povo 2.0: IPv6アドレスはグローバル & 実際に有効

povo 2.0 SIM を入手して利用を開始。利用制限なしプロモーションコードが有効なうちに、空き時間でいろいろ試しています。

昨日、回線側からもらえるアドレスが、IPv4 はプライベート、IPv6 はグローバルということに気づいたので、このメモはその続き。

IPv6 は端末のMACアドレスとプロバイダーのルーターから自動生成されることになるはずですが、このIPv6 って実際に使えるの?KDDIネットワークの中だ有効のもの? と感じました。

Windows7~11 でも、IPv6 アドレスが割り振られていますが、実際に自宅内でIPv6通信するのは結構面倒。少なくとも自宅外に出てゆくためにはIPv6対応の回線契約しないと、PCだけ IPv6 プロトコルを喋れてもダメ。
自宅内だけIPv6 にすると、誰かが IPv6 → ホスト名 変換してくれないと、自宅内であっても 128bit アドレスを手打ちしないといけない。hosts ファイル利用でもいいけど、要するに管理する仕組み導入が必要。そして IPv4/IPv6 共存すると、どちらのプロトコルを優先するのか考えておかないと、名前解決が遅延してしまう。

povo の IPv6 って実際に povo の外と通信できるの? と、実際に今 IPv4, IPv6 どちらのプロトコルで通信を行っているのか確認したいと考えましたが、うちはIPv6でやってます!というようなサイトは知らないし。検索してみると、KDDI, IIJ のホームページが対応しているとのことで、単純にこれらのページを povo 2.0 SIM 入りAndroid端末で開いてみたところ、ページ右上に IPv6 の文字が。(モバイルページだとプロトコルが表示されないので、PCモードで表示する必要あり。)

kddi.com のホームページをアクセスすると、IPv6 で接続されている事がわかる。パソコンから同じページをアクセスしてみると、回線契約が IPv4 なので、同じ個所の表示が IPv6 となりました。

パソコンから kddi.com にアクセスすると IPv4 でアクセスしている事がわかる。

確かにpovo 2.0 は IPv6 側でアクセスしているわ。とはいえ、KDDIの回線なので、回線内側からアクセスしている可能性もある。

続いて、IIJ をアクセスしてみました。これも、メニューバーの中にあるマークが IPv6 で通信していることを示しています。

iij.ad.jp をアクセスして IPv6 で通信している表示となる

povo 2.0、確かに実際に IPv6 で通信しているみたいです。

じゃあ、このAndroid端末でテザリングを有効にして、モバイルルーターとして使ったらどうなる?

Android端末が IPv4 NATルーターとして動き、クライアントとして使ったFujitsu Arrows M04からも、IPv4優先のサーバーにはIPv4で、IPv6優先のサーバーには IPv6 で接続される模様。

モバイルルーター内側のクライアントも IPv6で接続した。

クライアントとしてAndroid端末にWiFi 接続されたモバイルデバイスやPCには、クライアントが対応している場合 IPv4 と IPv6 が割り振られていました。確認には Arrows M04 をWiFiクライアントとして使って、IPアドレスの変化を確認。

IPv6 gateway として動いている galaxy a20 がクライアントの arrows m04 に割り振ったIPアドレス

Galaxy A20に接続前は1個だったIPアドレスが、WiFi接続後は 4つに増加。fe80: がIPv6 プライベート?2番目がIPv4、3と4番目がIPv6グローバルですけど、IPv6 サーバーと、どのIPを使って通信しているかは不明。

なにせ初めてIPv6 を使うもので、なかなか興味深いです。povo 2.0、契約してよかったわ。

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