Radika : 新規インストールした Windows10に引越し、DirectSound がない!

久しぶりの Radika の話題。2025年に新規インストールしたWindows10 でRadikaを使うとどうなるのか?

Radiko 番組録音には RadikoPad を使っていますが、リアルタイム聴取・録音の Radika HLS も、まだ現役で使っています。番組表に含まれるキーワードで自動録音するには、今でも Radika はとっても便利です。

リアルタイム録音するには、当然、その時にPC電源が入っている必要があるため、私は Intel 製 スティックPCを利用していました。最大消費電力が10Wなので、24時間稼働させても負荷が小さく、ラジオ番組録音には最適。
しかし、Windows10 OSの肥大化によるファイルシステム残量の減少、32bit Windows の切り捨て と将来は明るくない。サポート期間終了が迫っていることはどうでもいい話なので無視するにしても、OS肥大化によるパフォーマンス低下問題は深刻で、代わりになるスペック上位のスティックPCを購入しました。メインメモリ4GB、64GB 内蔵SSD、Celeron N4120 CPU とパフォーマンスは向上しています。残念なことに消費電力はアップしていました。でもまあ、これは仕方ないし、10W→最大15Wなので我慢することにします。ノートPCだと45Wなので、1/3 くらい。

届いたPCのOSは Windows11。
11でもいいのですが、使ってみたところWindows10スティックPCと比べて、動きが重い。OSが無駄に重いし、タスクバーが下部固定。使う気にならないので、Windows10をクリーンインストールしました。Radika の自動録音機能だけが動けばいいのでね。

運用していた Radika フォルダー、これは C:\Program Files にあったものなのですが、引っ越し先を同じ位置づけにしようとしても C:\Program files(x86) になる予定なので、この際、個人フォルダーの下に引っ越すつもりでアーカイブしました。C:\User\me\App というフォルダーを作って、そこにコピー。
録音データファイルは、D: にマップしたマイクロSDカード上だったので、こっちはバックアップせず、そのまま新しいPCのTFスロットに物理的な移動。

これで引っ越し完了!ならよいのですが、まあ、トラブルはつきもの。

radika フォルダーをそのまま引っ越しましたが、radika を起動すると、ラジオ局アイコンが消えていました。これは、聴取、録音とは関係ないので、どうでもいい。続いて、再生してみたところ、音は出ず、次のエラーが表示されました。

Windows10 Radika 22H2 Direct Sound エラー エラーが発生しました。ファイルまたはアセンブリ Microsoft.DirectX.DirectSound Version=1.0.2902 culture=neutral

エラーが発生しました。ファイルまたはアセンブリ Microsoft.DirectX.DirectSound Version=1.0.2902 culture=neutral

同じようなパターンは過去に何度も出会っていますので、理由はわかる。

旧スティックPC、Windows10 1604 だったか、そのころからアップデート、アップデートで使い続けてきているため、Radika に必要なライブラリが、22H2では廃止になっているわけです。当時のインストール済みライブラリは、OSが更新されても残るので、旧PCでは動作していたアプリが、クリーンインストールしたPCではライブラリファイルが足りず、動かないというわけ。

理由はすぐに分かったけど、必要なライブラリ名がわからない。(見当は付きますけどね。)

エラーメッセージが、”Microsoft.DirectX.DirectDound” なので、DirectXに含まれる DirectSound が見つからないということになりそう。しかし、このバージョンがわからない。

検索してみると、Windows10 の最新版に含まれるDirectX は 12。古いゲームなどが必要とする音関係のライブラリはDirectX9 に含まれているそうです

そこに紹介されていた Microsoft のページは以下。

Download DirectX エンドユーザー ランタイム from Official Microsoft Download Center

このページからDirectX9 をダウンロードしてインストール、そしてOSを再起動 したところ、Radika から音が出るようになりました。めでたしめでたし。

ユーザーファイルを引っ越すのは簡単ですが、アプリは簡単にゆかない。必要なライブラリなどのファイル一式をアプリに含ませるという手はありますが、アプリが肥大化してしまう。PCを引っ越すごとに、必要なファイルを探し回るのは時間の無駄なので、メモしておくことにします。

Comments

  1. 管理人 本田様

    ご無沙汰しております。
    radika HLSのまとめ、設定方法~スティックPCで忘備録の公開ありがとうございました。大変役に立ちます。

    私は、radikaをwin10 32bitのFMVで、自動電源オンオフの為だけに使って、録音はネットラジオ録音 X2 を使用しています。
    32bit機に対応しない日を見越し、64bitのFMVを購入しradikaを動かすと”ファイルがありません”とエラーばかり出て使いものにならなくてほったらかしていたのですが、
    HLSを入れると、問題なく稼働してくれるようになりました。

    メインPCのwin11でも音声が出て問題なく使えてます。

    1. あぱさん、コメントありがとうございます。
      当サイトの情報が役に立っているということで良かったです。

      radika は基本設計が良いためか、メンテナンスが打ち切られた後も、同士の方製作のプラグインや情報交換で何とか生き続けていますね。
      タイムフリーが始まった現在、リアルタイム録音の重要性は若干低下していますが、そうは言ってもリアルタイム聴取に勝るものは無いので、リアルタイム録音機能が現在も使えることが私にはありがたいです。
      radika は32bitアプリなので、Windowsが32bit サポートをやめてしまったらradikaも動かなくなりますが、その前にクリーンインストールすると、Radika が使う必要なライブラリがPC内に入っていないことから radika を引っ越したら使えないという状況が起きていますね。PCを替えなきゃいいのですが、OSメーカーの策略で、更新更新でPCがどんどん重くなる。そして、PCを置き換えてハマることになる。困ったものです。

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