富士通 LIFEBOOK AH40/J 最大メモリ容量

東芝Dynabook T451 と一緒に持ち込まれたのが、富士通 LIFEBOOK AH40/J。
前のメモに一緒に記述しようとしていたのですが、テスト結果が奇妙なことになったので別のメモとしました。

このLIFEBOOKも2012年の発売のようで、10年くらい前のモデル。
LIFEBOOK AH40/J を検索してみると仕様が出て来ました。発売時はWindows8 Homeが入っていた模様ですが、現時点ではユーザーにて Windows10 Home にアップデートされているものです。

富士通 LIFEBOOK AH40/J 仕様

Dynabookの仕様書とは違って、明確に「標準4GB(4GB×1)/ 最大16GB」と記述してあるため、こっちは安心して DDR3 8GB SO-DIMM x2を利用できそうです。DELLノートから拝借して、Dynabook T451で動作確認を行ったSODIMMを LIFEBOOKにも入れて動作確認してみました。LIFEBOOK AH40/J に関しては、裏側の大きい方のパネルのネジを取り外し、蓋を剥がせばメモリスロットが出てきて作業スペースが広いので、メモリ交換は作業がしやすい。

富士通 Lifebook AH40/J メモリスロット

メモリー交換を行い電源を入れてみたところ、LIFEBOOKのBIOSを出すためのキーシーケンスがわからず、OSが起動してしまいました。Windows10が入っているので、メモリ容量はOS側からも確認できるわけで、タスクマネージャを使って確認してみたところ、予想外の結果が。

富士通 LIFEBOOK AH40/J Windows10からメモリの認識状況を確認してみた仕様書通り 16GB が認識されていることはされているのですが、認識されている容量と使用可能な容量がかけ離れています。

タスクマネージャでも確認したところ、

富士通 LIFEBOOK AH40/J Windows10タスクマネージャからメモリの認識状況を確認してみた

こちらでも、7.5GB が利用可能な容量として認識されています。

なぜこんなことになる?

32bit OS の時代はよくあった話で、AMD CPUの場合は、IO空間は、メモリ空間の真ん中に配置されていて、その位置が利用可能なメモリ上限となることがありました。しかし、64bit OS でIO空間をMMUでどこにでも再配置できるようになっているはず。しかも微妙に8GBに届いていない!
ちなみにこの様子は、8GB 搭載時と同じです。4GB + 4GB = 8GB搭載時でも、タスクマネージャーに表示されるメモリ容量は 7.5GB。CPUじゃなくてAPUのため?(どう違う?)

う~ん、この 富士通 LIFEBOOK を16GBにするのは、「今のところ」意味がなさそう。HDD→SSD で高速化を図ることは出来そうです。

しかし、仕様書には16GBと書いてあって、実際16GBの容量を認識しているにもかかわらず、約8GBしか使えないというのは解せない。ひょっとして、OSインストール時から16GBじゃなければいけないとか、何か設定をいじらないといけないようなことなのだろうか?と、Web検索してみるものの、まだ、同様の症状に巡り合えず。解決策はあるのだろうか?

情報がつかめないと、この後の方向性を決められないので、LIFEBOOK に関しては、当面ハードウェアには手を着けず、OS側だけのメンテナンスとなりそう。

その後:

別のノートPC(NEC Lavie)でもハードウェア構成を変更した後、BIOSでは認識した容量を、タスクマネージャーからは一部しか認識しない現象を確認。

どうも、ハードウェア構成変更後、メモリ容量は認識できるものの、拡張した容量を使えない という現象があるようです。つまり、ハードウェアが原因ではなく、ハードウェア拡張や引っ越しの仕方が間違っている可能性が高いと考えられます。

ハードウェアを限定せず、BIOSやOSが認識している容量と、実際に使用可能なメモリ容量が異なる情報を検索してみたところ、見つかりました。

原因は不明ですが、解決策は msconfig.exe(システム構成) を使うんだそうです。

具体的には、

  1. スタートメニューから直接タイプして(検索して)msconfig.exe を起動。
  2. ブート タブを選択
    システム構成 msconfig.exe アプリを起動
  3. 詳細設定 から、最大メモリ をチェック
    msconfig.exe ブート タブ→ 詳細オプション
  4. OK をチェックした後、適用してOS再起動。
    msconfig.exe ブート タブ→ 詳細オプション、最大メモリをチェック

これで、メモリ容量全部を認識できるようになるとのこと。

試してみることにしました。
またもや面倒な作業ですが、 8GB → 16GB にメモリを交換。

OSを再起動して、msconfig を使う前に、メモリ容量を確認してみたところ、、、、あれれ。

msconfig を使う前に、16GB すべてが使えるようになってました。

lifebook メモリを増設して16GBすべてがOSから認識された。 lifebook メモリを増設してタスクマネージャーから16GBすべてがOSから認識された。

前回試した時、メモリモジュールの接触不良が起きてたのかな?

ということで、増設したメモリの一部が使えないというのは、PCモデルの問題ではなく、接触不良だった可能性が高そうです。

問題解決と判断します。

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