前のメモにも書いていますが、サーバーの構成変更を考えていて、古いパーツがつまっている段ボール箱を整理していたら、またまた懐かしのパーツが見つかりましたので、ここで紹介しておきたいと思います。
それは Big Foot。5インチのHDDドライブです。5インチと言っても、5インチドライブが主流だった時代の ST-506 や ESDI インタフェース のHDDではなく、3.5inch IDE インタフェース時代の 5inch HDDです。処分品ではありませんよ。現役です。

Quantum 1280AT BigFoot とサイズ比較のための iPhone4s.
不細工で人気がなかったためか、リリースされたもののあっという間に姿を消しましたが、私はこのドライブが好きでした。3.5inch HDD の場合はアクセス速度を上げるために 5400rpm, 7200rpm とスピンドル回転速度を上げてゆきますが、Big Foot は5inch であるため 3.5inch と同じ回転速度でも外周部分のスピードは 3.5inch HDDより速い。3.5inchと同じデータ転送速度で良いなら回転数を低く保てます。(ただし、外周部にデータがある時だけですけど。)消費電力は最大で 7.4W なので、、夏場に使ってもあまり熱くなりません。もはや飾りになってしまっているPCケースの5インチベイにアダプタ無しにマウントできます。
まあ、このサイズで 1.2GB ですから、今の時代こんなものを使うくらいなら、SDメモリやUSBメモリを使う方が効率的です。(24時間マシンにフラッシュドライブを使うのは、システム管理者としては気持ち悪いんですよね。)
壊れていなければどこかに活用したいと考えています。そのどこかとは・・・・
今となっては、1GBクラスの小容量HDDの用途は、
- RAID0 を組んで他の小容量HDDと容量合体させて使う。
- ZFSやLVM で、同様に他のHDDと合体して使う。
- 全体をスワップとして使う
- プロキシーサーバーのキャッシュ用として使う
- /tmp や /var/log の一時保存領域として使う
- 起動ディスクとして使い、すぐにメモリにキャッシュされてしまうカーネルとマウントポイントとして活用する。
くらいしか思いつかなくなってしまいました。活用は出来ますが、インタフェースポートの無駄遣いという使い方ですね。冬場ならHDDの発熱も部屋暖房の一部として生かせます。ただし、使えるのは3月いっぱいくらいかな〜。
こんな事を考えながらHDDを眺めてみました。