1年半前、スーパーカブ JA07 のヘッドライトをLEDにしようとして失敗しました。
失敗した理由は、LEDヘッドライトのヒートシンクが、ヘッドライト内パーツと干渉してしまうこと。
その後、ノーマル電球ヘッドライトもそれほど暗くはないことがわかり、LEDヘッドライトに憧れながらも特に不満を感じることなく過ごしていたのですが、先日モトビルド・フロンティアから、前回失敗したLED化、解決策が見つかったと連絡があり、2回目のチャレンジをすることになりました。
パーツは前回使用したもの、NEOL HS5型 6000K、品番 SBNU060 です。
前回から保持されていたパーツで、ヒートシンクがメーターパーツにぶつかると分かっているのに、なぜ今夏試すのかというと、なんと、ヒートシンクを裏返しにして角度を調整すればヘッドライトスペースに収まるように調整できることが判明したそうなんです。
判明したとはいえ、モトビルド・フロンティアでも初めての作業だそうで、試して見るまでは分かりませんでした。私はコーヒーを飲んでいるだけだったのですが、約1時間半後、ヒートシンクや内部部品を削ることなく、見事にヘッドライトスペースに収まりました。
見た感じ、ヒートシンクを裏返し、回転させて格納したようです。
電球からLEDに替わったため、ヘッドライトの色が白っぽくなりました。夕方なのでよく分からないかも知れませんが、撮影してみました。
暗くなるのを待って、光軸調整を行いました。まだ実際に夜間走行をしていないので仮の角度ですけど、こんな感じになりました。電球の時と、光が当たる面の形状が変わった感じです。
- ロービーム
- ハイビーム
フロントバスケットの影がくっきり道路に映り込んでいます。結構強力。(写真は実際より明るく見えているような気がしますが。)対向車からどう見えているのかちょっと心配。後日、もう少し光軸角度調整しようと思います。
費用は、LEDヘッドライトと工賃を含めて、約1万3千円也。約1時間半の作業ですからね。こんなものでしょう。
作業の様子を見ていましたが、ヘッドライトバルブ自体の交換は簡単そうでしたが、コントローラをフレームに固定するためには、泥よけを全部外さないといけません。ユーザー作業できない事は無いでしょうけど、部品調達を含めてショップに丸投げする方が安全です。
スフィアライト(Spherelight) 原付・ミニバイク用 LEDヘッドライト NEOL(ネオル) HS5型 6000K(ホワイト) ハイ2600lm/ロー2000lm 直流/交流電源対応 SBNU060
22% オフ
2020/02/17更新
LED化から約10日、スーパーカブ110で夜間走行を試してみました。
光軸は、LED化した日の夕方に調整した状態でいい感じです。本音で言えば、ロービーム状態でもう少し前を照らしたいところですが、ハイビームとのバランスを考えると今の角度が丁度良さそう。
オリジナルヘッドライトが特定の位置を明るく照らしそれ以外の場所は少し暗かったのに対し、交換後のLEDヘッドライトは面を明るく照らしてくれるという表現が適当かと思います。ロービームに関しては電球の時と照らす範囲はほぼ一緒ですが、面で明るくなります。
ハイビームにすると、正面が倍くらい明るくなります。これは明るすぎ!PCXの場合は、ハイビームにすると自分の走行車線の先だけが明るくなり、その周囲はぼんやり明るい感じで、仮にハイビームのまま走ったとしても対向車にあまり迷惑を掛けなくて済みます。LED化したカブではハイからローに切り替えるのを忘れると、対向車にモロに迷惑を掛けてしまいそう。明るくなる場所にメリハリがありません。
JA07には、ハイビームインジケーターがないので、ハイなのかローなのかは指でヘッドライトポジションを確認してみないといけません。ここら辺がちょっと問題ですね。
明るくなって走りやすいことは間違いありません。
フロントバスケットの巨大な影は、まだ慣れていないためか、相当気になります。すごい違和感があります。しかし、バスケットはとっても便利なので、外す気は全くありません。
追記:
残念なことに、これだけ苦労してLED化した スーパーカブ110 JA07、2020年4月に廃車となりました。LEDの恩恵、わずか200km程度の走行に終わってしまいました。(涙)
2021/9月:ヘッドライトは再利用希望者に譲渡完了しました。