Libero 5G III を入手した関係で、ソフトバンク回線を利用してみることにしました。
スマートフォンとしての Libero 5G III は最近のモデルであるため、私が今まで使っていたArrows M04よりはるかに性能が良いものの、対応しているアンテナ周波数帯仕様が手持ちの docomo系、au系と相性が悪く(対応バンドが少ない)、特にau系に対しては、私が利用する地域では povo2.0 SIMを入れても電波を掴めない!
Docomo系SIMは、自宅利用では電波を掴めるものの、地域を移動した時にもキャリア電波を掴めるかどうか不安があるため、ソフトバンク回線を使ってみることにしました。とりあえず試すだけですけどね。
私が格安SIMを使い始めたころ、対応したキャリアは Docomo と KDDIのみ。ソフトバンク回線は直接キャリアと契約するしかなかった。しかし、2023年現在、ソフトバンク回線を使う格安SIMも利用可能になっています。
購入したのは、ビッグコネクト(bigconnect)という会社が販売している 180日間 10GB プリペイドSIM。過去、一度だけプリペイドSIMを hybrid W-Zero3 用途に利用したことがありますが、設定や使い心地は忘却の彼方なので、初プリペイドSIMとあまり違わない。
恐らく、Softbank の回線を再販している会社のものだと思います。
10GB使い切るか、180日経過すると利用終了となるSIMです。
私がOCNモバイルOneと複数契約しているデータ専用SIMですが、SIMコストが1枚当たり440円/月(データ容量は共有) 掛かっているので、年間約5,000円。
docomoデータSIMはデータ容量共有なので、1枚解約して、年間利用料5,280円以下の使い捨てSIM1枚調達できれば、実質コストが同じで容量アップということになります。という理由を付けましたけど、単に使ってみたかったというのが本音。
OCNモバイルOne 旧コースの場合、グローバルIPアドレスが割り振られますけど、このプリペイドSIMはどうなのか、どんなノード名が割り振られるのか、体感通信速度はどうなのか、混雑時間帯の速度低下はどの程度?最大180日間あるのでいろいろ試せそう。
まず、調達コストは 2,280円でした。仮に、1年間に2回購入するとしたら、約5,600円。OCNモバイルOneの共有SIMを所有し続ける方が安い。
パッケージは、セロファン袋に入ったペラペラのものが届きました。
説明書もこんな具合。注意書きのような紙切れ一枚入っているだけ。
まあ、必要なのは SIM と APN情報だけなので、これで十分。袋は捨ててしまうものですから。
説明書には、SIMフリー スマートフォンに入れれば、ほとんどの場合、自動的にAPNが認識されると書いてありますが、Libero 5G III に入れても、APNは自動認識されず。手入力で、APN名とアカウント情報を入れる必要がありました。
APN名:plus.4g
ユーザー名: plus
パスワード: 4g
いつもやっていることなので、設定は楽勝。これで、ソフトバンクの電波を掴めるようになりました。特に指定Webページからアクティベーション作業を行う必要はなし。
逆に、今、どの程度容量が残っているのか、利用済み日数カウントを確認するページに関しての記述は見つからず。これは利用者がカウントしないといけないの?(第一の不満点決定)
確認したかったIPv4 アドレスは、10.xx.xx.xx のプライベートIPアドレスが割り振られていました。OCNモバイルOne 旧コースはグローバルIP。
ノードに割り振られるホスト名は、om126161064247.8.openmobile.ne.jp で、格安SIM会社が確保しているものではなく、ソフトバンク本体が管理しているホストIP。丸投げか~。
通信速度は?
