我が家のトイレは、リクシルの DWT-MC53A というタイプを使用しています。
用を足した後立ち上がると、座っていた時間に応じて大か小が自動判定されて、水が流れる仕様。
親が設置した水洗トイレを私がメンテナンスする形で使っていて、前のものが故障したので2020年に今のものに交換し、5年目を迎えています。
昨日、用を足そうとトイレにゆくと、水洗レバーが小側に固定されていることに気づきました。時々、この症状が出ていました。
便器から立ち上がると自動で水が流れるように設定してあるのですが、半年くらい前から、小の場合、レバーが戻らない症状が発生するようになっていました。(いつもじゃないのが、修理するかどうか判断に迷うところ。気づかないと水が垂れ流しになるので困る。)
手で戻そうとすると、力を籠めないと戻りませんが、リモコンの大ボタンを押せば元に戻り、水がたまるようになるので、そういう運用をしていたところ、今度は、タンク内で、水を流すための水栓を引っ張らなくなってしまった。
パーツ交換くらいやる気になれば自分でできる。前のモデルですが、過去、ゴム水栓やフロートは何度か自分で交換してきました。出張修理を頼むと高いですからね。
ただし、今回はパーツ番号や入手方法がわからない。
やむなく、Lixil のホームページから問い合わせを行うことにしました。
この水栓便座に交換した時のユーザー登録で、オーナーズクラブには入会済み。時々メールマガジンを受信している状態ですが、有料サービスは利用していません。
過去に何度かWebフォームから問い合わせをしたことがあり、割と短時間でエンジニアの方から連絡をいただけることは経験済み。
やむなく、問い合わせページから、修理依頼ページを開いて、トラブル状況と製品情報など入力して、「水洗タンクの内部ハンドルパーツを購入したいので、パーツ番号を知りたい」と送信したところ、担当者の方(おそらく、Lixilと契約している地元の電気屋さん)から連絡があり、今回のトラブルが起きているパーツは、リモコンで操作する電動パーツなので、市販されていない可能性がある。と知りました。
確かにそうだわ。フロートや水栓のように重力で動くパーツと異なり、動力が必要になるパーツ。
担当者と話を続けているうちに、「明日、とりあえず見に行きますわ」となりました。この時点では請求はしないということなので、お願いしました。
翌日、約束通り修理担当の方が来られて、症状を確認。問題のハンドルとレバーをチェックするのかと思いきや、オーバーフローパイプの交換部品を取り出し、切り分け作業を始めました。
こんな奴。(以下のパーツが該当パーツかどうかはわかりません。Lixilストアーからの切り抜きです。)
こんなの交換してハンドルの空回りが直るの?
しかし、交換したら症状に変化が!
確かに、普段、水タンクの中なんて覗きませんから、満水水位がどのくらいなのかを利用者は気にもしない。修理担当者は、平常時との水が違うことに気づいたため、切り分けに交換してみたようです。
なんと、ハンドル空回り現象が消えた!これにはびっくり。
オーバーフロー管を替えても症状に変化が無ければ、元に戻して次の工程へ、というところだったんでしょうが、症状が変っちゃいましたから、原因発見ということになります。
仮にQ&Aページに、症状と対策が記載されていても、このパーツには、手をつけないだろうな~。
ただ、ギアが引っかかって何度も空転していたことも事実なので、内部ハンドル内ギアがダメージを受けていることは推測できます。そっちをどうするか?
費用は?ということも気になりますが、仮に自分で自動水洗レバーユニットを入手して交換したとしても直らなかった可能性は高いし、わざわざ出張していただいて、あっさり原因を見つけて復旧していただいたことはとっても感謝。完治と判断するか応急修理と判断するかは、何時間か使ってみないとわからないので、あとで判断するとして、応急処置に落ち着くとしても、今回はおとなしく修理代を支払う事で納得することにします。(またあとで様子見の電話連絡をいただくことになっているので、結論はその時。)
水洗トイレの内部パーツ交換くらい自分でできる と思っていましたけど、交換は出来ても原因特定が外れていたら高い買い物になるところだったというメモ。
追記:
その後も LIXILサイトで検索を続けたところ、
https://store.lixil.co.jp/toilet/toilet-parts/tank/others.html
に部品は登録されていそうだとわかりました。しかし、説明書をよく読まないと、製品番号とパーツ番号の明確な結び付けが出来ないため、ユーザー自身でパーツをして注文する気にはなれず。似ていると思っても別製品用ということは多々ありますからねぇ。男性用トイレのフラッシュバルブ交換パーツ注文とはわけが違う。
いずれにせよ、ホームページ上に、メンテナンス部品リストがちゃんと掲載されている会社の製品を使うことは安心でると感じます。
2025/04/17 追記:
この現象に関するメモの更新をさぼっていました。
というのは、この部品交換の数か月あと、問題が再発していました。夏場の修理だったのですが、再発は冬。寒い中、再び水回りのオンサイト修理してもらうのが気の毒で、しばらく自動水洗ボタンをオフにして、手動で「大」のみを使うようにして凌いでいました。
そろそろちゃんと修理依頼したいということで、もう一度水洗タンクの中を覗いてみたところ、気づきました。
「ロープの長さを短くすればいいんじゃない?」って。
不具合がある状態で、ロープの余りは、ビーズ3個分。これをもっと増やしてロープを短くしてみたらどうなる?
狭いところに手を突っ込んで、まずビーズの残り長さを4個にしてみたけど、効果なし。小レバーは空回りする。
続いて、ビーズを5個にしてみたところ、、、、、成功!
自動水洗機能をオンにして、小を使ってみたところ、レバー空回りはなく、無事に流れました。
ただ、ローブの長さはギリギリ。ビーズ6個にすると弛みが無くなりそうで怖い。これが暫定対策なのか恒久対策なのかはわかりませんが、オンサイト修理依頼は一旦ペンディングにすることにします。
自動水洗アクティブにして、また空回りしてしまうと、気付かずに数時間水が流れっぱなし、ギアが空回りしっぱなしになるかもしれず、その点が怖い。