今年に入ってからだと思うのですが、メインで使っているWindows PCを、シャットダウンして一度電源をオフすると、その後しばらく電源ボタンを押しても起動しないという症状で悩まされてきました。
再起動では現象が発生しないし、通常は電源を入れっぱなしなのであまり困らないのですけど、停電やブレーカーが落ちた後の復帰時にしばらく使えなくなるので、いったい何が起きているんだろうと思っていました。
一度起動した後はフリーズしたりエラーが出ることもなく動くので、温度センサーかな~って思ってました。
先週末から、Diablo2 Resurrected というゲームの動作確認をするために四苦八苦しており、問題切り分けのためにゲーム用のPCからビデオカードを、そのメイン Windows PCに引っ越してみることにしました。
メイン機を開けてみると、ホコリがすごい。外に持ち出してエラースプレーでPC内、電源内のホコリを吹き出し掃除完了。
Radeon HDビデオカードを引っ越して、さあ、テスト開始と、電源ボタンを押したところ、ATX電源のファンあたりからカリカリカリと音がしたのち、PCが停止。
電源の中に金属ねじが入ってしまったのか?
このまま使うとショートしかねないので、もう一度PCを開けて、電源ケースを開いて中を確認することにしました。(下の写真)ATX電源はKEIANの450Wタイプ。
ネジが転がっていたわけではありませんでしたが、とんでもないものが転がっていました。
電解コンデンサー!
電解コンデンサーだと思っていたら、電解コンデンサーのキャップでした。
マジか!
おそらく、電源内のホコリを払うために、電源内にエアダスターを吹きかけた時に取れたのだと思いますが、それまでもキャップが外れていたということになります。空気を吹きかけたくらいでコンデンサーが分解することはありませんからね。
このせいで、電源をオフにした後、しばらく電源スイッチを押してもPCが立ち上がらなかったのね。
しかし、この状態でPCが半年も動いていたというのが驚き。電源が壊れるとありとあらゆる不具合が発生するのが普通なので、起動さえできれば問題なく動いていたというのが不思議。
600WのATX電源をAmazonに発注しました。
壊れた電源をどうするか?
キャップに書いてあるパラメータと全く同じ仕様のコンデンサを取り付けなおせば修理は可能ですが、ケミコン一個通販で買って、さらに電源基盤を分解して半田し直すというのも面倒だな~。
電源ファンくらいなら、自分で交換するのは苦にならないんですけどね。
今年に入って電源が壊れたPC、これで3台目ですよ。