FreeBSD11: WordPress テスト環境を10分で構築する、その2

その1 から続く

仮想 FreeBSD11 から操作

ネットワークを有効にする

ここから、仮想 FreeBSD での操作になりますので、タイプが必要です。

root でログインしたら、

echo 'ifconfig_em0="dhcp"' > /etc/rc.conf

とタイプすして、ネットワークを有効にします。

vi エディタを使えるなら、 /etc/rc.conf ファイルを作り、「ifconfig_em0=”dhcp”」と一行書き込みます。
この操作は、FreeBSD起動時にネットワークを有効にするための作業で、em0 は Virtualbox 使用時のネットワークインタフェースの名称です。Virtualbox 以外の仮想化ソフトウェアを使用する場合は、ifconfig コマンドで NIC インタフェース名を確認して下さい。

余談:仮想FreeBSD11 は初期サービスが全く何も動いていないため、何か設定ファイルをダウンロードするにもネットワークが使えないため、最初だけは自分でファイルを作るしかありません。

このあと、仮想マシンをリブートすると、ネットワークが有効になりますので、ftp でファイルを持ってくることが出来るようになります。

確認は、

cat /etc/rc.conf

です。/etc/rc.conf 内容を確認する

/etc/rc.conf に書き込みできたら、一度リブートします。

shutdown -r now

再び、login プロンプトが出て来てからが、セットアップ開始本番。

FreeBSD11 dhcp でIPアドレスが割り振られました

DHCP でIPアドレスが割り振られました

初期アカウントとサービスセットアップ

login: プロンプトが出て来たら、再び root で再度ログインします。

セットアップスクリプトをダウンロードするのですが、コマンドタイプする回数を出来るだけ少なくするためにダウンロードスクリプトを準備しています。

コマンドは、

ftp "http://www.lifewithunix.jp/dl/pull.sh"

とタイプ。FreeBSD の ftp コマンドで、当サイト http://www.lifewithunix.jp/ のdownload の短縮形 dl から pull.sh (引っ張ってくるという意味で、pull というシェルスクリプト名にしました)を持ってきます。ftp でセットアップスクリプトをダウンロードする

pull.sh コマンドの入手に成功すれば、長い手入力は終了。

続いて、ダウンロードしたファイルを

sh pull.sh

と、実行すると、サーバーからコマンドをダウンロードして、autosetup というディレクトリが出来上がります。これがツールの本体。中身はただのテキストファイル。

pull.sh でセットアップファイル本体をダウンロードして解凍

pull.sh でセットアップファイル本体をダウンロードして解凍

Unix システム運用できるレベルであれば、autosetup/autosetup.config が設定ファイルなので、初期ユーザーアカウントを変更可能です。デフォルトでは、staff を準備しています。

cd autosetup
./fb_autosetup1.sh

初期アカウントと sshd をセットアップして、自動起動が掛かります。
DNSが正常に働いていれば、ホスト名を自動的にセットアップできます。

fb_autosetup1.sh 実行後のリブート結果

この時点で、ネットワークからのログインが出来るようになっていますので、VirtualBox の FreeBSD コンソールからの他、使い慣れている別のパソコンなどからsshログインできます。

ssh でアクセスする場合は、staff@hostname でアクセスした後、パスワード staff と入力すること。
直後に新しいパスワードを求められますので、自由に変更して下さい。その後、「su -」で root  としてログインします。
コンソールからログインする場合は、前回と同じく root (パスワード無し)です。

その3 に続く。

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