現在のWindows10では、オプションでLinuxの動作環境が提供されます。それがWindows Subsystem for Linux、WSL。現在のバージョンは2 で、WSL2が配布されています。
当サイトでは、過去何度かWSLを含む情報をメモしてきました。
WSL内だけでLinuxコマンドを利用する場合や、Linux側からWindowsのファイルシステムにアクセスる場合は、特に苦労することは無いのですが、逆方向のWindows側からLinuxファイルシステムへアクセスしようとするたびにファイルシステムを探してバタバタしています。
というのは Linux ファイルシステムの仕様が、コロコロ変わるため。
今回調べてみようと思ったきっかけは、特定のWin10 PCでファイルエクスプローラーに見慣れないペンギンマーク🐧を発見したため。
ひと目で、Linux関係だろうと気づきます。中身を見ると、Linuxのルートファイルシステムが表示されます。
ファイルの実体は、
C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\<ディストリビューションっぽい名称>\LocalState\rootfs
の位置にLinuxファイルが NTFS上に展開された形で存在しています。これは、過去に調べたとおり。
ところが、今回、WSLを使おうと、新たにWSLをインストールしたPCを確認してみると、
C:\Users\<ユーザー名>\AppData\Local\<ディストリビューションっぽい名称>\LocalState\ext4.vhdx
に、Linuxファイルシステムではなく、仮想HDDがありました。
展開されたファイルシステムがあるのは、以前からWSLを使い続けているPCで、仮想HDDがあるのは、最近WSLをインストールしたPCの気がします。(おそらく、合っているでしょう。)どこかのアップデートのタイミングで、仕様が変わったんでしょうね。
WSLがインストールされていても、なぜか、ペンギンアイコンがあるPCと無いPCが存在する違いが(まだ)判らない。
しかし、なぜ、こうもWSLって、仕様がコロコロ変わる?