時々チェックしているgoobikeのお店に新型スーパーカブ110 JA59が入荷していることを発見したため、見学しに行ってきました。
2022/3発表のスーパーカブ110は、
- ABS装備フロントディスクブレーキ
- スポークからホイール、そしてチューブレスタイヤ
- 多機能メーター(オドメーター + デジタル時計、シフト位置表示、デジタルトリップメーター、平均燃費計。Hiビームインジケーターはなくなった?)
- 燃料タンク容量は4.1Lに縮小
という、進歩したのか退歩したのかわからない仕様で、時計付き多機能メーターはとっても魅力的ですが、燃料タンク容量を0.2L減量となって航続距離が低下している可能性があります。燃費は運転の仕方の他、エンジンの性格、タイヤパターンによっても変化するのでJA59を低燃費走行で走らせる場合、どの程度の数値が期待できるのかとっても興味があります。2009年型JA07、前モデルのJA44を運転してきた経験から、バイクシーズンに低燃費走行すれば 70km/L 程度はゆくだろうと思いますが、それ以上どれくらい伸ばせるかがポイント。燃費がJA48並みの80km/L で JA44より10km/L以上良い数字なら、4.1Lタンクでも許容できるかもしれませんが、JA44と同程度の70km/Lだと所有する気になりませんわ。私がスーパーカブに求める航続距離は燃費が落ちる冬場でも 300kmですが、達成できるモデルには遭遇してません。タンク容量をもっと大きくしてくれぃ!
仮定の話はさておき、現物を見てみたい!特に、新しくなった多機能スピードメーター。デジタルメーターを切り替えるためボタンの位置と大きさは使いやすそうか?チューブレスタイヤはどんなパターン?などなど。
お店に着くと、タスマニアグリーンメタリックのスーパーカブ110 JA59はショーウィンドウに置かれていました。
斜め横からパチリ。
見たかったのは、メーター部左上にあるプッシュボタン。
デジタル表示切替ボタンはPCXのメーターのボタンと同じゴムで保護されたプッシュボタンが付いていました。私の場合PCXで実績があるので不安なし。
続いて、チューブレスになったフロントタイヤ。縦溝、少ないくて太い!
JA44標準チューブタイヤでは、水はけを良くするためか縦溝が彫られた道路で、タイヤパターンが道路の溝を拾ってハンドルが振動して最悪の乗り心地、というか転倒の危険さえありますが、このタイヤパターンはまっすぐ縦に刻まれた溝が少ないので、グループ工法道路での乗り心地が向上している可能性がありそう。
そして、JA44と比べて太い!ってことは、接地抵抗が大きくて燃費に影響しているかも。
私は、タイヤがチューブタイプからチューブレスになったことにより、旅先でパンクすると、見知らぬ自転車屋さんでの修理出来ていたものが出来なくなることが不安でした。
そのことをバイク屋さんと話をしたところ、確かに自転車屋では修理出来なくなるけど、逆にガソリンスタンドや自動車整備屋で修理できるようになるので、チューブレスの方が安心だよと言われました。そんなものか!
修理は置いておくとしても、チューブレスになったため、パンク時のエア抜けに強くなっていることは確かかも。
続いて、リアキャリア。
ホンダのホームページ画像で、JA59の画像を見てキャリアの色がシルバーメタルから黒に代わっていたことは知っていましたが、黒色でサイズ感が異なりました。実際は、単純に色が変わっただけでサイズは同じよう。
写真は、届いたばかりで保護シートも外されておらず、ショーウィンドウで整備待ちの車体を、外側から撮影したもの。
なんとなく、JA44用のオプションパーツ、カスタムパーツをそのまま使えそうな雰囲気で、JA44ユーザーがJA59に乗り換えるのは簡単そう。
まだ、売約済みにはなってませんでしたので、購入しようと思えば購入できます。
しかし、買うとなると手持ちベージュカラーのJA44を下取りに出すことになります。まだ燃費データも出そろっていない燃料タンク容量が0.2L減ったモデルで、JA44で使用中オプションパーツ(風防、リアボックス、インナーバスケット)を完全移設できるかどうかもわからないし、特に手持ちスノータイヤは使えなくなるとわかってるので、デジタル式多機能メーターの表示だけをメリットに初期ロットのグリーンカラーモデル購入決断できる?
現物を逃すと、次の遭遇がいつになるかわかりませんけど、レビューとデータが出てくるまでは待つしかなさそう。そもそも、乗るバイクが無くて困っているわけじゃないしね。
余談:
JA59 スーパーカブ110 の他にも DAX125 が復刻発売されていますが、Daxというバイク、旧Dax50 はハンドル操作をするとフロントが流れるという超危険な特性でしたが、そこは改善されているんだろうか?と心配します。
むか~し、Dax50が現役だったころ、数人の友人がDaxに乗っていて、短時間運転させてもらったことがありますが、どのDaxに乗っても、カーブや右左折で車体を倒すとフロントタイヤが外側に流れるのが体に伝わってきて、怖かったことを覚えています。50ccで車体が軽かったためなのか、タイヤの特性がそうだったのか、設計自体がスタイル優先されていたためなのか私にはわかりませんが、私の運転したくないバイクリストトップに来るバイクでした。
DAX125として復活し、安全性を重視した現代的な設計がなされていると期待したいですが、絶対に所有したくないバイクです。