Vyatta: ルーターのハードディスクがまた故障

Vyatta VC6.3 に使用している2.5inch HDDがまた壊れました。2.5inch HDDは24時間PCに入れると2,3年で寿命を迎える気がします。

Vyatta OSは、debian Linux をベースに作られた無料配布されていたルーターOSなのですが、ブロケードに買収されてしまいメンテナンスが行われなくなってしまいました。
Vyatta OSは VyOS としてオープンソースとして開発が続けられていますが、私はVyOSに移行せず、Vyatta OSのまま運用中。

PCベースルーターの良いところは、ハードウェアが壊れても、簡単に修理できること。今回も突然異音が発生するようになり、PC内の埃を取り除いたところ一旦復活したのですが、翌日にはOSが起動しなくなってしまいました。そこで修理を開始。

修理はとっても簡単。
まずは、HDDを交換。壊れるとわかっているものの、今回も懲りずに 2.5inch HDDを使用。
その後は、前回のトラブルと同様の回復手段で、OSを再インストールして、バックアップからコンフィグレーションを戻して完了。PCが起動できるようになってからルーターとして復活させるまでの時間はわずか30分。個人用途なら、ルーターは自作がおすすめ。

ルーターとしては復活したので、この後、ユーティリティなどのパッケージを戻す必要があります。それも順調だったらこのメモを残す必要はありませんが、今回はこれに苦労しました。

まず、Vyatta OSのメンテナンスはとっくに終わっているため http://packages.vyatta.com/vyatta からパッケージをダウンロードすることは出来ません。前回の故障では、debian の http://http.us.debian.org/debian からパッケージをダウンロードするように切り替えました

今回も同様、debianからパッケージをインストールしようとしたら、このURLも有効ではなくなっていました。URL自体は存在するのですが、Vyatta VC6.3 が Debian squeeze なもので、こっちもサポート切れになってました。幸い、旧URLを検索してみると、

http://archive.debian.org/debian/

が残っていることがわかり、コンフィグレーションを以下のように変更。

vyatta# show system package repository community 
components main
distribution squeeze
password ""
url http://archive.debian.org/debian/
username ""

このあと、commit して save して、aptitude を update して起動してみると必要なパッケージをダウンロード出来るようになりました。

まあ、追加パッケージといっても、ttyload, iftop, boinc くらいなんですが。

これで、故障したルーターが復活。

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