東芝 Dynabook T451/46EBS メインメモリ増設はどこまで可能か?

またまた、ノートPCのメンテナンスを頼まれる案件で、東芝 Dynabook T451/46EBS という Satellite L750シリーズのパソコンが持ち込まれました。

起動することだけを確認して、預かることにしました。

東芝の、というか、日本製ノートパソコンって、型番だけじゃ全然スペックを想像できないから、何をするのも仕様確認が必要で面倒くさい。Dynabook T451 といってもたくさんモデルがあります。

検索してみたところ、Dynabook T451/46Exx というモデルは、Core i5-2450M, 4 or 8GB DDR3メインメモリ 2 slot のようです。

東芝 Dynabook T451/46EBS スペック

起動してみると、Windows7 Home がインストールされており、サクサク動いて、そのまま使えばいいんじゃない?と思えるくらいいい状態でした。仕様書にはメインメモリ標準4GBと書いてありますが、8GB((4GB x2)に増設されているようです。

私はこのままWindows7で使い続ければいいと思うのですが、Windows7では問題はWebブラウザーの更新が止まっていること。Webブラウザーが更新できないと、Webブラウザーの証明書が新しくならないので、証明書の有効期限が切れた後は、HTTPSでの通信に支障が出る場合があります。(HTTPページは問題なし。)また、暗号化通信を行うメールサーバーと通信が出来なくなる可能性もあります。

素性がわかっている社内サイトや自分のサイトにアクセスする分には問題ありませんが、不特定サイトと通信するには不便を感じることがあります。会員専用サイトなどですね。

ということで、まずは、どこまでアップグレードできるかを確認してみることにしました。HDDはSSDに交換できるでしょうから、注目すべき点はメモリの最大容量。DDR3-SODIMMスロット x2 なので、8GB DIMMを使えられれば、16GBで運用できることになります。しかし、上記仕様では最大8GBとなっています。
メモリ容量は一般的に使用しているチップセットに依存するので「モバイル インテル® HM65 Expressチップセット」を調べてみたものの、Intelのサイトではよく分からず。同チップを使用している他メーカーのサイトでは、16GBを最大メモリ容量としているサイトもあり、16GBまで使えそうな気がしてきました。
ちなみに、日本メーカーの仕様というのは、保証や動作確認を兼ねている場合が多く、発売当時の事情で動作確認を行っていないだけで、「使えるはずだけど試していないので保証はしない」という場合が多いです。なので、実際に試してみないことには16GB認識されるのかどうかわかりません。

幸い、私は他に、8GB x2 DDR3-SODIMMを搭載しているDELLのノートPCを持っているので、そのメモリを一時的に拝借して動作確認してみることにしました。結果は下図の通り。

東芝 dynabook T451/46EB で 8GB DIMMが認識され、16GB になった

無事に 8GB SO-DIMMが認識され、トータル16GB として、BIOSに表示されました。OSからもWindows7 が16GBと認識しました。
ただ、元々8GBで十分だったので、アプリケーションを立ち上げず、OSを使っているだけではサクサク感はありません。一旦、元の8GBに戻して、このPCをどうメンテナンスするかは後ほど考えることにします。

結論は、「Dynabook T451/46E は16GBまで増設できた」ということになります。

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