スーパーカブ110: 時計を装備する

日頃通勤に使っていて装備が充実しているPCXと比べると、スーパーカブ110は必要最低限の装備しかないものの、乗ってて楽しいバイクと感じています。
ただ、走行中に視線を移すだけ時刻を確認できる時計が無いことに不便を感じてしまいます。日頃PCXの便利な装備に慣れているので、自分の感覚で走ると時間感覚ボロボロ。

時計を付ける

これはいかんわということで、Super Cub 110 に時計を装備することにしました。問題はカブのハンドル形状。PCXとは異なり、パイプハンドルバーではなく、化粧パーツでカバーされているので、ハンドルバー固定型のパーツを直接利用できません。そして、考慮すべき点は、雨天と盗難対策。

時計の選択肢としては、

  1. 車載用の時計を購入して、両面テープやマジックテープで視界に入る位置に貼り付ける
  2. 安い腕時計を購入して、ハンドルに巻き付ける
  3. バックミーラーステイにパイプバーを取り付けて、バイク用防水時計を取り付ける

などがありますが、雨天対策という点で車載用はほぼ対象外。また、両面テープも万能ではないので、振動で落ちてしまうのは嫌です。腕時計をハンドルに巻き付けるのは結構良さそうですが、時計本体よりも取り付けに必要なベルトの方が高くなりそうです。ということで、3を選択。

今回も Amazonを利用。

 

 

これを選択した理由は、安かったから。一応防水ということになっていますが、時刻合わせのために台座から取り外したりリューズを引っ張っり出したりするために内部構造確認をしてみると、水の浸入を防ぐ構造にはなっているものの、雨天走行すれば水は浸入しそうです。取り付けは、パイプへのネジ固定なので、盗難に遭いにくい構造ではあります。詳しく観察すれば、普通の腕時計をバイクハンドル用に設計されたマウンターに無理矢理入れているだけだと気付きます。ですから、光がなければ時刻を読み取れません。夜光タイプではありませんでした。

ミラーに固定するために選択したのが、このクランプバー。カブのバックミラーに取り付けます。
このクランプバー、付属品はないためバーと穴の取り付け角度を変えるには6mmの六角レンチが必要でした。

ミラーへ取り付け

バーをカブへ取り付けるにはミラーステイへの固定が必要。しかしミラーステイは、すでに風防取り付け用に使用済みで直接重ねて締め付けると風防と干渉するか、バーに取り付ける部品と干渉しそう。そのためバックミラーステイ上部に取り付けることになり、取り外したり緩めたりする部品が多く、結構大変でした。

まず、風防を外さないとバックミラーを回転させられない。それに位置決めをするために、風防ステイを締め付けているネジを緩めるので位置合わせがリセット。

バックミラーを外すためには、シールドを外す必要がある。

風防を戻す前に再度取り付け位置を合わせ直さないといけません。しかもネジが右ネジ左ネジの組み合わせなのでややこしいこと!
ミラーを締める力を妥協すると運転中にミラーが緩んでしまうので、後方視認が丁度いい角度に合わせるのがなかなか大変。

スーパーカブ左ミラーに時計を付ける

それでもなんとか位置合わせをして、取り付けたのが上の写真。

スーパーカブ バックミラーへ時計を取り付ける。

前方から見るとこんな感じになります。クランプバー右端は、スマートフォンやカーナビも取り付けられるようにスペースを確保しておきたいので、時計は真上を向いて、風防の効果エリアからもはみ出して雨天にはもろに水を被る位置になってしまいましたが、まあいいでしょう。
風防がなければもっといい位置に取り付けられるんですけど、夏場の田舎道では風防は重要です。1時間も走ると風防に虫がたくさん貼り付きますからね。

2018/06/16 追記

時計を装備したスーパーカブ110で200kmくらい走行しました。
機能的には問題ないのですが、車体の振動、恐らくエンジンの振動がミラーステイに伝わってきてクランプバーを激しく揺さぶる回転数があるようです。50~55km/h くらいのカブ110にとって最も実用的なスピードを4速で走る時に時計が激しく揺さぶられていることがわかります。まるでバイブレータと接続しているような感じ。
時間を知るだけなら、振動していても問題ないのですが、機械ものを取り付けて長時間運転したら壊れるんじゃない?って思えるくらいの振動です。60km/h まで上げると振動は消えますけど、エンジン音と風切り音がやかましくなります。40~50km/h くらいだと振動は出るものの控えめ。またエンジンも静か。

