マイナンバーカードと健康保険証一体化の法律が成立したんだって?

パソコンを使っていたら、「マイナンバーカードと健康保険証が一体化へ 改正法可決・成立」というニュースがメールで到着しました。

感じたのは、「こりゃ、来年の秋以降、医院の窓口で待たされるかも。」ということ。

私は、マイナンバーカードを健康保険証として使えることには賛成です。紙のカルテと違い、A病院で診察を受けた内容をB医院で参照できたり、定期健康診断の情報をどの医院でも参照できたりすれば、大きな疾患を早期に発見できるようになるかもしれないから。すぐに出来ないとしても、近い将来連携できるようになればいい。と考えるからです。

しかし、2024年秋で紙の保険証は廃止というのは脅しと同じで、もっと時間を掛けて切り替えてゆくべきだと考えます。

行政窓口の健康保険関係の労力が減ることは間違いないと思いますが、そのツケは病院、医院の窓口に変わるだけというのが私の推測。スマートフォンや携帯電話を持っていなかったり、無理やりスマートフォンを押し付けられて、毎日嫌な思いをしている人にまでマイナンバーカードや資格確認書を押し付けるのは間違いでしょう。マイナンバーカードだけ持っていても、スマートフォンを持っていなければ、健康保険証一体化メリットは行政や病院側にしか発生しません。利用者側にもメリットが発生するには、パソコンかスマートフォンが必要。無ければ、何のメリットも発生せず、利用者側の疑問と負担が増えるだけ。スマートフォンを持てというのは、行政側メリットを生むために被保険者にお金を使ってスマートフォンを買えって言うのか?持っていない人には、健康保険証と対応スマートフォンを一緒に提供しなさいよ!

自分の家族の最年長者が、携帯電話会社の窓口や、家族が勝手に契約して突然渡されたスマートフォンを使えると思いますか?新しいものを使うことに抵抗が高齢者は多くて、マイナンバーカードに抵抗が無い人も多いことは事実ですが、何かわからないけど重要なものを押し付けられることが嫌な人はいっぱい存在しています。単に政府が決めることに抵抗したい人とか、無意味とわかっていても文句を言いたい人達も。

無意味ではありますが、理解できない人、抵抗したい人がいることは事実。問題は理解する能力が(まだ)無い人にまで健康保険証一体化のマイナンバーカードが渡っていること。大丈夫なの?って思います。押し付けるなら、行政の役目として何度も何度も同じ説明を繰り返して理解してもらう必要があります。10分前に説明されたことを覚えていない人達ですからね。自分の手で何度も何度も使わなきゃ覚えられないのよ。(元素周期表を覚えられないのと一緒。)

こういうことを短期間で行うには、仕組みの他、それを実現するための全国共通標準ツールやAPIを一緒に提供しないとうまく行かないことは明らか。(無理に利用する必要はないけど、受付プロセスの基準になるもの。)政府がそういう準備をしているようには全く見えません。出来ないなら時間を掛けなさいってこと。

他の人の口座と紐づけられてしまったとか、マイナポイントが貰えなかったというような小さな話はどうでもいい。こういう話は、全利用者への現時点登録情報確認メールや郵便物、事後にお金で解決できるから。
大切なのは、国民のセキュリティー意識、コンピューター利用能力が低いまま、制度を進めないこと。教育コンテンツにもっと簡単に触れられるような機会を増やすことが重要。丸投げじゃなくて、政府が責任を持つ形でね。業者に丸投げして責任を取ろうとしないから政府が進めることは全部反対という人が出てくる。

結局、病院の窓口で、よくわからない健康保険一体型マイナンバーカードを持った受診患者の何%が認証に失敗して立ち止まる。認証アプリの専門家じゃない病院スタッフが対応するものの、機械の前に行列が出来たり、怒鳴り声が聞こえたり。認証失敗のために受診を控えたり、暴力沙汰になるようなことが起きなきゃいいと想像するのは心配のし過ぎでしょうか?2024年の秋が心配です。

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