手術を受けました。と、言っても、15分で終わるものでしたが。
年を取ると、皮膚にいろいろ不都合が起きます。2年くらい前、右足に薄いシミかホクロがあることに気づきました。触ると、皮膚に濃い色がついているような感じで触っただけでは場所がわからない感じ。日常、長ズボンを履いて過ごしているので、こんな位置にホクロなんてあったかな~と思いながらも、特に支障なく過ごしていたところ、昨年、色が濃く、触った質感が皮膚だったものからカサブタのようなカサカサ感に代わっていることに気づきました。大きくなるわけではなく、厚くなっている感じ。不都合は、半ズボンを履く夏場に、手が当たると気になることくらい。
しかし、最近ホクロの周りに痒みが出てきて、厚さが分厚くなっていることがわかり、今のうちに医者に診て、取ってもらおうと、近所の皮膚科クリニックに出かけました。
一目診て言われたのが、「これ、ホクロじゃないんじゃない?」って。
え~~!とびっくり。ホクロと腫瘍の区別なんてつきません。
皮膚サンプルを取って、検査に出してもらいました。
ホクロとばかり思っていたので、驚きましたが、悪性ではなさそう と言われて一安心。
検査結果待ちになりますが、悪性でなければ、取り除いてもらうことにして、一旦帰宅。検査結果が出るまで1~2週間と言われていたので、結果が届いていることを確認して、10日後、もう一度クリニックに。
予想通り悪性ではないということで、希望するなら、このまま切除するとのこと。様子見もできるとのことでしたけど、時々痒みがあり、無意識に掻いてしまいそうで、当初の目的通り、切除してもらうことにしました。
上の写真が手術直後の患部。
局所麻酔の針を刺されるときに、少し痛かったくらいで、切除は全く痛みを感じず。足を触られているくらいの感覚で手術と縫合が終了。手術は5分程度。術後患部の保護に更に5分くらい。あとで明細を見たら、皮膚、皮下腫瘍摘出術、長形2cmとなっていました。丸く切って、直線に縫合したのね。腫瘍があった部分がこうなりました。麻酔が切れた後も、切除部位に痛み無し。切り取ったあと、しばらく痛みがあるのかと思っていたのですが、要らぬ心配でした。
薬局で当日の痛み止め(当日しか飲まなかったし、飲まなくてもよかった。)と抗生物質をもらって、翌日にもう一度通院。手術後の患部の様子を確認してもらって、その後は毎日一度、自宅で、患部の消毒と保護。患部が不衛生にならないようにもらった抗生物質を塗って、ガーゼとテープで固定。これを一週間繰り返し。
そして、一週間後に通院。
外観はあまり変わっていませんが、切除した場所はくっついたようです。
1週間後に抜糸予定ですが、その間は、テープで保護して、二日に一度、保護テープを交換すればよいとのこと。お風呂は湯船に入っても問題ないそうです。
痕は少し残るでしょうが、気になる場所ではありません。、普段はズボンの内側ですからね。
しかし、ホクロと思っていた部分が、ホクロじゃなかったとわかった時は、ドキッでした。
皮膚細胞も細胞分裂時にコピーを間違えることがあり、何回も何回も細胞分裂を繰り返すので、年をとるとこういうことも起きてしまいますね。幸いなことに悪性腫瘍ではなかったことと、手術しやすい場所だったことで、切除手術を受けても生活にはほとんど影響ありませんでした。
縫合部分は自分でケアしないといけないけど、バンドエイドじゃダメで、クリニックで言われたガーゼとテープの購入にドラッグストアーまで走らないといけなかったのと、それが結構高かったのが痛い出費となりました。
診察、検査、手術、患部のケア、薬代 で、今のところ、1万円くらいの出費。これくらいで済んでよかったですけど、老化は怖い。
その後:
手術から約50日後の様子。
切開後よりも、縫合糸が通っていた8カ所の影響か手術痕がまだ残っています。
湯船に入っているときに気が付く程度で、その他、手術した部位が気になる事はありません。
わざわざ触ると、痒くなる感じ。一年くらいすると、元通りになるのかな~。