原発処理水海洋放出、大歓迎。

福島原発事故の処理水放出。人間レベルの低い嫌がらせ国際電話だなんて、電話会社が儲かるだけじゃない。くだらないコンテンツがニュース枠を埋めていて残念。処理水の海洋放出の何が問題?何を心配しているのか?さっぱりわからない。

トリチウム水だけならどんどん流せばいいじゃない。って思います。中国の意見なんて無視無視。

そもそも、東京電力のALPS処理水責任部署が、社内用語みたいなWebページで情報を公開した気になり、教養がない人には理解できないのに、それを報道関係者がわかったふりして、そのまま垂れ流すからこういうことになる。日本の場合、中学卒業は義務なので中卒レベルに合わせて説明すればいいのに、トリチウム(三重水素)なんて言葉を使って中身を説明しない。トリチウムなんて周期表に載ってないでしょ!それに、日本では放射能という、放射性物質と放射線を区別しない形で使うから、放射能という言葉を刷り込まれている人間には放射線を理解できていないでは?その前にカタカナ物質名がわからない可能性も高いし、教育品質の問題というのもありそう。

海洋放出する処理水って、トリチウム水以外に何を含んでいるの?放射性金属も含んでいるのか?それとも井戸水レベルのトリチウムだけの水なの?それがわからなきゃ心配するの決まっているでしょ。
トリチウムだけの水放出だけなら、基準値以下のただの水なので、何も心配する必要はないじゃない。こういうところが全く報道されていない!だからわからない。わからないから不安だし反対したくなる。報道機関には、こういうところから始めて欲しい。

金属放射性物質の場合、その金属そのものが毒であるケース、食物連鎖に取り込まれた後 体内でα崩壊するケース、崩壊後の元素が有害である場合 などが考えられますが、汚染水から金属放射性物質はほぼ取り除かれているらしい。トリチウムは陽子x1個と中性子x2個で原子核が構成されるので、核分裂は出来ず、中性子が陽子になるとき(β崩壊)電子1個が飛び出し、ヘリウム3になるだけ。また、半減期が12年半というのも時間に解決してもらうには短くていい。

東京電力の処理水ポータルサイトを見てみると、海洋放出水は放射性金属は殆ど取り除かれてはいるがゼロではなく、環境基準よりも低い濃度に薄められているトリチウム水ということに見えます。井戸水をたれ流していると思えばよさそう。

トリチウム水が安全なのか?と考えれば、以下のようなことが考えられます。

  1. 海に放出された後、三重水素が崩壊する。→電子が一発放射されて、水とぶつかり、終わり。水分子は、三重水素から変化したヘリウム3と、水素を失った水酸基x1 に分裂。特に害はない。
  2. 水生生物にトリチウム水が吸い込まれたあと、三重水素が崩壊。1と同様、崩壊後、電子が体内の細胞膜、細胞壁などと衝突し、細胞が多少ダメージを受ける可能性はあるが大半は体内の水循環で体外に放出される。
  3. 体内に取り込んだトリチウム水分子がβ崩壊前に、時間の経過とともに細胞水や細胞の一部として体の機能を果たすよう細胞の一部となった後に崩壊する。これが確率は低いものの最悪ケース。
    もし、海藻や魚の細胞の一部となった三重水素が1個崩壊してβ線が飛んだ先がDNAの主要キーだった場合、二重らせんが1か所切れたり、間違った遺伝子になってしまう可能性があります。ベータ崩壊した時に放出される電子が遺伝子を切断したり、水素だった部分がヘリウムになったりして。
    ただし、三重水素が遺伝子に取り込まれる確率は低く、細胞の中を漂ったり、尿としてすぐに対外放出されてしまう確率の方が高そう。β線が必ず細胞核に当たるとは限らないし。また、細胞核には自己修復の機能もあるので、壊れたから必ず細胞が死ぬというわけでもない。
  4. 最後に人間がトリチウムを食した後、消化前に崩壊すれば、2のケース。人体の一部となったあと崩壊すれば、3のケース。多分、三重水素一個につき、最悪細胞が一個壊れるっていうこと。
  5. ロシア政府が都合が悪い人物を消すときに使うポロニウム。体内に入れられたら、死を待つだけという放射性物質と三重水素は一言で放射性物質といっても内容は全然違います。重金属の放射性物質は、α崩壊するため、ヘリウム原子核が発生し、ヘリウム原子核を構成するために周囲から電子を2個奪います。つまり、崩壊したヘリウム原子核x2の電子が人体から奪われ、人体を構成する分子が壊れるものと推測できます。このヘリウム、不活性ガスで他元素と結びつかないため、地球が出来た時にあったヘリウムはすでに失われている。ではなぜ現在地球上でヘリウムを採取できるかというと、放射性元素のα崩壊でα線が放出され、それがヘリウムとして作り続けられているから。放射性物質は産業を支え続けている。

じゃあ、トリチウム、危ないじゃない!

そのとおり、ある程度危ない。世の中に安全なものなんてありませんから、ある程度の危険性はあります。どれくらい危ないの?というのが人々が知りたい情報。

カリウムという金属物質はよく知っているでしょう。窒素、リン酸、カリ といったら有名な植物肥料。この「カリ」というのがカリウム。カリウムは三重水素同様放射性物質が含まれます。放射性同位体のカリウム40という放射性物質がそれ。放射性物質だけ分離するというのは無理な話。カリウムは人体必須元素でもありますから、体からカリウムを全部取り出すと、確実に死にます。(ただし、トリチウムとカリウム40は半減期が全く異なる。)
体内の他、身の回りのどこにでもある物質です。この放射性カリウム、体重60kgの人は、一秒間に60個のカリウムがベータ崩壊している計算になります。

三重水素と放射性カリウムのベータ崩壊のプロセスは同じ。カリウムは良くて水素はダメなの?

