その1 から続く
仮想 FreeBSD11 から操作
ネットワークを有効にする
ここから、仮想 FreeBSD での操作になりますので、タイプが必要です。
root でログインしたら、
echo 'ifconfig_em0="dhcp"' > /etc/rc.conf
とタイプすして、ネットワークを有効にします。
vi エディタを使えるなら、 /etc/rc.conf ファイルを作り、「ifconfig_em0=”dhcp”」と一行書き込みます。
この操作は、FreeBSD起動時にネットワークを有効にするための作業で、em0 は Virtualbox 使用時のネットワークインタフェースの名称です。Virtualbox 以外の仮想化ソフトウェアを使用する場合は、ifconfig コマンドで NIC インタフェース名を確認して下さい。
余談:仮想FreeBSD11 は初期サービスが全く何も動いていないため、何か設定ファイルをダウンロードするにもネットワークが使えないため、最初だけは自分でファイルを作るしかありません。
このあと、仮想マシンをリブートすると、ネットワークが有効になりますので、ftp でファイルを持ってくることが出来るようになります。
確認は、
cat /etc/rc.conf
です。
/etc/rc.conf に書き込みできたら、一度リブートします。
shutdown -r now
再び、login プロンプトが出て来てからが、セットアップ開始本番。

DHCP でIPアドレスが割り振られました
初期アカウントとサービスセットアップ
login: プロンプトが出て来たら、再び root で再度ログインします。
セットアップスクリプトをダウンロードするのですが、コマンドタイプする回数を出来るだけ少なくするためにダウンロードスクリプトを準備しています。
コマンドは、
ftp "http://www.lifewithunix.jp/dl/pull.sh"
とタイプ。FreeBSD の ftp コマンドで、当サイト http://www.lifewithunix.jp/ のdownload の短縮形 dl から pull.sh (引っ張ってくるという意味で、pull というシェルスクリプト名にしました)を持ってきます。
pull.sh コマンドの入手に成功すれば、長い手入力は終了。
続いて、ダウンロードしたファイルを
sh pull.sh
と、実行すると、サーバーからコマンドをダウンロードして、autosetup というディレクトリが出来上がります。これがツールの本体。中身はただのテキストファイル。

pull.sh でセットアップファイル本体をダウンロードして解凍
Unix システム運用できるレベルであれば、autosetup/autosetup.config が設定ファイルなので、初期ユーザーアカウントを変更可能です。デフォルトでは、staff を準備しています。
cd autosetup ./fb_autosetup1.sh
初期アカウントと sshd をセットアップして、自動起動が掛かります。
DNSが正常に働いていれば、ホスト名を自動的にセットアップできます。
この時点で、ネットワークからのログインが出来るようになっていますので、VirtualBox の FreeBSD コンソールからの他、使い慣れている別のパソコンなどからsshログインできます。
ssh でアクセスする場合は、staff@hostname でアクセスした後、パスワード staff と入力すること。
直後に新しいパスワードを求められますので、自由に変更して下さい。その後、「su -」で root としてログインします。
コンソールからログインする場合は、前回と同じく root (パスワード無し)です。
その3 に続く。