我が家には2台のアクセスポイントがあるのですが、最近、気が付くとiPhoneがアクセスポイントから切断されていたり、別のAPにつながっていたりすることがあります。
原因はアクセスポイントの収容能力の限界ってことは分かっていました。iPadとか Amazon Fireタブレットとかを増やしすぎてしまって端末の数が増えすぎたのです。電源を切ってしまえばいいのですけど、放置させて時々充電するのを忘れて充電出来なくなるのも嫌だし、、、、
我が家のAPは、2.4GHz帯の Fonera と AirMac ですが、Arrows M04や iPhone5s など5GHz対応端末も増えてきているので、5GHz対応のAPを購入して、5GHzに対応している端末は、新APに逃がすことにしました。
選択したAPは、Cisco WAP125。
Amazon で約12,000円でした。
選択した理由は、
- 5GHz対応(これは必須条件)
- 最大64接続ユーザーという接続数の多さ。(ただし、アクティブ接続は10)
- ルーター機能など不要なものが付いていないAP専用のため。
- PoE対応(優先順位は低いものの、試してみたかったので)
製品が届いてから(先月購入)設定開始。Catalyst のようなクソ面倒くさいコンフィグレーションではなく、一般的な個人向けAPと設定の流れはほぼ同じ。
- 有線LANとCisco WAP125を接続し、電源源を入れる。
- WiFタブレットから WAP125に接続する。
- デフォルトアカウントでログイン。
ここまで来れば、あとは5GHzのSSID名とパスコードを決めて、5GHzだけ使うように設定。自宅で使う場合は、APへのログインアカウントとパスワードを変更すれは、とりあえず使えるようになります。タブレットで設定を続けるのは面倒なので、APのIPアドレスを調べて、その後はデスクトップPCから設定をしました。
ファームウェア更新
最初に行ったのはファームウェアを確認して、最新に上げること。
確認してみると、ファームウェアは、ver. 1.0.0.7 でした。
これがどれくらい新しいのか?
Ciscoホームページで確認したところ、ちょっと古め。3桁目が2違うので、使う前に上げる方が良さそう。
ファームウェアをパソコンにダウンロードして、アップデートしたところ、無事に 1.0.2.0 に上がりました。
前のバージョンもちゃんと残っていて、不具合が出る場合、元に戻せるようです。
多少、メニューが変わった気がしますが、初めて使うAPなので気にしても仕方ありません。
NTP時刻合わせで問題発生
WAP125ファームウェアを1.0.2.0 に上げてから一つ不都合が発生。1.0.0.7でもそうだったのかも知れませんが、気付きませんでした。
「デフォルトのNTPサーバーと同期すると時刻がUTCになってしまいます。」22時台に設定しているのに、表示は13時台。実害は無いけど、ログを見るとタイムスタンプが変なので、あれれ?となってしまいます。
我が家では、NTPサーバーが稼働しているので、NTPサーバーとして自宅サーバーを指定。
WAP125の使い心地
特に悪いことは発生していませんが、2.4GHz帯APと比べて、到達距離が短いようです。5GHzは、途中障害物があると電波が弱くなったり止まったりするので、APを2Fに置いて、1Fで使おうとすると2.4GHzよりも到達距離が短くなり、場合によっては自動で端末が2.4GHz APにつなぎ変わったりします。周波数が高い分だけ通信速度は速くなっているはずなんですが、あまり感じません。
その他、VLANとか、ワイヤレスブリッジとか、アクセスコントロールなど機能は充実していますが、とりあえずは私に必要無し。
PoEに関しては、以前、EthernetをPoE対応にさせるアダプターをもらったので、これを試してみたかったのでです。PoE仕様は、APとの接続をLANケーブル1本で運用出来るのがいいところ。しかし、普通のイーサーネットケーブルをPoEに対応させるために、電源アダプターが1個必要になるので、結局必要なコンセントの数は同じです。
なかなか手頃なアクセスポイントです。
WAP125 の 5GHz 帯は、今どき W52 にしか対応していないのが痛いですね。
W52 はチャンネル数も少なく W53/W56 に比べて混み合っている確率も高いようなので、
周囲の電波状況によってはそこが問題なのかも知れませんね。