WordPress の JetPackプラグインに、画像表示のパフォーマンスアップを行う設定があります。
オプションを有効にすると、自分のサーバーに保存されている画像ファイルが、WordPressサイトにコピーされ、画像へのリンクURLがWordPressサイトのものに置き換えられる というのが高速化の仕組み。
私のように上り速度が最大1Mbpsしか出ない遅いADSL回線で運営していても、回線を遅くする要因の画像ファイルは、太い回線につながれたWordPressサイトからダウンロードされるようになり、WordPressは軽いテキストファイルのアップロードだけ受けもつようになるのでサイトが軽くなるという論理なのですが、当然不都合もあります。
画像ファイルだけアクセスされた時は、何がアクセスされているのかがわからないし、アクセス解析の内容がガラッと変わってしまう。
サイトにたくさん来てもらいたい人は、それでいいのでしょうが、私のように目的はアクセス数を増やすことじゃなく、Webサイトを運営しているとどんなアクセスが起きるのかを知りたい人間にとっては、ログからデータが減ることはあまりありがたいことじゃありません。過去、一度、画像表示高速化オプションを有効にしたことがあるのですが、ログからイメージファイルへのアクセス情報が消えるので、また元に戻したという経過があります。
今回、AdSense 申請の関係で、ADSL回線でどの程度高速化出来るかをテストしていて、もう一度画像ファイルのアクセラレーションを有効にしようとスイッチを操作。
時間が経って、画像ファイルがWordPressサイトのサーバーに送られれば、サイトが軽くなるのかと期待したのですが、あんまり変わんない。多分、Webページ表示に使っているモバイル端末の性能にもよると思います。
そして、一部ページの画像が表示されないことに気づきました。最初は、まだ画像ファイルがコピーされていないものと思っていたのですが、半日経過しても状況は改善されない。そういえば表示されないページって、画像ファイルが .png 形式で保存されているページのような気がする。
と、調べてみたらその通り。
カメラで撮影した映像は jpg 形式がデフォルトですが、画面キャプチャーの場合、png 形式になる場合が多々あります。特にゲーム画面。jpg って、画像を圧縮するので、ゲームのように画面書き換えスピードが命のようなアプリでは、フレームバッファーをそのまま保存する PNG 形式を使うアプリが多い。JPG形式への変換は、あとでごゆっくりどうぞ ということなんでしょうけど、キャプチャー画像は、カメラ写真と違って最初からきれいだから、加工は拡大縮小とか切り抜き程度で済む。Webブラウザーは今はPNG画像も表示してくれるので、わざわざJPEGフォーマットに変換する必要はなく PNGのまま貼り付けているページが結構あったみたいです。それが全滅。
JetPackのサイトに、画像アクセラレーションの説明があり、読んでみると、gif, png, jpg と書いてあるものの、アニメーション PNG には対応していないとのこと。私のPNG、アニメーションPNGじゃないはずなんですけどね。
PNGフォーマットのファイルを全部確認して、JPGに変換して再登録するとなると、ファイル差し替えでは済まないので、どうしたものかと思案中。現在は画像のアクセラレーションはOffに戻しています。
その後:
diablo.lifewithunix.jp 画像ファイルの再確認を行ってみました。ゲーム画面のキャプチャは、じっくり行っていられないので、プレイ中はとりあえず、(Win10のゲーム機能か、ビデオドライバーのキャプチャ機能で)キーコンビネーションで取得します。フォーマットなんて考えていませんが、たいがいはPNGファイルでホームディレクトリに保存されるので、ゲームが終わってから切り貼りすることになります。
キャプチャはゲームやOS任せというのが悪かったのかも。PNGだから静止画じゃんって思っていたんですが、OSが吐き出すPNGは1フレームのアニメーションPNGだった可能性があります。そして、HD画面をそのままWordPressに貼り付ける場合1MB以上のファイルサイズになっていました。そのため、画像ファイルのアクセラレーションが効かなかったのかも。
結構面倒でしたけど、2021年以降のメモ内容を見直し、ちゃんと表示されないページの画像を jpeg に変換したところ、モバイル端末からパケット回線経由で自サイトを表示しても、割とサクサク動くようになりました。
もう一度、Google AdSense 審査申請してみようかな。。。。。