Covid-19 ワクチン接種をしてきました

昨日、2021/08/05、ようやく新型コロナワクチン接種一回目が終了しました。

会場で、受付して、クーポンに同封されていた問診票に書き込んで、検温して、医者と面談。
そして、接種。
15分の待機後、クーポンを返却されて、次回の予約を確認して終わり。
会場への訪問から退場まで30分くらいで済みました。地方自治体接種会場での接種なので、ファイザーワクチン。

接種会場の掲示板に、貼ってあったmRNAワクチンに関する情報をパチリ。
この情報ってわかりやすい。

新聞記事 mRNAワクチンはなぜ効果

さて、気になる副反応。

一番厄介なアナフィラキシーは、全く発生せず。アナフィラキシーが出ると二回目以降の接種を受けられなくなるので大問題。病院にいる間に発生するアレルギー反応は注射一本で改善するので、「あれ、体がなんか変」と感じることができるなら、怖くはありません。映画のよくあるシーンで、自宅でピーナッツバターを食べてアレルギー反応で痙攣する場合の方が、周囲に対処できる人がいないので怖いです。

接種日夕方からワクチン接種した跡に痛みを感じ始めました。腕を動かさなければ特に気にすることはない鈍痛です。
腕を上にあげようとすると痛む感じの鈍痛。多少痛みを我慢すれば腕は上に上がります。

ところが、寝床に付いた後、全然ぐっすり眠れない。姿勢を変えたり、接種後に何かが当たらない限りは痛みはないものの、当たると痛い。そのためかどうかはわかりませんが、全然ぐっすり眠れない。何度も目が覚めてしまいました。

接種翌日は、昨晩に引き続き、腕の鈍痛が続いています。接種後あたりが多少発熱しているようです。体全体の発熱は感じていません。測定もしていません。

もし、これくらいの副反応がピークなら、余裕で許容範囲です。まだ、この先わかりませんけどね。
今、とっても眠いってことが、一番の問題。

睡魔に耐えられず、昼寝して目が覚めた接種から30時間後、腕から痛みが引き始めていることに気が付きました。
36時間経過した接種翌日の夜にはほとんど気にならなくなり、接種翌々日朝には普段の生活に戻れました。
結局、私にとっては、1回目の接種で睡眠リズムが一時的に狂ってしまうのが副反応だった感じです。

おまけ

mRNAワクチンで、人の細胞内遺伝子情報が書き換わってしまうとか、不妊症になるというデマが流れているようですが、中学・高校の知識がある人なら、ちょっと一休みしながら、ゆっくり考えればわかると思うんですけどねぇ。

mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチンとは

ファイザー、モデルナの mRNAワクチンは、元々ウィルスが内包している遺伝子情報の中から、人体細胞とくっつくスパイクパターン生成情報だけ切り出した設計図です。要するに、mRNAはウィルスの一部ってこと。突起物を作る情報だけを切り出していて、人体に悪さをする設計図は入っていません。
人間の細胞がウィルス全体を取り込むと細胞はウィルス全部の複製を作りますが、突起物設計図だけの mRNA を取り込むと、人体と結合する表面突起物部分だけ大量に作って、細胞外にばらまきます。これに反応して抗体が作られ、免疫ができるという理屈。
従来型ワクチンはウィルスの中身を取り除き(発病しなくなる)、表面突起物だけを体内に入れるタイプのワクチンです。ウィルス表面突起物全体を対象にしており、人体とくっつ部分かくっつかない部分か関係なく抗体が作られるので、スパイク抗体が作られる場合もあるし、作られない場合もあり、運が悪ければ関係ない部分の抗体が作られる結果、逆に人体に悪影響を与える場合もあり、効果は50%程度といったところ。mRNAワクチンはピンポイントで抗体を作るように設計されていて95%という驚異の数値。

アストラゼネカのワクチンは、ウィルスベクターワクチンなので、多少原理が異なりますが、人体と結合する突起物部分だけの遺伝情報を持っているということでは同じで、効果はmRNAワクチンと同程度が見込まれます。

人体遺伝子への影響

ウィルスに感染すると、ウィルス遺伝子全部が細胞に取り込まれます。
mRNAワクチンは、ウィルス遺伝子の極一部が細胞に取り込まれます。
ウィルスの遺伝子全部を体内に取り込む感染は怖くないけど、遺伝子の一部であるmRNAを体内に入れるのは怖いの???
ウィルス感染から復帰した人の人体遺伝情報が書き換わっていると思いますか?

