2015年に、WindowsXPで使用してたPCのLANが突然通信できなくなり、結局オンボードのLANが異常を起こしていたとがわかって、その後ボード交換し、ほとんど触ることがなくなっていた Intel BOX D510MO mini-ITXボードを再利用しようと考えています。
オンボードLANの調子が悪いだけで、CPUや周辺チップは生きており、PCIスロットも付いているので、PCI LANカードかUSB LANを接続すれば低消費電力マシンとして再利用可能になるかも知れません。
新たにOSをインストールする前に、BIOSの設定を確認したところ、2009/11/17 のバージョン 0154 で結構古い事が判明。
このバージョンでWindowsXPは問題なく動いていたので、このまま使用することが悪い訳ではありませんが、今回OSをクリーンインストール予定なので、あとから稼働中ボードのファームウェアをバージョンアップするよりはよっぽど安全です。
OSを入れる前にファームウェアをアップデートすることにしました。
Intel のサポートページを見てみると、最新バージョンは2011/07/29 の 0542 というものだと判明しました。
早速、BIOS 0542をダウンロードし、USBメモリにコピーして、再起動 + F7 で BIOS Flash Update メニューを出して、更新をかけたところ失敗! Flash update failed! と出て止まってしまいます。
何が悪い?USBメモリへのコピーに失敗した?
USBメモリを交換したり、別のUSBポートを使ってみたり、ファームウェアをダウンロードし直してみたりしてやり直したのですが、全て失敗。
やむを得ず、リリースノートを読んでみたところ、なんと、一度 version 0400 に上げた後でないと 0542 へ上げられないと書いてあるではないですか。
ついでに他の箇所も読んでみると、NICファームウェアも何度か更新されているようです。ひょっとするとNICが復活するかも知れない・・・・・かな〜。
0400 をダウンロードしようとして、間違って 0311 を落としてしまい、よく確認せずにファームウェアを更新したもので、実際には 0311 → 0400 のアップデートとなってしまいましたが、やり方は同じ。
起動、F7 で、Flash BIOSアップデートモードに入り、MO0400P.BIO を選択。
続いて、キーボードの Enter を叩くと、再起動されて、実際のフラッシュアップデートが開始されます。
DOSモードっぽい画面に入り、2,3分でアップデートが終了。please reboot と表示されていますが、勝手にリブートされます。
リブート後、F2かF7で止めないと、HDDにOSが入っている場合OSが起動してしまうので注意。
いよいよターゲットバージョン 0542 に上げます。手順は 0400 と同じく、F7 でFlash Updateモードの画面を出して、USBメモリの中の MO0542P.BIO を選択。
確かに、0400 を通すと、今までは failed になったファームウェア更新が先に進みました。
2,3分でバージョンアップが終了。成功。
F2 でBIOS画面を出してみると、無事に2011/07/29 のバージョン 0542 に上がりました。
このあと、FreeBSD を入れるためにUSBメモリからブートしてみたのですが、残念ながらNICの動作は不安定。DHCPサーバーからIPアドレスを取れたり取れなかったり。ファームウェアが更新されてもLANは不安定なままでした。残念。