問題は、体内に取り込まれた後、単位時間あたりに崩壊する元素の数。
現時点では海洋放出が始まったばかりなので、計測値は役に立ちませんが、1か月くらい時間が経過すれば、海洋中の三重水素濃度、生物に取り込まれた量の推測、流通で市場に出回る三重水素を含んだ食材の量や放射線量が見えてくると思います。比較するには、現時点のデータを集めておく必要があります。誰かやっているのか?
体内に取り込まれるトリチウム数が、放射性カリウムの方回数と比べて1/100以下になるくらいであれば、トリチウムの1個や2個どうでもいいわけですよ。一秒間に30個(カリウム40の半分も)となると、放出やめろ!ってなりますけどね。そうはならないでしょう。

トリチウムの危険性なんて、ベータ崩壊を起こす元素。→ 体内に取り込まれている間に崩壊すると、細胞を傷つける可能性がある くらいのもの。変化後(β崩壊後)の物質は無害。

放射性カリウムは、ベータ崩壊を比較しやすいので例としましたが、トリチウムやカリウム40なんてかわいいもの。地球上に安全な場所などありません。放射線が目に見えないから、たまたまニュースで話題になっているトリチウムを敵視するのでしょうが、地球上、放射線だらけです。霧箱を使って放射線が見えるようにすると、この白い線が全部放射線。

箱の中だけじゃなく、絶え間なく、空間を飛び回っています。これだけの放射線が毎秒体にぶつかっているんですよ!われわれは、こういう中で生活しているんです。

細胞を傷つける代表格は紫外線。夏場に肌を露出して出歩いていませんか?麦わら帽子をかぶっていますか?放射線強度は標高が高いほど強いので、放射線が怖いなら、富士山頂登山は危険。航空機も危険で、ブラジルのカラバリとインドのケララ なんて行くべきではない。ブラジルやインドには出かけないとしても、富士山に登ろうとしてませんか?

自然・人工放射線からの被ばく線量

地球に住むってことは放射線と共存しなくちゃいけないわけですから、環境基準以下に薄められたトリチウム水海洋放出だけ気にしたってしょうがないんですよ。生活スタイル全部を考えないと、被ばく量は抑えられない。トリチウムよりもっと人体に悪影響がある肥満、タバコや酒を体に取り込みながら抗議するなら、まずは、タバコと酒をやめて、BMI 25以下にしてからにして欲しいわ。

個人的には、この原発事故処理水海洋放出で、魚の消費が減って、魚の漁獲量が減るなら、海を休ませるいい機会だと思います。魚を食べなくったって人は死なないし、漁業者が漁できないだけでしょ。こういっちゃなんですが、収入の問題なら、お金で解決できます。しかし、海洋資源、魚資源、漁場の温存はお金では買えない。数年、漁場を休めて、数年後漁獲量がどう変化するか見るにはいい機会なんじゃないかと思います。

放射線を敵視する日本人が多いけど、物質や自然現象を敵視したって仕方ないんですよ。放射線は生物進化には無くてはならないものだし、産業にも必須の現象。身近では発芽しないジャガイモを生産するには必要なものだし、そもそも人間が作らなくったって、自然界に天然原子炉が存在していました。太陽が放射する猛烈な放射線を防いでくれているのは、マントル中の放射性物質が発生する熱だし、防ぎきれなかった放射線が光るとオーロラになる。喜んでオーロラを見に行くでしょ。最も強力な放射線が地表近くにたくさん届く場所って知ってる?
危ない放射線とあまり害が無い放射線を見極めて、共存するのが現代人には必要で、「原始生活でも構わない」と宣言するんじゃなければ、自分で調べて、自分の頭で考えて、どこまで許容されて、どこからがダメなのかを線引きして発言した情報じゃないと無価値です。

中学理科で、原子核くらい学ぶでしょ。中学理科をさぼって原子核を理解していないのか?>日本のマスコミ

物質の性質だけ説明しても意味ないんだよ!

この文章をここまで読んだ人、福島原発が水素爆発した時、放出された放射性物質の量、これは広島(または長崎)に使われた原子爆弾に積まれていた放射性物質の量と比べて、多いのか少ないのか知ってますか?

  1. 広島>福島
  2. 広島<福島

どっちだと思いますか?仮に、広島を100とすると、福島原発事故は、いつらくらい?
こういうことをマスコミは全く伝えない。不安をあおるだけ。報道しているキャスターの中に、自信をもって答えられる人っているんだろうか?基本的なところに触れずに進捗状況を伝えようとしても伝わるわけがない。大局なんて見ちゃいないんだから。

処理水の海洋放出だって、しないで済むならしない方がいい。しかし廃炉処理を進めることの方が重要なので、水の状態のまま固定出来て、しかも人から離して設置できるようなものに加工するのがいい。例えば、コンクリートパネルとか建築材料とか、揚水発電用の水とか、冬場の融雪用の水とか、消火栓水とか。結局、捨てるための水を運搬するのにエネルギーを使いたくないという判断なんだろうね。その場で蒸発させるか、海に捨てるという安い処理方法が残って、海洋放出となったってことでしょう。十分に理解できる筋書きです。日本の場合、中国政府のように、未処理水をこっそりと川に放出して、ばれたら現場責任者に責任を押し付けて首を切るようなやり方はしないので、短期的には混乱するでしょうが、数値計測の事実が混乱を鎮めるでしょう。

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