FreeBSDは毎日、殆どの利用が無くなる深夜3時頃、バックグランドでサーバーをスキャンして、2通のレポートを管理者宛に送ってくれます。
システムファイルのパーミッション、ディスクの使用率、ネットワークパケット流通量、mail queue の不達メールが溜まっていないか、ファイヤーウォールへの不正アクスパケット量、脆弱性が含まれるパッケージなど、管理上気になるポイントがメールで報告されますので、とっても便利。
それが、OSを10.3→10.4へバージョンアップしたのをきっかけに(と思う)1通しか届かなくなってしまいました。security reportは届くのに daily report は届かない!
何が起きているのかがわからない!
FreeBSDの自動レポートは、日毎、週毎、月ごとに届くものがあり、仕組みは /etc/periodic というディレクトリの下にあるファイルだとは知っていたのですが、動作原理を調べたことはありませんでした。こういうトラブルが発生して、初めて調べてみました。
man periodic でマニュアルを出してみると、/etc/periodic の下に、タイミング毎に別れたスクリプトが置いてあって、/etc/defaults/periodic.conf で機能をOn/Off しているみたい。通常は cron で起動されますが、手動で、
periodic daily
とやれば、daily ディレクトリにしたにあるスクリプトが順番に実行されレポートが届くようです。
とりあえず、今届いていない、daily を実行してみました。
結果としては、手動ではレポートが届きました。
あとは、明日の朝のレポートを待ってみようと思います。
そして、翌日。
レポートメールは1通しか届いていません。
う〜ん。
しかし、平日なので調査する時間なし。次の週末まで我慢することにしましょう。
翌々日
レポートメールが、2通届いていました。
レポートには、前日ステータスとの差分を取る内容もあるので、そのためかも。
とりあえず、日毎レポートメールは復活したということにしたいと思います。
解決策は、手動で、一度 periodic を動かしてみる というものでした。