーボードがあるので、ひょっとして中間のBIOSが必要なのかな？
更に検索してみたところ、
https://h30434.www3.hp.com/t5/Desktop-Boot-and-Lockup/latest-BIOS-3-xx-for-HP-Compaq-Elite-8300-CMT/td-p/8188934
というページを発見。内容は、想像通り、途中のBIOSバージョンが必要な模様。しかし、その中間BIOSがもう見つからないと書いてあります。一旦、v02.99に上げれば、そこからv.03.xx に上げられるが、逆にバージョンを落とすことが出来なくなるとのこと。設備に使うPCじゃないので、戻しは考える必要なし。
まず、v02.99 をダウンロードする必要がありますが、ソースURLは上記ページに情報があるので、その HPのURLからダウンロード。
https://ftp.hp.com/pub/softpaq/sp73001-73500/sp73099.exe
そして、BIOS更新。
v02.99 になりました。
ここからなら、v03.08 に上がるのだろうか？最初にダウンロードしたアップデートファイルを使って試してみたところ、、、、やったね！上がりました。
HP compaq Elite 8300 SFF BIOS v02.83から v03.08に上げるには、一旦 v02.99 を踏み台にしないといけないというのがポイント。
踏み台 BIOS が必要なら、そういう情報を残してほしいものだわ。
余談ですが、BIOS v03.08 にあがって、BIOS画面が多少変化したものの、具体的に何がいいのかはよくわからない。