防犯カメラ:畑にカメラを設置してみた

自宅周辺への防犯カメラ設置と運用が一段落し、ようやく畑に防犯カメラ設置する段階になりました。
畑に入ってくる動物にはどんな種類がいるのか?(イノシシが出ているんじゃないかと思うんだけど、証拠が必要。)

畑に防犯カメラ(この場合は監視カメラというのがふさわしいかも)を設置する時、問題は 電源とインターネット回線。

オフラインで利用する、電池駆動動体検知型カメラの方がよくない?とも考えます。

現在の畑の状態は、冬場に剪定した樹木の枝や、竹藪から切り取った竹が積み上げられている状態。その隙間を縫って雑草が生い茂ってきました。3月は地面が見えていたのに、4月からどんどん雑草が伸びて草ぼうぼうの状態になってしまいました。もうちょっと伸びた後で刈り取ろうかと思っているところ。

道路を人や車が通る場合や室内の設定は、いろいろ学べましたが、荒れ地の撮影は初めて。どういうシーンが発生するのか未知。なので、設定修正が容易なオンラインで防犯カメラを試してみることにしました。
検知すべきパターンがわかった後で、電池式の動体検知カメラを使ってみようかと思っています。

まずは電源をどうするか?ポータブル電源しかありません。
防災用に確保している、42000mAh/155Wh を使おうと思います。以下ですが、この製品はすでに販売終了しているようです。

通信回線は、モバイルWi-Fiルーターしかない。問題はどのSIMを入れるか?通話は必要ないので、データSIMを入れることになりますが、容量買いのプリペイドSIM か、一日110MBの高速パケットが使えるOCNモバイルOneデータSIMにするか?
どれだけパケットが必要かわからないし、200kbps 低速通信時の使い勝手も知りたい。ということで、OCNモバイルOne データSIMを使うことにしました。

次にカメラ。

屋外用のちゃんとしたカメラを設置したいところですが、まず、畑でどんなことが起きるかを知りたいので、監視範囲固定タイプより、フォーカスを変更できるアイボールタイプがよさそう。そうなると、屋外タイプは空きがない。電球ソケットタイプがあるにはあるけど、電球ソケットタイプは、プッシュ通知、SDメモリ保存しかなくて、何かを検知した時、SDメモリの内容を見るまで何が起きたかわからない。もし、カメラがオフラインになってしまったら、現地に行くしかない。

室内用に使っているものですが、Reolink の E1 というアイボール型、室内、ペット監視用 を無理やり屋外で使うことにしました。

こいつのいいところは、何かを検知した場合、プッシュで通知してくれるほか、撮影した静止画または動画をメールの添付ファイルとして送信できること。もし、カメラがダメージを受けたとしても、原因が映っていればメールで飛んくる。タイミングにもよりますけどね。SDメモリ以外にも「無料で」データを保存できる場所があるというのはありがたい。有料のクラウド保存サービス使えば楽ですけど、アップロードパケットであっという間に高速通信容量を使い切ってしまうでしょう。

だから、イベント検知 → メール送信 & プッシュ通知 ということが出来るカメラを選択しました。(残念ながら、RLC-410W のような ftp アップロード機能は付いていない。)
電球ソケットタイプだと、ホームセンターで、好きな長さの電源コードと、電球ソケットを買って加工すれば、安く、どこにでも設定できますけど、必要な機能が無いのよね~。試したのは、「Symynelec」と「cam720」というアプリに対応した電球型カメラ。なぜか、Amazon からあっという間に姿を消すので、リンクとして製品情報を残せない。やばい奴らが絡んでいる製品なのか?コストパフォーマンス自体は良いのですが、日本語化が不十分だったり、ONVIF未対応だったりで、肝心なところで使えない。

Reolink E1 カメラは、 5V 1A のACアダプターが付いているので、ケーブルさえ加工できれば、USB電源が使えます。今回はプラグを調達できないことと、配線を調べる余裕がないので、ACアダプターをそのまま使うことにします。DC→ AC100V→ DC5V という変換するのでエネルギー効率はすごく悪い。それでも、最大 5Wh なので、24時間で最大 120Wh。常時Max 5W で稼働するわけじゃないだろうから、150Wh ポータブル電源で24時間は動くだろうという計算。

農作業小屋の屋根の先に逆立ちさせて、以下の様に取り付けました。

屋内用カメラ reolink e1 を屋外に設置

雨を避けるためにもっと内側に取り付けたかったのですが、これ以上内側に取り付けると樋が邪魔で撮影できなくなり、妥協ポイントに設置。このカメラで本番稼働させる場合は、カメラと取り付け位置を再検討したいと思います。別のカメラを買う方がいい?出費が痛い。。。。

以下がペットカメラから覗いた畑の様子のサンプル。検知メールに添付されていたファイルで、格安SIMの低速通信モードで送信しています。Cc:付きで送れば、メールサーバーがファイルのコピーを行ってくれるのでパケットを節約できます。

 

何も動物を検知していないのに上記映像が届いたのは、強風で雑草が揺れたためと考えられます。こういう映像がしばらく続いたので、検知感度を低めに調整。

続いて、画面右端中央にネコをとらえたところ。これは、元がペット監視用カメラのためなのか、よくぞとらえてくれたという気持ち。

猫があまり動かないので、最初は何のレポート?と思いましたけど、上の映像には映っていない物体が、画面右中央部に映っていて、猫とわかりました。

猫が来ているのね。

そして翌日、

設置から20時間くらい経過した頃、バッテリー残量をチェックするために、小屋を訪問。電池残量は、4メモリ中、最後の一目盛りを示していました。これが、25%なのか、15% なのか、10% なのかは不明。点滅はしていなかったので、20%くらいなのかな~。

ポータブル電源を使う場合、もう一台同様の機能を確保しておかないと、バッテリー充電中、防犯カメラによる監視は出来ないことになります。私は、別のモバイル電源を準備していたのですが、これが思うように機能してくれなくて、このあとちょっと困ったことになりました。

それについては、また別メモで。

ここまでで分かったことは、ポータブル電源と、モバイルルーターと防犯カメラをうまく組み合わせて、畑のモニターリングが出来そうってこと。監視に使う回線速度は、格安SIMの 200kbps でも大丈夫ってこと。常時200kbps だと、カメラの設定変更を行いたい時など、もたつくので、高速、低速、手動切り替え付きのSIMが良いと思います。OCNモバイルOne の日ごとパケット容量コースのSIMを、月間コースにせず、維持していてよかったわ~。高速パケットを使い切っても、24時を回れば高速パケット復活!月末に容量追加するかどうか迷う必要なし。

あと、上記アイボール型カメラは 5V系電源 なのですが、Reolink RLC-510WA のような、固定型高機能タイプは、12V ACアダプターなので、最大24Wくらい電力を喰らうかもしれません。

暗視用LEDが大量の電力を消費するんだと推測。
電源ケーブルをポータブル電源からじゃなく、5Vモバイルバッテリーから直接引くように電源ケーブルを調達するか改造すれば、インバーターが不要になり、システムがシンプルになりそうだと想像できます。USBの二股ケーブルを使えば、バッテリー交換時に電源を落とす必要が無くなるし。

次の課題は、屋外用 5V系 防犯カメラを探すことかな。または、オフライン動体検知カメラを使ってみるか。

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