防犯カメラ:設置後、困っている事

今年(2024年)1月に導入した防犯カメラ。外をのぞかなくても来訪者がわかるので、とっても便利。
順調に運用中かというと、そうでもなく、いろいろと問題点が出てきています。

自然には勝てない。

防犯カメラを設置したくなる場所って、昆虫や節足動物にも都合がよい場所なんですよね。また、人間の目と機械の目って、同じ風景を全く違う形でとらえているのね というのが、ここ半年で、気付いたこと。真夏になって、更に秋冬と季節が変化すると、また別の問題が見えてくるでしょう。

上から3つの画像は、全て同じ場所が撮影されています。

困る点

  1. 蜘蛛の巣 がレンズ前に浮かぶこと。
    昼間は蜘蛛の糸がレンズ前を漂っても、画像には映り込まないけど、夜間、赤外線ライトがアクティブになった後、レンズ前にクモの糸が漂うと、邪魔で邪魔で。しかも、無風に思えても実際には空気の移動が常に起こっているので、レンズ前でクモの糸が漂う。そうすると、動体検知して無意味な録画が始まってしまう。感度を下げるとか、非検知エリアを設定しないと、頻繁に検知アラームが届きます。
    蜘蛛の巣が付くと、エアスプレー缶か濡れ雑巾を持って、クモの糸がかかった防犯カメラの正面をぬぐうしかない。結構面倒です。特に蜘蛛が積極的に活動すると思われる夏場は大変になりそう。
    以下は、レンズの前に蜘蛛の糸が2本漂っているところ。この蜘蛛の糸を「動体」と検知してしまう。防犯カメラの前に蜘蛛の巣
  2. 暗視ライト(赤外線ライト)に羽虫が反応する。
    光のない夜間、動体を検知するためにある程度の光が必要になります。
    人間には見えない波長の光であっても、昆虫や野生動物には見える場合があるので、特に昆虫がレンズの前をうろうろするので、必要もない録画が始まってしまいます。
    防犯カメラのライトに昆虫が飛び込む
  3. 霧が吹雪のように視界を遮る
    夜間、雨が降ると、その後、霧が出る場合があります。
    人間の目には少しだけ見通しが悪くなる程度に見えますが、カメラを通してみると、まるで吹雪のよう。霧を動体として記録してしまうことがあります。
    霧が出るとまるで吹雪の様
  4. 明るさの急激な変化に反応する
    雲の切れ間から日差しが差す、太陽が雲に隠れる、一時的な強風で植物が揺れる現象に、動体検知が反応する。

    それは正常な検知ではありますが、雲が多い日、風が吹く日 はとても多いので、SDメモリ寿命を無意味に浪費することにつながります。
    この動体検知現象は屋外カメラでも室内カメラでも同じ。設置場所を変えるくらいしか対策方法がありませんが、電源の位置との兼ね合いもあるので調整はなかなか難しい。

  5. 動体追跡機能が、樹木や草の揺れを長時間追跡してしまう
    ホームポジションに戻す機能が無い場合、その後エンドレス録画をしてしまう可能性も。

    閾値を越える小さな動体検知後、カメラが監視角度を変更、その後、たまたま視界に入った樹木の枝、雑草の揺れ、水の流れを自動追跡してしまい、無意味な録画を続けてしまう。動体追跡機能をオンにしている場合の浪費録画です。(上記映像はJooan製電球型防犯カメラの映像。カメラ設置場所の関係で固定がちょっと弱い問題もあるのですが、一体何を追跡している?)

どれも自然相手の現象なので、避けられません。

蜘蛛の糸は、昼間はレンズの前にあったとしてもほとんど気にならず、暗視モードに切り替わってから目立つようになります。夕方レンズの掃除をしても、蜘蛛の巣は夜張られるので、掃除したから今日は大丈夫!とはなりません。

昆虫がレンズに突っ込んでくる対策は暗視ライトを止めるしかない。そうなると撮影できないし動体も検知できないので、対策としては光源だけ別の場所に準備するしかなく、コストを考えると余計な映像が録画される程度は我慢するしかなさそう。

これらの検知と録画感度は、使ってみるまで分からず、感度調整できる項目もあれば、調整機能が無いこともあるし、メーカーとモデルによって全く使い勝手が異なります。このようなノイズ通知が多すぎて感度を落とすと、本来検知したい事象を検知できなかったり、調整せずに使って事件動画がノイズ動画に埋もれたり、なかなか難しく、監視範囲の、草刈り、樹木の剪定、掃除 を行うことが重要です。しかし、観察範囲が自然林や未耕作地だとそれも難しい。いずれにせよ、防犯カメラ設置→作業終了 とはなりませんね。

コメントを残す