我が家では、照明の点灯時間が長いところ、頻繁にオン・オフを行う場所の照明を中心に、そして電灯が故障したところからLED照明に交換しています。
台所の局所照明は、最も長時間点灯させている場所で、20W直管形蛍光灯をREUDOというメーカーの20W型LED照明と交換しました。グロー管タイプの蛍光灯だったので、グロー管を取り外し、電球を蛍光管からLED管に取り換えるだけでLED化でき、とっても便利でした。(故障時対応を考えて安定器は取り外さず。)
交換したのは、2015年末。交換した時、「これで、当分ここの照明を取り換えることはないだろう」と思っていました。
使っているうちに、何か所かLED管に暗い部分が出てきたので、一部のLEDは破損していると思いますが、数十個のLEDのうち数個が死んでも気にはなりません。
ところが、昨日、突然 LED照明が全く点灯しなくなりました。
他の場所に使っている同型LED管を持ってきて接続すると問題なく点灯するので、LED管の故障っぽい。問題のLED照明を別の場所の同型照明に取り付けると非点灯。故障確定!
がっくりです。結局、6年半程度しか使えませんでした。期待よりもはるかに短い寿命。メンテナンスしていた者としては、蛍光灯とあまり違わない寿命という印象です。
一日6~10時間点灯させている場所なので、短く見積もっても15,000時間くらいは使っていて、これは蛍光灯の場合と比べて相当長く、電力は9Wで蛍光管の半分。また、屋外の昆虫が反応する光の波長成分が少ないため夏場に飛び込んでくる羽虫の数が減っていて、実際には大きな効果が出ているのですが、6年程度で使えなくなるのでは印象は良くない。
LEDが一つずつ消灯してゆき、暗くなって、使えなくなったのであればLEDデバイスの問題でしょうが、突然使えなくなったので、LEDの問題ではなく電気を交流から直流に変換している電源回路の問題でしょう。
いい機会なので開けてみました。蛍光管と違い、LED管は安全にばらすことが出来ます。
LEDカバー部分を取り外すと、LEDが数十個並んでいることがわかります。問題は、この裏。
電源基盤が出て来ました。電源基盤には、
- QS1078-A
- AC:90-265V
- DC: 36V-240mA
- 2014-12-27
と書いてあります。
コンデンサーが膨れたり、半田が取れているかと思ったのですけど、そういう箇所は見つかりません。
上図のトランス(黒枠+黄色)右側に大きな電解コンデンサーがありますが、見た目は正常。膨れも焦げもありません。入力部分のコンデンサーの足にテスターを当てて、抵抗値を計ると、最初は数値が出て、やがて導通がなくなり、その後電圧を計ると、高い数値がだんだんと小さくなりますので、容量としての機能は残っているみたい。テスターでは正常なのかスペック外の数値なのかは計測できませんからね。他の部品も外観に異常は見られません。コンデンサー不良なら、またまた、交換パーツを調達して修理しようと思っていたのですが、当てが外れました。
すでに、ストックから交換用LED管を取り出して交換したので、廃棄してもいいのですが、直せるなら直したい。
まずは、新品20W 直管LED照明の価格を調べてみたところ、何本セットで買うかにもよりますが1,000円くらいと判明。ということは、送料を含めたパーツに掛けられる金額はできれば500円以下、高くても800円くらいということになります。これは修理するには厳しい数字。故障部分を確実に特定しないとお金は掛たが直らなかったということになりますからね。購入可能なパーツの金額は400円くらいまでってことになるので、もうちょっと基盤や配線を詳しく調べてみることにします。