Covid-19から復帰したヒトの遺伝情報が書き換わっていないなら、ウィルスのごく一部をワクチンとして使っても人体の遺伝情報が書き換わるわけないじゃないですか。

地球にはSARS-Cov2ウィルス以外にもたくさんのウィルスがあります。認識していないだけで、人類はたくさんのウィルスと接触して感染しています。インフルエンザだってそう。人体にひどいダメージを与えますが、感染したからといって、人体の遺伝情報が書き換わるわけじゃないし。人体にはSars-Cov2 以外のウィルスがいっぱい入っていて、共存しています。

遺伝子を書き換えてしまうウィルスもある

感染すると人体の遺伝情報が書き換わってしまうのはレトロウィルス。HIVが引き起こすAIDSなんかがそう。
レトロウィルスに感染してしまうと、人の遺伝情報が書き換わってしまいます。こいつは本当にやばい。

ゆっくり自分の頭で考えよう

幸いなことに、コロナウイルスはレトロウィルスじゃありません。

もし、自分の遺伝情報が書き換わってしまうかもしれないからワクチン接種をしないと考えているなら、新型コロナウィルスに感染することと、ウィルス情報の一部であるmRNAワクチンを接種することは、どちらも人間以外の遺伝情報を細胞内に取り込むという意味で同じに見えませんか?

mRNAによって人体の遺伝子情報が書き換わってしまうなら、ウィルスに感染した人は遺伝情報が書き換わることになるでしょ!

リスクゼロじゃない

確かに、十万人に数人、百万人に数人に起きる重篤な副反応は、発生します。これは、すべてのワクチン、インフルエンザワクチン、はしかワクチン、帯状疱疹ワクチン、ポリオワクチン、、、、、共通のことです。
ワクチンにはmRNAなどを保護するなどの目的で、ワクチン以外の化学物質も入っていますので、これらの物質でアレルギー反応が起きる場合があります。それは、食材を初めて口にするケースと同じ。過去、体に入れたことがないものを口に入れるのは楽しみで、腕に入れるのはリスク?そんな都合がいい話は通らないでしょう。

日本国内では、Covid-19ワクチンと無関係に、毎日、約3,500人が死亡しています。寿命だったり、事故にあったり、病気だったり。ワクチンを接種した後に仮に死亡したとしても、中年・老人層の人ならそれがワクチン副反応によるものなのか、それとも寿命や持病によるものなのか検査しないと区別はできません。接種後、老人が亡くなったのならワクチンのせいではなく寿命による確率が高い気がします。
ワクチン接種の後に必ず交通事故など事故で死ぬ人がいるというのなら話は違ってきますが、インフルエンザ治療薬接種後に窓から飛び出すような例はまだ聞いていませんね。

日常生活において遺伝子が書き換わってしまうことは、実は普通に起きています。過度なタバコ、酒、日焼け、飛行機移動など、日常的に細胞はダメージを受けています。ダメージが重なると、遺伝子にまで影響が及ぶ。これががん細胞。こういう遺伝子のダメージを無視して、ワクチンが遺伝子に影響を与えるのが怖い?

mRNAワクチン物質は、接種から一日以内に消滅します(それを防ぐための極低温保管です)し、ワクチンによって作られたスパイクも1か月以内に体内から排除されて消滅します。残るのは、ワクチン効果だけですが、これは長く残ってほしいものの、初のmRNAワクチンなのでどの程度残ってくれるか、まだわかっていません。

新タイプのワクチンなので、先のことが正確にわからないのは当たり前です。天然痘ワクチンの時だってそうだったでしょう。

治療薬(ワクチン以外の対策)

幸いなことに、Covid-19患者に試せる治療薬が少しずつ増えてきていますが、臨床薬なので病院でしか処方・投与できません。病床満杯だと病院に入院すること自体が困難なので、薬があっても使ってもらえないという状況がしばらく続くでしょう。診察してもらえないから、治療薬に期待しても当分ダメ。
Covid-19は、病院のベッドが空いていて軽症で治療を開始さえできれば、致死率が高い病気じゃありません。治療できないと途端に死亡率が高くなります。
だから、今、病院の空きベッドが減るような行動をしちゃだめなんですよ。

