大型フロントバスケット装着状態のスーパーカブ90カスタムですが、フロントバスケットにインナーカバーを装着しました。
フロントバスケットだけ取り付けた素のスーパーカブ90カスタムとして使う予定だったのですけど、いろいろカスタマイズが始まっています。
大型バスケットは、ホームセンターでちょっとした買い物をしたとき、フロントバスケットに入れて持って帰れるのでとっても便利です。家庭サイズのバケツなんかもフロントバスケットに入ります。買い物駐輪時、ハーフサイズヘルメットもすっぽり入るので、後部ヘルメットホルダーを使わなくても、ヘルメット置き場として利用できます。
大きいことはいいことなのですが、ちょっとした問題もあります。元々は新聞配達サイズで設計されているため、小型バスケットのような押さえ蓋(ばね付荷物押さえバー)が付いていません。バスケット固定位置によっては、ハンドルをいっぱいに切るとレッグシールドと干渉することがあります。
運転中にバスケットの中身が跳び出さないようにゴムネットが必須です。
また、書類などの軽いものを入れた場合とか、形状が風圧を受けやすいものだと、運転中、風でバスケット内が踊ってしまい運転に集中できなくなってしまいます。
風圧対策として、バスケットインナーカバーを購入しました。
マジックテープで簡単に装着でき、取り外しも簡単なタイプ。製品が到着して早速取付しました。
右側
左側
バスケット内側
底部には小さな水抜き穴が開いていて、大量の水分が侵入した場合、汲み出さなくてもある程度排出できるようになっています。(根本的には掃除が必要です。)バスケットカバーは前方に開くよう取り付けます
カバーは部分的に弱いマグネット内蔵で、密閉時、バスケット金属部分に密着するようになっています。(これは便利。)
カバー上部から垂れ下がっている側面にはゴムとフックが付いていて、バスケットにクリップすれば風圧や振動などでカバーが勝手に開くことを防げるようになっています。これが左右にあります。
インナーカバーを取り付け後、正面からのビュー。
[ 大久保製作所 ] DX新聞カゴカバー インナータイプ シルバー [ 品番 ] NPIN-4500
装着しただけでまた走行テストは行っていません。基本的に雨天時、積雪時に運転する予定はありませんが、夜間走行は行うかもしれません。このバイクではあまり夜走りたくはないのですけどね。その場合、ヘッドライトの明りがインナーカバー上部に遮られてしまうのじゃなかろうか?という心配事があります。本来はスーパーカブじゃなく、スパーカブPro の方に装着すべきアイテムですからね。
あと、バスケットが空の時、風圧でカバーが変形し抵抗になってしまわないか、ちょっと気になっています。
テスト走行
実際にテスト走行をしてみたところ、問題発生。
風が強い日のためか、運転中ハンドルに別方向の力が掛かります。そして、カバーの蓋が浮き上がり、空っぽのバスケットなのにハンドル回りが気になります。
バイクを止めて、フロントバスケットを覗き込んだところ、あらら、バスケットインナーカバー前面が、風圧で変形し、カバー上部に空気が流れ込んでいるようです。カバー底部は何にも固定していませんからね。40km/h での運転でこれなので、60km/h まで上げるともっと力が掛かりそう。
これはまずい。バスケット前面にまな板のような薄い板を固定して、風圧が直接カバー前面に掛からないようにするか、カバーを細い針金でバスケットに縫い付けるか、バスケット内側に変形しない固いものを入れておくか、しないとハンドルに力が掛かって運転に影響が出てしまいます。
バスケットカバーの説明書の推奨取付方向に固定していたので、風圧がカバーに掛かりますが、前後を逆にすればバスケットの外側からカバーで覆えるので、風圧でバスケットカバーが持ち上がることは無くなります。その場で前後逆転させました。
この場合でもある程度の風圧がハンドルに掛かりますが、形状が安定しているので運転への支障は無くなります。バスケットに荷物を入れるときにカバー上部をハンドル方向に開かないといけないのが、推奨方向に取り付けた場合と異なる点ですが、私の利用方法なら許容範囲でしょう。
あと、ヘッドライトの光が、カバー無しの場合は、ちゃんと足元を照らしてくれていましたが、どう見ても前輪付近は照らせなさそう。遠くは問題なさそうです。まあ、荷物をたくさんバスケットに入れている買い物帰りと変わらないのですが。
多少の問題はあるものの、私は、なかなかいいパーツだと感じています。