ポールソーを使って雑木除去作業をしていたら、腕を上げにくかった肩の痛みが取れたというメモ。
正確には四十肩ではないのですが、今年の5月、刈払い機を使って雑草除去作業を行っていた時、地面だと思って踏み込んだ地面が突然消滅し、崖から転落。(高さ1mくらい、昔、田んぼの土手だった場所から田んぼだった荒れ地へ転落。)この時、左肩から落ちてしまい、左肩をしこたま打撲。1週間くらいで打撲の痛みは無くなったものの、以後、左腕の可動域が狭くなって、四十肩、五十肩のような症状なっていました。(ちなみに、四十肩、五十肩を患ったことが無いので、多分こういう症状なんだろうという想像です。)Tシャツを脱ぐようなケースで、左腕を上に上げたり後ろにそらしたりしようとすると痛みが発生し、腕の可動域が狭まっていました。
日常生活や草刈り作業に大きな影響は無いものの、背中に手を回す作業が苦手になって完治まで一年くらいかかるかな~って思っていたところ。(2014年、雪道で転倒した時、右肩打撲して、同じような症状になった時、完治までそれくらい掛かったので。)
今、自宅の周りの他、メンテナンスされない県道ガードレール下をボランティア除草していて、ややこしい場所にたどり着きました。(写真下)雑草はチップソーで刈り取れますが、成長してしまった雑木は、チップソーではしんどい。
草の部分は刈り取ったものの、雑木を何とかしないといけない状態に。
ここは元々、ただの盛土の上を走る道路で、脇はただの土手。本来なら、手前のような土手が続くだけだったのですが、隣の管理されていない私有地と土手に自生した雑木が管理されないまま成長したところへ、クズなどのつる植物が雑木を足場に電線にまで達して、緑のカーテンというか小さな森のようになってしまっています。
舗装路面は県がメンテしていますが、両側の土手部分は、年に1回程度、(おそらく県が依頼した業者による)除草作業が行われるだけで、雑草部分は除去されますが、雑草から雑木に変わってしまっているところは放置状態。道路に隣接する昔工場だった土地境界あたりから雑木が道路側に伸びていて、道路管理者だけでは全体に手を出せないのだと思います。
この状態は、私の生活に直接影響は無いのですが、最近我が家の周りでもマダニが媒介する感染病に命を脅かされる人が出てきていて、家族に被害が及ぶ前に、野生動物と人の生活圏を分離しないといけないと思っています。それには、集落の雑草が生い茂っている部分を減らす!ってことが重要ですが、上記写真のような場所は刈払い機だけでは無理!高枝切りノコを登場させることにしました。
写真は、[山善] 10.8V 充電式 高枝ガーデンポールソー で、私はこれを使っています。雑木が歩道にはみ出すすくらい生い茂っていて、歩道から土手の状態がよく見えず、まずは土手を覆っている部分の雑木をカットしました。幸いなことに、こういう土地に生える雑木は軽い。軽い(密度が低い)から、10.8Vバッテリーで動作するレシプロソータイプの電動鋸でもカットできます。最大距離(ポール3本)をカットするには力が必要ですが、ポール2本で使う短距離切断や電動鋸単体で使う場合はあまり力が必要なくて便利です。
片手で簡単に持ち運べるくらいの1m程度にポールソーで枝をぶった切ってゆき、近いところの枝が無くなり、ポールソーの最大距離(3本)でようやく届く距離の枝を切ろうとすると、左肩にだんだんと痛みが。。。打撲した部分に負担がかかっているみたいですけど、枝を切り落としている最中なので、痛くても左手を離すわけにはゆかない。
左腕を上げる角度が高いと、時々、肩に一瞬激痛が走るものの、我慢しながら枝を落としてゆきました。ポールソーのバッテリー残量や、切り落とした枝を処分する場所の広さに都合もあるので、一気に全部というわけにはゆきませんでしたが、ちょっとだけ、場所が開けました。(続きは、後日作業)
枝切り作業を行った日の夜、お風呂に入ってみると、あれれ、左腕の可動域が広がってる!シャツの着脱にあまり痛みが走らなくなりました。遠くの枝を切っているとき、何度か肩に激痛が走りましたけど、筋肉が固着していたところが剥がれたようです。打撲前の状態復活とはいきませんが、打撲した肩が一気に改善した感じ。二日後には、更に肩が軽くなりました。
長い竿を持って、痛みに耐えながら作業した価値があったな~。
余談ですが、雑草、雑木除去作業で面倒くさいのが、刈り取った草と木の処分。
雑草は時間を掛けて、たい肥にするという手もありますが、正直なところやってられない。穴掘って、雑草を運び込んで、土をかけて、時々、空気の入れ替えのため、埋めたものを掘り返さないといけない。雑草はいいけど、雑木の場合、簡単にはたい肥に出来ないし、三次元物体なので、乾燥するまで置いておくだけで場所をとりますからね。棘がある雑木だと乾燥すると棘が固くなるので、更に扱いづらい。焼却するしかありませんが、刈り取った直後の植物は簡単には燃えないからねぇ。悩ましい。