PC: 450W ATX電源、故障、自己修理

昨年夏場に故障していることが判明していた KEIAN製450W ATX PC電源
完全に電源が入らない状態なら、ユーザーレベルでは、面倒な作業はせずに電源自体を丸とっかえするしかないのですが、動いたり動かなかったりで完全に壊れているわけではなく、さらに問題を抱えているパーツが特定できているので、廃棄するのはもったいない。

実際に修理する気になったのは、故障しているコンデンサーをAmazonの通販で入手できることが判明したため。

それに、今、新品PC電源が安くないですからねぇ。新品を買う方が安全ではありますが、最低でも5,000円はしますから。1000円くらいで直せるなら、廃棄物を減らす効果もあるので、自分が動きますわ!って気になりました。

外れてしまった電解コンデンサーのアルミキャップを調べてみると、

  • 1000μF 10V
  • 高さが20mm、直径が10mm

という仕様のもの。コスト的に直接電子部品屋に買いに行くことはできないので、「100uF 10V」を、Amazonで探したところ、10個パックが約1000円で売られていました。Amazon 市場、すげーわ。
一個当たり約100円のもので、予備を考えても2個あればいいところなんですが、送料の方が高くなっちゃうので10個入りを買うことにしました。

パーツが届いたので、修理開始。

作業内容は単純。

  1. 電源のカバーを開けて、
  2. 基盤をケースから取り外し、
  3. 目的のコンデンサーの半田を吸い取り、取り外す。
  4. 極性を確認して、新しいコンデンサーを半田で取り付ける
  5. 組み立てる。

という流れ。

作業内容は単純なのですが、やってみると、取り廻せる配線と、長さが短く取り外せないし取り回しもできない状態の部分があり、基板を半田作業できる状態まで持って行くのに苦戦しました。

アルミキャップが外れた電解コンデンサー

そして、一番苦労したのが、壊れた電解コンデンサーのフットパターンを探すことと、コンデンサーの極性を調べること。元の基盤パターンを知らないので、目印になるパーツを探して、「ここかな?ここかな?」と探し回り、テスターでグランドパターンを探し、「多分、ここだ!」と基盤にマジックでマークを付けて、半田吸い取り器を使ってコンデンサーを取り外しました。

壊れた電解コンデンサーを取り外した

新品購入したパーツと並べたのが次の写真。

壊れたコンデンサと新品ケミコン

サイズは似ているもののちょっと違う気がする。でもまあ、電気的特性が同じで、取り付けスペースに入るなら少々の違いは関係なし。

極性を確認して基盤ホールにリードを通した後、半田で固定。

新しい電解コンデンサーをはんだ付け完了。

余分なリードを切断。

電解コンデンサーの余分なリードを切断

部品取り付け作業完了。部品面を見ると、下のようになりました。

電解コンデンサーの交換完了

基盤やコネクターを元に戻してネジ留め。基盤修理完了。

修理時間はトータル1時間半くらい。

時間が掛かったのは、電源基盤をフリー状態にして、故障パーツの足を確認する過程。半田作業は10分程度でした。パターン探しと、分解組み立て作業がほとんどの作業時間でした。これで、うまく直っているならば、電子部品が不足している現在、多少はリソース節約になったと言えるでしょう。

さて、テストしようと、電源につないでスイッチオン、、、、変化なし。

そうだ、ATX電源はPCボードが無いと電源投入できないわ!ということで、翌日、ちょうどメンテナンスが必要になってしまった Mini-ITXケース + Asrock AD2700ボードにWindows10 2004 を入れて、そこから最新バージョンに上げるまでを修理した電源からの供給で試してみることにしました。

結果は、問題なし。OSインストールでは途中何度も再起動が掛かりますが、問題なく継続動作。数回、手動でシャットダウンを行い、起動ボタンでOSを立ち上げましたが、これも問題なし。数日24時間連続稼働させればさらによいのでしょうけど、それは、この修理済み電源を再活用する時になってからでいいでしょう。

修理時間と動作確認を合わせて考えると、丸一日以上必要な作業でした。作業時間をお金と考えるなら、高くても新品電源を買う方が安い。それでも、私は、有限な資源を節約できたので、修理してよかったと感じています。

今回の感想

久しぶりに半田吸い取り作業をしましたよ。半田がうまく取れてパーツがスルっと外れると気持ちいいわ。

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