APN設定したのが夜なので、昼間の混雑時間帯ではないものの、Docomo SIMではとっても時間が掛かるモバイルアプリのダウンロードがあっという間に終わってしまった。(そもそも、アプリをモバイル回線で更新することは滅多にないため、ダウンロードは早くても遅くても運用上関係ないとは思っていますけどね。)
手元に、フライトモード + WiFiで使用しているiPhone4があって、これはソフトバンクしか iPhoneを販売していなかった頃のもの。友人からもう使わないからと譲ってもらいました。
ひょっとして、iPhone4 で使えるんじゃない?と、プリペイドSIMを入れてみましたが、、、、、

このiPhoneに取り付けられているSIMには対応していないようです。現在このiPhoneに取り付けられているSIMは、現在アクティベーションサーバーによって割り当てられているアクティベーションポリシーでは対応していない通信業者のSIMです。これはiPhoneのハードウェアの問題ではありません。サポートされている通信業者のSIMを取り付けるか、通信業者にこのiPhoneのロック解除するように依頼してください。
となり、使えず。なるほど、対応するキャリアのSIMでも、アクティベーションサーバー側で拒否する設定というのが存在するのね。
このプリペイド ソフトバンク SIM は、コストパフォーマンスに優れたSIMだと感じます。
ただし、再販格安SIM;おそらくターゲットが海外からの中期滞在者;であるため、残容量確認、残日数確認できるサポートページが存在していない。(一度セットしたらSIMを抜かず、スマートフォンの設定画面でパケット管理するしかない)プライベート IPv4のため、このSIMを使って、外部からアクセスするためのサーバーは立てられない。という欠点があります。(普通の人には全然関係ないけど)
他の人に勧められるか?と考えると、docomo回線と比べてコストパフォーマンスは同程度、通信パフォーマンスは良さそうだけど、残数をチェックできるサポートWebが無い点は大きなマイナス点。
以上、ソフトバンクプリペイドSIM(12/18開通1日目、180日間を忘れないため)開通メモ。
【Softbank 日本】 純正Softbank 日本 10GB プリペイドSIMカード データ通信 SIM LTEデータ通信
¥2,280 (2025/04/30 15:31 GMT +09:00 時点 - 詳細はこちら価格および発送可能時期は表示された日付/時刻の時点のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、購入の時点で当該の Amazon サイトに表示されている価格および発送可能時期の情報が適用されます。)2024/06/06 追記
2024/06/05の夜、突然通信できなくなりました。
まだ180日経過していないはずなので、容量を使い切ったことによるものと思いますが、10GB 使い切っていないはずなんですよ。
この bigconnect SIMの最大の欠点は、管理ページが無いこと。今、どれくらいの通信容量が残っているのかが全く分からない。
私の場合、管理ページが存在しないから、このSIMをスマートフォンの通信容量管理機能で管理しようと、Libero G5 III で使っていたのですが、MyOSのバージョンアップとともに、キャリアの電波を掴めなくなってしまった。
やむなく、他のSIMフリースマートフォンに引っ越して使い始めたのですが、この時点で使用済み通信容量管理が途切れてしまった。SIMを抜き取ると、過去データにアクセスできなくなるのが普通の模様。そうでないとSIM交換するとスマートフォン側で容量管理できなくなりますからね。ただし、1GBか2GBしか使っていなかったはず。
新しく使ったSIMフリースマートフォンでは、3GBくらい使ったはず。
その後、NETGEAR の AirCard に引っ越しました。(タブレットやWi-Fiルーターでは使用できないという記述の事実確認するため)AirCard 785S では、問題なくデータSIMとして使用可能でした。ここで、1GB を使用。
そうしたら、Wi-Fiルーターの画面ではアンテナが立っているものの、データは流れないという状況発生。
Wi-Fiルーターではアンテナが立っているけど、スマートフォンに引っ越したらどうなるか?
スマートフォンに戻したところ、アンテナはグレーマーク。電波が止められたようです。
キャリア側でパケットをどうカウントしているかわからないため、ユーザー側で消費パケットを気にしながら使ったわけですが、体感6GBくらいで使えなくなりました。Softbank系SIMですから、こんなものでしょう。
プリペイド Softbank SIM を約半年使った感想は、「プリペイドであっても、Softbank SIMとはかかわらない方が心の平穏を保てる」ってこと。実際、ちゃんと10GB 使い切ったのかもしれないけど、それをユーザーに照明留守方法は皆無のわけで、回線パフォーマンスは良かったものの、中身がグレー。10GBが約2,300円だったので、本当に10GB使えたのだったら、コストパフォーマンスは悪くなかったし、使い切る前に180日の猶予があることも良いサービスと思います。
何か、使用状況を知る方法が準備されない限り、コストパフォーマンスがいいサービスだとしても、信用されないサービスになってしまうもったいないSIMだと感じました。体感と大きな差が無ければ、細かい容量の差なんて気にしないやって人には良いSIMかも。