結果的にスピードを上げて行くうちにどこかで振動は出るのでミラーステイに取り付ける以上、振動を覚悟するしかないようです。時計なら振動が出ても時刻を知るという本来の機能が損なわれることはありませんが、ドライブレコーダーやカーナビを取り付けるのは考えてしまいますね。

更に追記

風防ステイとクランプバーの取り付け方を変更し、クランプバー取り付け位置を一段下げました。風防とクランプバーを同じ位置に重ねて固定したところ、50km/hあたりに出ていた時計の振動がほぼ無くなりました。いろいろやってみるものだわ。

2019/03/16 追記

カブを運転しながらふと時計に目をやると大幅に時刻が狂っていることに気が付きました。
電池切れのようです。最初に入っていた電池は1年保ちませんでした。

時計を取り外し、分解してみると中に入っていたのは時計用の小型ボタン電池。「377 SSU0」と書いてあるように見えます。
検索してみたところ、次のページが出て来ました。

LR626 という規格らしい。しかし、377 という文字が見えないのが不安材料。また、2,3個パックならありがたいけど、10個もいらない。
377 という文字を含む、次のものを注文しました。

2019/03/21 追記

購入した電池が届き、本日電池交換。

部品が小さく、取り付け場所も小さいので、電池交換が面倒くさいこと面倒くさいこと。部品が腕時計そのもののためです。精密ドライバーを使って古い電池をはぎ取り、新しい377を入れ直し、竜頭を引いて時刻合わせ。リューズを回しにくい。
時刻が合ったらパッキンリングを戻して組み立て。カブに戻しました。約30分の作業。

電池が切れた場合の扱いですが、確かに電池を買って入れ替える方法が良いと思いますが、業者に頼むと電池交換だけで千円取られる作業内容です。電池が切れたら新しいのを買うというのも有りかと感じてしまいました。

シートカバー

続いてシートカバーを取り付けました。
スーパーカブ110 は中古購入でしたが、美しいツートーンなので、これにシートカバーを付ける必要はないのですが、我が家ではネコの爪の被害に遭う可能性があり、オリジナルシートをガードする目的でシートカバーを付けることにしました。利用しない時はシートを掛けているんで、油断しなければ大丈夫なんですが、ネコはバイクのシートが大好きなので困ってしまいます。予防が大切。

スーパーカブ オリジナルシート注文したのは次のもの。Honda(ホンダ) シートカバー スーパーカブ110(A07) 08F80-KWV-000。

安かったので社外品かと思ってたら純正品でした。HONDA製なので、ぴったり合います。

スーパーカブ110 純正シートカバーを装着

ツートーンカラーが隠れてしまうのはもったいないのですが、ネコに裂かれてしまうよりまし。ということで、我慢します。当然ですが乗り心地に変化は無し。

あと、フロントバスケットを取り付ければ、当面の装備としては十分かな。

2018/06/09追記

付属の説明書をご紹介。

  • シートカバー
スーパーカブ純正シートカバー説明書

画像クリックで拡大

 

 

  • 時計
バイク用クロック取扱説明書

時刻合せ(クリックで拡大)

 

Comments

  1. 私も購入しましたが、グランプバーに取り付けるも、ネジ固定するも、すぐ、外れます。
    時計の取り付け深さと、クランプバーがネジやると、弾くように外れてしまいます。
    もっと、時計本体がわの、深みがあればとれなかったのだろう。
    残念です。
    穴を開けて、ストッパーつけないと外れますね。

    1. クランプバーの径が微妙に異なるのか、時計取り付け台の設計の違いか。後者のような気がしますが、私の時計は安定して取り付けられていますよ。力尽くで上側に抜き取ることは可能ですが、約2年間利用して、運転中に外れそうになったことはありません。
      時計に付属していたラバーシーが滑り止めの役目を果たしてくれているものと思います。

      必ず電池交換が必要になるので、時計本体とクランプバーを両面テープで固定するという手は使えません。
      クランプバー側面両側に厚手クッションテープを貼り付けて、時計取り付けネジを埋め込ませて留めるくらいですかね。
      カブの場合は純正品に時計が無く、セットで売られているものでもないので、いろいろ工夫するしかありませんね。

      上記バイクハンドル時計は価格相応というべきか、アダプターのメッキが剥がれ始めてきています。また、ハンドルは車体の振動が出やすい部分でもあり、時計に限らずユーティリティの取り付けは、取り付け自体と、時間経過と共に劣化しないか観察が必要になりますね。

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