自宅サーバーDNSを Interlink のゴンベエドメインに引っ越し

自宅に設置していた個人サーバー用DNSを、自宅サーバー上からプロバイダーのDNSに引っ越したメモ。

自宅サーバー運用には、最低2台のDNS(マスターとスレーブ)設置が必要ですが、今まで自宅サーバー 2台で運用してきました。これは、ドメイン管理にGMO系の「お名前.com」を利用していた関係ですが、自宅に置くサーバーをGMOでドメイン管理するには、各オプションごとにお金が掛かる!
更に、燃料費高騰ということで、ドメイン管理料金にサーチャージ料を課金してくる始末。DNS管理に電気代上昇がどれだけ負担になる?年間100万応答したとしても、コストは50円もかからないでしょう。それを更新タイミングに(複数年契約で)数千円便乗値上げしてくるわけで、利用者をなめているとしか思えない。

GMOと縁を切るなら今しかないと、先日ドメイン管理を引っ越しました。

ドメイン管理は、ネットワークの最も重要な部分で、正常に動作しているなら触りたくなかった。更新料が従来と同じなら引っ越しはしなかったでしょう。できることならDNSは触りたくないのよ。

しかし、ドメイン管理引っ越ししてみたら、拍子抜けするほど手続きが簡単。(設定変更は不要だった。)しかも料金が安くなり、公開されるwhois情報管理項目の安全性が増しました。今まで何をためらっていたのかと、この10年分のドメイン管理の無駄な出費を後悔。

私がインターネット回線を借りているのは INTERLINK というプロバイダー。引っ越し先は、ここが運用しているゴンベエドメイン。
ゴンベエドメインって自由度が高くて最高。IPアドレスの逆引きホスト名を指定できたり、ホスト情報を丸ごと設定できる。

ゴンベエドメインのホストテーブル設定サンプル

プロバイダーのインターネット回線を利用しているユーザーが、ドメイン管理を行う場合の、正引き逆引きDNS設定は無料。(ドメインだけ管理する場合は有料。)

ドメインを取得した数年後に、引っ越しでインターネット接続回線を乗り換えたため、ドメインとホストを別々のプロバイダーで管理していたため仕方ないのですけど、もっと早く、ちゃんとプロバイダーのサービス内容を確認して、具体的な引っ越し手順を頭に浮かべてみれば料金を節約できたかもしれないのに、、、、、、とちょっと後悔しています。

そして本日、DNSサーバー自体をプロバイダーのDNSサーバーに引っ越しました。
ゴンベエドメインは、(INTERLINK回線上に)自宅サーバーを立てている人のDNS運用を無料で提供してくれる。

本当のところ、DNSは自宅内に置いておきたい。しかし、最近、気象状態の変化が激しく、停電する確率が高くなってきていると感じるため、DNSだけは安全なところに置いておきたいと思うようになりました。ここ数か月で、2,3回停電と瞬間停電が起きています。
停電が発生すること自体は仕方ない。しかし、停電から復旧させる段階で、DNSが正常動作していないと、サーバーやルーターが再起動しても、システム全体がちゃんと動かない確率が高いのです。ネットワーク内では時刻合わせをどこと行えばいいかわからなかったり、外からpingしたり、ホスト名解決できないわけですからね。

運用上考えないといけないことはいろいろありますが、無料でプロバイダーのDNSが使える一番良い点は、セカンダリDNSを自分で準備する必要がなくなったこと。自宅サーバー用の固定IPは必要ですが、スレーブDNS用のIPアドレスと回線は不要になるってこと。(2回線目や相互DNSメンバーが不要になるってこと。)

INTERLINK と GonbeiDomain の組み合わせ、自宅サーバー派には最適です。

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