定期的に近くの医院や歯科を利用しているので、お薬手帳を持っています。
ただし、紙の手帳で、医院を訪問した時に提出し、帰りにもらった薬の情報が糊で貼り付けられているというアナログな手帳。
持っているだけなのですが、先日、集団接種会場で新型コロナワクチンの接種を受けた時、初めて利用しました。サイズがポケットに入るものの、入れっぱなしにしておける大きさではないので、普段は持ち歩きません。
先日、Podcast番組を聴いていたら、モバイルアプリのお薬手帳が便利だという話があって、興味を持ち、手持ちの Android 7端末に入れてみることにしました。モバイル端末なら外出時に持ち歩きますからね。
手順としては、アプリストアーで、「お薬手帳」を検索して、たまたま一番上に表示された EPARK のお薬手帳 をインストールしただけ。
アプリを立ち上げて、アカウントを作って利用開始。
この「お薬手帳」アプリ、マイナポータルとの連携機能があって、アカウントを作った後、マイナンバーカードを使ってマイナポータルから「薬剤情報」「特定検診」「予防接種」を取得することができます。
私は、医院でもらった薬情報を手入力すれば、それがお薬手帳として使えるようになるくらいに思っていましたが、何も情報入力しなくても、お薬手帳が出来上がりました。これにはびっくり(ただし、薬剤師情報とか、器楽情報など複数項目が空状態。)で、便利。
私が行っている医院は、全部紙ベースの処理なのですが、実は、誰かが電子化しているみたい。医院がやっているのか、情報を入力する別組織があるのかはわかりませんが。2023年1月の受信情報がまだ入っていなかったので、リアルタイムじゃなく、バッチなのかもしれません。
それから、定期健康診断受診情報が入っていました。2021年と2022年のもの。個人情報欄に身長とか体重情報が入っていたので、マイナポータルから持ってきたものと思います。
予防接種情報に関しては、コロナワクチンの接種済 記録ではなく、登録地域で接種できるワクチンの情報だったので、現時点ではあまり意味がありません。ガックリ。マイナポータルにコロナワクチン接種情報が登録されれば、モバイル端末で見られるようになるでしょうね。
お薬手帳アプリは、EPARK のもの以外にもいろいろあるようで、私から見るとEPARK製のものはメニューが多すぎて、ちょっと使いづらい。その他の開発者のアプリも使ってみようと、「eお薬手帳」を入れてみたところ、あれれ、マイナポータルとの連携機能がない!
医院がくれる薬情報にQRコードは付いていないので、アプリに取り込むには手入力が必要っぽい。
すぐに削除しました。
こっちは、dアカウントでログインでき、アカウントを作る必要がなく機能が少ないのが良い点なのですが、医院がQRコードを発行してくれないので使う気にならない。QRコード付きの会計をしてくれるなら、このアプリの方が使いやすそうです。自分でリアルタイムに登録できますからね。
他にマイナポータル連携機能付きお薬手帳アプリが無いかと検索してみましたが、残念ながら見つかっていません。Android 7で動いてほしいし。
EPARKのものをしばらく使うことにしますが、このアプリ、出来ることが多すぎます。まあ、田舎に住んでいることが原因だと思います。都会暮らしだと、使えるサービスがたくさんあって、便利なアプリなのかもしれません。そのうち持病が増えてくると使うメニューが増えてきてありがたく感じるのかもしれませんけどね。
その他、EPARK のサーバーに私のデータがアップされているのだと思いますので、このデータが勝手に二次利用されたり、管理者がリークしてしまわないかという事が心配になりますね。
追記:
2023年の情報を見られなかったのは、マイナポータルに、まだ2023年の情報表示機能が無いためでした。
また、EPARKお薬手帳で、薬剤情報を見られるのは、マイナポータルに薬剤情報が登録されているためでした。アプリは単純にその情報をコピーして端末にローカル保管しているためでした。それでも毎回マイナポータルを開く必要が無く、便利ですけどね。データの流れとしては、マイナポータル→端末→EPARKサーバーへアップロード で、EPARKお薬手帳をインストールしていなくても薬剤情報にアクセスできます。お薬手帳は、マイナポータルの情報を転記しているアプリと考えるのがよさそうです。