FreeBSD/amd64 を使用していますが、FreeBSD13.2 のサポート期間が終了してしまったので、13.3 に更新することにしました。
OSをバージョンアップする度に書いていることですが、FreeBSD サーバーの場合、サポートが終了したからと言って慌てて最新バージョンに上げる必要はなし。外部公開しているサービスに脆弱性が見つかって、パッケージメンテナンスが行われなくなった場合に速やかに更新すればいいだけ。ユーザーレベルでは手を出せないカーネルが提供しているサービスに脆弱性が見つかった場合は、該当サービスだけ停止するか、しばらくポートを止めて対策すればいいだけなので、慌てて行う必要はないのですけど、FreeBSD13.2 はディスクパフォーマンスがよくない!
例えば、メールフィルターの、/etc/mail/access をリビルドしようとすると、FreeBSd12 と比較して、10倍以上遅い。どこかのパッチレベルで修正されるかと思ったら、全然修正されず、13.3 で解決している事がわかったので、サポート終了をいい機会ととらえ、とっとと13.2 に別れを告げることにしました。
やり方は簡単、いつものように freebsd-update コマンドで行いました。まれに、OS更新がバグを含んでいることがあるので、まずは、バックアップサーバーの方から。
# freebsd-update -r 13.3-RELEASE upgrade
あとは、画面に表示されるメッセージに従ってキーボードタイプして行くだけ。稀に、リブートした後ネットワークにつながらなくなることがあるので、freebsd-update でOS更新を行うのが初めてのハードウェアの場合は、ネットワーク越しに行わない方がいいけど、9割くらいは問題は起こりません。それでも、自分が簡単にアクセスできる位置にあるサーバーであれば、安心。
まずバックアップサーバーは問題なく作業が終了。OSを更新出来ました。
FreeBSD svr2.lifewithunix.jp 13.3-RELEASE-p3 FreeBSD 13.3-RELEASE-p3 GENERIC amd64
と、13.3に更新されていることを確認。
続いて本番サーバー。
これも問題なく更新できました。
最後にmysqlを動かしているデーターベースサーバー。
こいつは、イントラネット内のサーバーなので、攻撃を受けることはなく放置でもいいのですけど、バージョンを統一しておく方がパッケージメンテナンスが楽なので同じ手順で更新。
1回目の再起動をしたところで、問題発生。
自動再起動しない!OSが落ちきる手前で止まっている感じ。10分くらい待ったけど、何か固まったプロセスがあるのか、OSが落ちない!
やむなく、電源ボタン長押しで強制終了して再起動。
これが唯一のトラブル。小さなトラブルでした。これがリモートサーバーの再起動だったら焦りますけど、手元のサーバーなので対処は容易。
結果的に、13.3 に上げた日をメモしておくだけのページとなりました。
RPI2 で稼働中の 32bit FreeBSD/arm 13.2 をどうするかは、今考えているところ。
/usr/src に13.3のソースをダウンロードして二日がかりでビルドするしかないのでしょうけど、Tier2 に落とされたハードウェアはメンテナンスが面倒と感じます。