iPhone 4s: バッテリー交換は自分で出来る

昨年、Softbank iPhone4s を Amazon マーケットプレースで購入し、下駄を使ったSIMフリー化を行いました。
SIMフリー化は行ったものの、連続稼働時間が1日保たないことから、格安SIMは現在 Android の Freetel Priori3 LTE に入れて使っています。iPhone4s 自体はSIM無し WiFi モードで使用できていますが、益々バッテリーの保ちが悪くなってきました。100%充電したあと(別のiOSデバイスを充電するため)ドックから外しておくと、わずか10時間、翌朝には残量が10%以下になっていることがあります。希に30%くらい残っていることがありますが、操作を始めると突然電源が落ちるという具合。
ナビゲーションアプリを使うと、画面、GPS、通信全部がアクティブになり、充電ケーブルを外して10分くらいすると、バッテリー残量70%くらいから、いきなりシャットダウンされてしまいます。
こうなってくると、常時ドックに接続して、プレーヤーとして使うくらいしか役に立たなくなってきます。それが不便ならバッテリー交換するか。
以前、iPod(HDDモデル)のバッテリー交換をしてバッテリーは交換できたものの、液晶を壊してしまったことがあるので、自分で行うバッテリー交換には抵抗があります。

Google に「iPhone4s バッテリー交換料金」と入力して、で近所で iPhoneバッテリー交換を行っているショップを調べてみたのですが、電車かバイクで2時間掛けて出かけて、約9,000円。Apple の修理だと 7,800円。中古購入なのでAppleに登録されている購入者は私じゃないかも。Apple に送って大丈夫?という気持ちもあります。
確か7,000円くらいで購入したので、そこまで費用を掛けて復活させる意味ある?

幸い、検索エンジンの検索結果に分解工房の iPhone4sバッテリー交換ページを発見しました。
このページを見ると、「自分でも出来るんじゃない?」と思える単純さでした。最大の問題は、Appleお得意の両面テープ固定の部分。

パーツを Amazon で検索してみると、「DIGIFORCE iPhone交換用PSEバッテリー 工具付 iPhone 4s用」というものが見つかりました。2,100円也。工具無しで、2,000円のものもありましたが、初回は工具が必要なので、工具付を選択。

DIGIFORCE for iPhone 4s バッテリー 互換 LPB-DIGI4S PSEマーク 工具付 T1

Amazon から商品が届き、作業開始。

内容物

バッテリーとドライバー以外にも、iPhone4s以外のモデルで使えるパーツが色々入っていました。これが2段重ねで小箱に入って届きました。

iPhone4sバッテリー交換キット

左から、ピンセット、交換バッテリー、ドライバーヘッドとドライバーとへら。

iPhone4s バッテリー交換キット 2

iPhone4sを開く

まず、iPhone4sの電源を Off にします。

私の iPhone4s はストラップを接続するために、アタッチメントを付けているので、購入した工具じゃなく、アタッチメントに付属していたドライバーで、ネジを外しました。

iPhone4s を開くために外すネジの位置

ネジを2個取り外したところ。

iPhone4s からアタッチメントを取り外したところ

あとは裏ブタを数mm スライドさせてずらし、持ち上げて外します。

iPhone4s裏蓋をスライドさせてから開ける

右半分の長細い黒いものがバッテリー。Apple オリジナル。

iPhone4s を無事に開けました

iPhone4s バッテリーを取り外す

赤丸で囲んだ部分がバッテリー固定ネジですが、なぜか一つずつ長さが違うので、復元できるようにネジを保管する必要があります。

iPhone4s バッテリーコネクタ

上側のネジを外したところ、下図の小さなパーツがぽろっと出て来ます。右側の赤い囲みがそのーパーツがあった場所なのですが、最初は何なのかわかりませんでした。不要な部品が挟まっていたのが出て来た?

バッテリコネクタ ネジ上の下に隠れていたアース

よくよく考えてみると、材質と形状から「アース」のようです。

バッテリー自体は、付属の青いヘラで外側からこじって浮かせた後、シールの端を持ち上げて取り外せます。ゆっくり力を掛ければ問題なし。両面テープも粘着力を保ったまま、ほぼそのまま残りました。

バッテリーを取り外した iPhone4s内部

バッテリーキットには、交換用両面テープが付属していますが、私はオリジナルのものをそのまま使いました。

バッテリー交換後の iPhone4s

組み立て

大変なのは元に戻す時に、例のアース用パーツを上側ネジのしたに入れるところ。付属ピンセットを使わないとちょっと無理なくらい狭いところに差し込んでネジで固定。これには数分かかりました。

iPhone4s バッテリーのアース

取り外した裏蓋をひっくり返してみてみると、アースのあたる位置に少し傷が付いていて、背面の半分くらいがグランドになっているのだろうと推測します。

ところで、iPhone4s のメインカメラ。下図赤枠のところなんですが、カメラは四角いのですけど、それに黒いカバーを取り付けていますがこれが斜めにずれているんですよ。iPhoneの機能としては問題ないのでしょうけど、雑な作り。Made in China を実感しました。

iPhone4s メインカメラ組み立て精度の悪さ

写真はありませんが、このあと裏蓋を戻してネジ留めして終了。

まとめ

今回は初めての iPhone4sバッテリー交換で、撮影しながらの作業だったため 30分くらい掛かりました。アースのところで、思った以上に時間を取られました。

2回目以降は、おそらく5〜10分で作業できるでしょう。とっても簡単。iPhone4s ってメンテナンスがとっても簡単にできるようになっているようです。ドライバーさえあれば、ヘラは家庭内の定規なんかを使えば代替できそうです。この方法なら、iPhone4s のバックアップを取る必要もありません。

この作業に持ち込み 4,000円以上払う価値なんてありませんね。スペアバッテリーパックが準備されている機種ほと簡単ではありませんが、十分自分でできる作業です。分解工房のサイトには感謝感謝です。

バッテリーの保ちが悪い iPhone4s を持っている場合、次の商品はお薦めです。

https://amzn.to/3NXOAvt

バッテリー交換結果

新しいバッテリーに100%充電した後、一晩放置して翌朝バッテリー残量を確認したところ、95% でした。旧バッテリーでは10%以下だったので、作業は成功。

 

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