気が付くと、MacOS 10.6 Snow Leopart 上で使っている Apple Mail にエラーが出ていました。
今までも、誰かがパスワードをハッキングしようと試みたり、サーバーがダウンしていたりで、時々発生することがあったので今回も数日放置していたのですが、今回はいつまで経っても回復しない。
よく観察してみると、iPhone4sやiPad では icloud に届くメールをちゃんと受信できています。どうも Snow Leopard 上の Mail だけがメールサーバーに接続できないようです。
そういえば次のメールが届いていたことを思い出しました。
6月15日以降、Microsoft Outlook、Mozilla Thunderbirdなどの他社製Appや、 Apple製ではないメール、連絡先、カレンダーのサービスからiCloudデータにアクセスするには、 App用パスワードが必要になることをお知らせします。 すでにApple IDの主要パスワードを使って他社製Appにサインインしている場合は、 この変更時に自動的にサインアウトされます。その際は、App用パスワードを作成し、 サインインし直すことが必要になります。 App用パスワードを作成するには、Apple IDの2ファクタ認証を有効にして、以下の手順を実行してください。 • Apple IDアカウントページにサインインする(https://appleid.apple.com) • 「セキュリティ」の「App用パスワード」を開く • 「パスワードの作成」をクリックする 詳しくは、「App用パスワードを使う」をご覧ください。さらにサポートが必要な場合は、 Appleサポートをご利用ください。
私が使っているのは Apple Mail なので、問題ないと思っていたのですが、またクソApple のウソメールに騙されて対策が後手に回ってしまいました。
じゃあ、その App用のパスワードを使おうと、指定の appleid.apple.com にアクセスしたものの、どこに「App用パスワード」があるっ?
Appleの情報は特定の環境でしか検証されていない不確かな情報を垂れ流すだけで、Apple以外の環境からアクセスしているユーザーは切り捨て。
App用パスワードは存在しないものの、2ファクター認証 という項目はあるので、これをクリックして進めてみると、説明画面が出て来ました。
「続ける」ボタンを押して先に進めると、表示されるのは iOS9以降の iPhone, iPad 用と El Capitan以降のMac の説明だけ。私が使っているのは Snow Leopard のメール。
MacOS を El Capitan に上げる気は無いので MacOSでの設定は無理。
iOS 5.1.1 の iPad 上の Mail は問題なく iCloud Mail にアクセスできているので、iOSに関してはどうでもよかったのですが、Mac側で設定できないため、iOS9 の iPad Mini で確認してみることにしました。
そもそも、2ファクタ認証なんて使えないわけです。
結局何の役にも立たないメッセージを読むために、時間をどぶに捨てただけでした。自社の売りたい製品を使っていない利用者の都合なんて何も考えていない Apple の姿勢をいつものように肌で感じられましたよ。これで、ムカムカ来ない訳がない。
ユーザーにとって、簡単なパスワードだけでログインできるのは都合が良いことですが、それは他人のアカウント情報やそこに登録されている個人情報を盗み出したい輩にも都合が良いことです。ですから、アカウント管理を厳格化しなくちゃいけないことは時代の流れとして理解できます。
アカウントをハッキングされにくくするには、
- 数字、大文字、小文字アルファベット混在で辞書に載っていない長い文字列を使う
- 一年に一度は必ずパスワードを変更する
- アカウントを公開しない(メールアドレスとログインIDを別にする)
- 単位時間あたりの連続ログイン回数を制限する
- アクセスポイントを限定する(日本のアカウントには日本国内や特定プロバイダーからしかアクセスできなくする)機能をオプションで提供するなど
- パスワードと使い捨てトークン(ワンタイムパスコード)を併用する
などが、現実的でしょう。今回のAppleの対応は、この6番のはずですが、やりかたがバカ。
iCloudメールにアクセスするからといって、必ずしも Appleのメールクライアントを使っている訳ではないのですよ。それを、iCloudメールのユーザーは最新バージョンのApple MailかiOSしか使っていない前提のドキュメントを作るから、こういう役立たずの情報しか作成できず、ユーザーの貴重な時間をつぶしてしまう訳。最近のApple のサポートはクズしかいない。
2ファクタ認証 のページにある、「詳細を見る」ボタンを押して、リンク先URL https://support.apple.com/ja-jp/HT204915 の情報を読んでみたところ、2ファクター認証じゃなく2ステップ確認というものがあるようで、「従来の 2 ステップ確認機能は別途、すでにご利用いただいているお客様には継続してお使いいただけます。」と書かれています。https://support.apple.com/ja-jp/HT204152
最初から、このページを案内すればいいのに、広めたい方式だけわかりやすいところに掲示し、使って欲しくない方式は、Q&A のようなところにちらっとリンクを設けておく Apple らしい陰湿なやり方です。
試しに、2ステップ確認というものを有効にしてみると、
- SMSの電話番号を求められます。
私の場合はデータ専用SIM+IP電話 を使い続ける予定なので、将来にわたって使い続ける予定のSMS番号はありません。ただし、仕事の都合で、あと3ヶ月間は使う予定のデータ+SMS対応(音声通話は無しで将来的には廃止予定)のSIMがiPhone4s に入っており、この番号が iCloudに自動転送されており、この番号でSMSを受信することが可能でした。無くなることが確実なので、使いたくはないTEL番号。 - 番号を受け取り、設定ページに入力。
- しかし手続き継続中、再び、上記1とは異なる SMS受信可能な電話番号を求められて、こっちでも手詰まり状態。なぜ同じ番号じゃいけないんだよ!
二つの SMS電話番号を持っている人が当たり前のようにいるか?ふざけるんじゃないよ!クソApple野郎。
結局2ステップ確認も使えず。
Apple Store では、ユーザーが購入したアプリケーションをお金だけ取って、ダウンロード出来ないようにするわ、サポートから外れた環境を使い続けるユーザーに嫌がらせすることによって、無理にでも最新製品を買わせようとする詐欺まがいの行為を始めるわ、Apple も泥棒企業の仲間入り確定。
私が iCloud メールに求めていることは、Apple がサポートしていないOS と メールソフトで、IMAPまたはPOP3 でメール受信するにはどうすればいいのか?ってことだけ。
例えば、Ubuntu Linux Desktop 上のメールクライアントソフトを使って、POP3 でメール送受信したい訳ですよ。パスワードは設定時に一度入れるだけ。iCloudストレージ、アドレス帳、その他の機能は一切不要。この場合、どう設定すればいい?
当たり前の疑問でしょ?
ISPのメールなら当然得られる内容です。iCloud にはこの答えが無い訳ですよ。
このあと Apple Mail が使えるようになるまでの記録は、「もう死んでしまえ、Apple iCloudメール」に書きました。
PCの話だけど自分はLC630~PBG3(OS8)迄Mac使ってた。でもOSXのGUIがヘンだし「PBG3のメモリ容量ではXは無理ですから買い換えて下さい」でWinに乗り換えたは!サポートなんかする気なしやったしクッソ高いのに…..Adobeも似てるけどな!
懐かしい Macのモデル名ですね。
最近の私のパソコン利用法を振り返ってみると、9割が電子メールとWebブラウザー。
肥大化したWebブラウザーさえなければ、OSなんて私には20年前のもので十分。サポートも要らないんですけどね。
OSメーカーが自社製品の買い換えを促すために、環境をどんどん肥大化させて、動作を遅くして、ハードウェアメーカーもそれに応える産業構造が見えますね。ユーザーだけが、無意味にお金をむしり取られる。