空調服:夏場の屋外作業が涼しくなるわけではなかった

空調服を購入しました。

夏場に重装備で草刈作業を行う必要が発生したため、体の冷却のために空調服を購入しました。バッテリーセットなので、商品が到着して組み立てれば即使えるものです。

空調服 付属品一覧

空調服以外の付属品は、図にあるとおり。

  • ファン x2(左右どちらでもOK)
  • バッテリー とバッテリーケース x1
  • スペーサー x2
  • スペーサーフィルター x2
  • 電源ケーブル
  • 充電アダプター

また、空調服の付属品として、首筋に隙間を作るスペーサーが3個1セットで付いてきます。

スペーサーとフィルターは、空調服の上に更に衣服などを着用する場合に空気取り入れ口を塞がないようにするためのもの。フィルターはほこりっぽい場所で作業して、埃が空調服の中に入ってくるのが気になる場合に利用しますので、不要なら使う必要無しです。
草刈り作業に空調服を使用する場合、肩から刈払機のつり下げベルトをつり下げるため、U字ハンドル刈払機のでは空気が通るスペースを塞いでしまうことになるかも知れません。ベルトで圧迫される場所にスペーサーを入れて空間を確保すると良いかも知れません。

バッテリーの電圧を4段階に調整する事でファン回転数を変化させ、空調具合を調整します。標準は下から2番目。

以前、オフィス環境で一度試着したことがあったので、寒いくらいに冷やせるものだと思っていたのですが、アウトドア作業では涼しくなるわけではないことが分かりました。

アウトドアで作業する場合、一番涼しいのは麦わら帽子を被って、半袖ポロシャツ姿。多少汗をかいても風が吹けば涼しさを感じます。

しかし、刈払機を使う場合(というか草刈り作業全般)は、半袖姿では危険なため、長袖、長ズボンに、手袋、ゴーグル、防止着用が最低限の装備になります。暑いわ、衣服が汗でべちゃべちゃになるわで重労働。

半袖ポロシャツの上に空調服を着用した場合、ポロシャツを着ている感覚かな〜と期待して着用。
屋内では涼しさを感じますが、外に出たところ、それなりに暑いし蒸し暑さも感じます。ファンの回転数を上げれば風量が増えるため多少涼しくなるものの、冷房された部屋にいるような感覚になる訳じゃなく、蒸し暑さはそのまま。高回転はバッテリーの放電が進むので継続時間が心配になります。もし屋外作業中にファンが止まってしまったら・・・・恐怖です。なので、標準+1(6V)の強さで運転を続けました。

汗はどんどん乾いて首筋や袖口から出て行くため、一定以上の蒸し暑さにならず、長袖シャツを着てアウトドア作業をするが汗でべとつかない という感じ。決して空調が効いている室内と同じ快適さになるわけではありませんでした。(←当然と言えば当然。)

顔からは汗粒がしたたり落ちますし、十分な水分補給も必要。決して、アウトドア作業が室内作業レベルの快適さになる訳じゃありませんでした。
作業が終わって、空調服を脱いだ時、シャツが少し湿っている程度で済むというのが空調服の効果というところでしょう。アウトドア作業が室内作業の快適さになるのでは・・・・・と期待していたのが間違いでした。

まあ、夏場の屋外作業が過酷ということでしょう。
じゃあ、草刈りするのにどんな服装で作業すれば安全で快適か?と考えると、やっぱり空調服、ゴーグル、麦わら帽子姿となることは間違いなし。長袖シャツ姿で夏場の屋外を歩き回っても耐えられる事が素晴らしい事です。

曇りの日にデフォルト電圧(5V)で使った場合、連続5時間使用しても、残量表示は5までしか下がりませんでした。ちなみに曇りの日のアウトドア作業は空調服で快適。

今回、アウトドアでの草刈作業のため、作業服向きの薄い色ではなく迷彩色にしましたが、服だけ別に購入すればオフィス環境に合わせることも出来そうです。

以下は、空調服に付属していたパンフレットをスキャンしたもの。

NSP空調服パンフレット01

NSP空調服パンフレット02

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