スーパーカブ110: ホンダビジネスボックス取り付け位置調整

スーパーカブ110 JA07 の時から利用している、ホンダビジネスボックス(08L00-GT0-K10ZA)。

ホンダ ビジネスボックス ワンタッチタイプ

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58L大容量格納スペースで、スーパーカブとの組み合わせで使用すると、とっても便利。難点は利用者自身がボックス底部に穴を開ける加工作業が必要なことと、直接(別売)アタッチメント金具で後部キャリアにネジ留めするため、一度取り付けると簡単に取り外しできなくなること。私はバイクショップで購入したため、加工をお店でやってもらい自分で穴開け作業することはありませんでした。

以下は、ビジネスボックス購入時のJA07ですが、説明書どおりに取り付けてもらい、取付作業自体に問題はなかったのですが、ビジネスボックスがキャリア最前方に取り付けられたため、運転中に腰がリアボックスに当たって気になる。下の写真がJA07時代のリアボックス取り付け位置。

ホンダビジネスボックス標準取付位置 ホンダビジネスボックス標準取付位置

メインスタンドを掛けるとき、リアキャリアのバーを持つことができないので、センタースタンド掛けに無用な力が必要でした。

JA07が廃車になってしまい、後継バイクのJA44にボックスを引っ越すときに取り付け位置調整を行うことが出来ればよかったのですが、JA07とJA44のキャリア形状が同じであるため、取付位置を調整することは出来ませんでした。なので、JA44でもホンダビジネスボックスの取り付け位置は、下の写真の通り。

ホンダビジネスボックスをJA44に取り付けたところ

我慢できるレベルではあるのですが、ず~と気になっていました。

そして、とうとう、このホンダビジネスボックスの取り付け位置を調整する決断をしました。(おそ~)

論理的には、底部にある6か所の穴を、前方に5cmくらいスライドさせた位置に穴あけするだけなので、30分くらいで終わる作業だろうと思っていました。

ところが、、、、そういう単純な話ではありませんでした。

まず、ビジネスボックスを取り外し、何cm スライドさせるのが適当なのかシミュレーション。

ホンダビジネスボックスの取り付け位置テスト

5cm 後方にスライドさせた位置がこれくらい。この位置だと、運転中に腰がボックスに当たることは無くなります。ただ、ボックス内の荷物が多い時、メインスタンドを使うとバランスが崩れて前輪が浮き上がる可能性が出て来ます。なので、後方にスライドさせるとしてもこれくらいが限界か。

方針が決まったので、新しい穴の位置をマークしようとしたところ、5cm スライドした位置に穴を開けることは出来ますが、取付金具を固定できないことが判明。5cmスライドは全くダメだと判明。

元々の取り付け位置

作業前のアタッチメント位置

4cm なら穴あけできます。底部中央の4か所の穴は可能。しかし、最後部の2か所を4cmスライドさせようとすると、底面凸部と干渉してしまい、金具で固定できないことが判明。う~ん。

2cmスライドなら、6か所すべての穴を開けられそうですが、2cm では、運転中に時々腰が当たりそうで不十分。後部キャリアバーを持つときにちゃんと力が入るかな~?となかなか微妙。迷ったあげく、4cm スライドさせて、4本のボルトだけで、固定することにしました。

後方に4cmスライド後のアタッチメント位置

後方に4cmスライド後のアタッチメント位置

4か所だけネジ留めして、4cm ほど後方にボックス取り付け位置をスライドさせてリアビジネスボックスを取り付けたのが、次の写真。シートとボックスの間に隙間が出来ていることがわかります。

ホンダビジネスボックスの取り付け位置を4cm後方にずらしたこの位置は、メインスタンドを掛けるときや車体を引き回すときに、リアキャリアのバーを持てるし、腰を座席後方に下げてもボックスに当たることはないし、標準取り付け位置と比べてとっても良い場所だと感じます。

副作用として、ビジネスボックスの取り付け位置を変えたことと、6本の取付ボルトが4本になってしまったためか、メインスタンドをかけて暖機運転中にビジネスボックスの振動が気になるようになりました。もともと、暖機運転中は振動していたのですが、振動がひどくなったような気がします。アイドリングの回転数が変わったり、後輪を設置すると振動は気にならなくなるので大した問題じゃあないのですが、しばらく観察が必要そうです。

なんにせよ、スーパーカブ110にビジネスボックスを取り付けてから約4年間、ようやく気になっていたリアボックスの取り付け位置についての小さな不満が解消されました。

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