中国製ワクチン

中国製ワクチンやロシアワクチンは mRNAワクチンではなく、従来型の不活性ワクチンですから、インフルエンザワクチンの効果と似ています。

副作用が小さい半面、効果も低確率。
東京オリンピック参加のため、中国ワクチン接種して来日している選手団に感染者が多発しているのを見ればいい証拠になります。
不活性ワクチンは、ウィルスが内包する遺伝情報を殺して、表面スパイクだけ培養したワクチンなので、インフルエンザワクチンのような接種後安心感があります。保存、運搬も楽。

しかし、ウィルス表面突起物は、人体細胞受容体とくっつく部分だけでなく、不要な突起物も含んでいるので、人体に入った場合、人体は不要部分の抗体も作ることになります。そして、必ずしも必要な抗体が作られるわけではありません。インフルエンザの変異に合わせて毎年異なる型のインフルエンザワクチンが作られるように、中国ワクチンもスパイクの変異に弱いと考えられます。今の中国ワクチンってのギャンブルに参加しするようなものです。武漢ウィルスに対しての効果50%、インド型デルタ株への効果(多分)10%以下。こんなの接種したって接種時に痛いだけで全然安心できないし、100%の人が接種したって、集団免疫にはならない。

今後

ワクチンを接種したからといって、新型コロナに感染しなくなるわけじゃなくて、重症化しない確率が高くなるだけ。ウィルスは変異しながら残り続け、何十年かすると既存型コロナウィルスのように普通の風邪になってゆくと想像できます。すべて、あのクソ中国が情報隠ぺいしてウィルス封じ込めに失敗したせいではありますが。
インフルエンザ予防接種のように、しばらくの間、毎年、違う型のCovid-19ワクチンを接種しなくちゃいけない状況が続くことを簡単に予想できます。仮に人類100%がワクチン接種したとしても、人以外の動物にもSARS-Cov2は感染するので、動物の間で変異株が生まれて、また人間に感染し戻ってしまいます。だからCovid-19感染症は無くならない。全世界の家畜とペットを全て殺すわけにはいかないでしょ。

今、ワクチンを接種を受けず、接種に積極的な人たちにより、幸い日本国内にある程度の集団免疫ができて数年間、感染を免れたとしても、いずれは感染します。それに、反ワクチン派の人たち、海外旅行にはもう二度と行かないつもりなの?海外のコロナ事情は国ごとに違いますよ。旅先で発病したら超不安だと思うんですけどね。

Covid-19ワクチン接種するかどうかの選択を例えるなら、転んで擦り傷を負うか、突然崖から転落して最悪死ぬかケガで済むかもしれないのと、どちらがいいか?に似ています。無傷で済むことはあり得ません。
病床に常時余裕があるとか、治療方法が確立して治療薬が市販されるようになるとか、弱毒化した安全な生ワクチンが作られるようになるとか、事態が好転したあとは、ワクチンを接種しなくてすむかもしれませんが、いつでも国内病床が開いているような状態に戻るのは、早くても半年以上先の話です。

特に、今の消極的な菅内閣では、積極的な感染封じ込めはできませんから、次の総選挙で総理大臣が変わりでもしない限り好転は無理。菅内閣が見ているのは感染状況ではなく、声が大きい人たちの意見。オリンピックを中止できず、夏休みの人流制御もできていないから、夏休みシーズン後、地方都市で感染が増大します。
自民党は最低政党だけど、XX民主党などの野党は自民党以下のクソだから、総選挙で絶対に勝てない。

どん詰まり状況だから、個人で、家庭でCovid-19対策するしかないのが現在の日本。

ワクチン接種に不安があるなら、何に対して不安なのか自分で理解して情報を調べ、擦り傷を負う覚悟で、必要なら遺書を書いてワクチン接種するのが現在のベストです。「covid-19 ワクチン」でYoutubeを検索してみれば、いくらでも優しく解説してある情報が出てきます。
首相官邸が作成した https://youtu.be/f_lOgMCYnbo ビデオもわかりやすいです。その他にも解説ビデオがたくさんあります。

日本人の100%が接種したとしても元の生活には戻れないし、感染も続きます。日本人が100%接種しても、海外からcovid-19,21,23….に感染した旅行者や出張者がウィルスを持ち込みます。運悪く自分が感染してしまった時に、covid-19窓口に電話してすぐに電話がつながり、救急車が来て病院に運んでもらえる状況になるのが第一歩。そのためにできることをしましょう。

Comments

  1. エンジニアさんならではの見解、読みやすくてとても分かりやすいです。

    ありがとうございます。

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