今頃になってですが、初代 iPad 64GB を購入しました。
最近になって64GBの中古 iPad が1万円以下の価格で Amazonマーケットプレースに出品されるケースを見かけるようになってきました。iPad2 もそろそろですが、まだ、ちょっと高い。(それ以降はまだ高すぎ。)
初代iPad は、iOSアップデートが 5.1.1 で終了しており、最新アプリケーションの殆どはインストールできなくなっていますが、メールやメッセージ、音楽再生、電卓などの定番アプリは、旧OSに対応した一番新しいバージョンをインストールすることが出来、身内でのコミュニケーションや、店舗のラジオ代わりに使うにはコストパフォーマンスに優れていると感じています。WiFi+G3モデルについては、GPSまで付いているので(安く入手できるなら、重さを我慢して)持ち歩き地図として使えて便利そう。
古くはなっているもののまだまだ使えそうということで、家族用にと Amazon マーケットプレースで1台購入しました。iPad は重い分、フル充電からの連続稼働時間がとても長いから楽しみ。
iPad 64GB が到着して、早速、セットアップ開始。
ところが、App Store に接続できず、初期アプリ以外に新しいアプリを入れることが出来ません。
症状は、
- 初代 iPad上で、AppleID を作ろうとすると、「iOSアップデートが必要です。」とiOSアップデートが出来ないにもかかわらず、ふざけたメッセージ出てきます。次々にメッセージが出るものの、その先に進めず。
理由は、AppleIDを作っただけでは有効にならないためのようです。(作成したIDのメールアドレスにWebからアクセスしたら、確認リンク付きメールが届いていました。) - 最新iOS9が使える iPad2 で新規アカウント設定して、アカウントをアクティブにした後、再度チャレンジ。
しかし、結局アカウントがアクティブになっていることとは関係ないようで、同じ画面で行き止まり。 - ところが、私が以前から使っているAppleIDを Store のアカウントに設定して試してみると、App Store に接続できるというもの。
「初代iPad icloud 接続できない」とキーワード検索してみると、同様の現象が報告されていました。
https://discussionsjapan.apple.com/thread/10140330?tstart=0
まさに、この現象。
更に検索を進めると、
https://discussionsjapan.apple.com/thread/10141750?tstart=0
の文章を見つけることが出来、私のところで発生している問題はグローバルな現象だと判明しました。結局は、いつもの、Apple によるユーザー切り捨て が原因。この情報、問題の切り分けが出来ていて、とても役に立ちました。
自分が行ったことと合わせてわかったことは、
- iOS 5.1.1 が最終の 初代 iPad では、AppleID を新規作成できない。どのアカウントも編集できない。
- iOS 7 以降、iPad2以降、iCloud が使える環境でAppleIDを作成して設定すれば、AppleIDが有効になるが、iOS9やiOS8で作成した AppleID は iOS 5.1.1 では使えない。
- @mac.com, @me.com などの古くからの AppleID はiOS 5.1.1 でも有効。
- mac.com, me.com IDでログインすれば、過去に購入したApp をダウンロードすることが出来る。ただし、最新版がダウンロード出来るわけではなく、iOS 5.1.1に対応した最終のものが App Storeに残っていれば入手可能。
- 未購入のアプリは、ほぼ iOS 8 以降が必要になるので旧ユーザーでもiPad へダウンロードできない。
- ということは、過去に購入した必要なアプリをmac.com/me.com IDでダウンロードし、全部が揃った後でアプリケーションにIDが必要なら新IDを設定する。アプリケーションダウンロード後であっても、Store App のアカウントに 新IDを設定することは出来ない。
- Appダウンロード用AppleIDと、アプリケーション利用用AppleIDが異なると、iPad上にアプリケーションがあっても起動できないものがある。こういうアプリも諦めるしかありません。
- 問題は、自動的に AppleIDをアプリケーションのIDとして使うアプリ。こういうアプリは、停止させるか、削除するしかないでしょう。
- iOS 6 で作った新しいAppleID は未確認。
まとめると、iOS 5.1.1 の場合、@mac.com/@me.com の AppleID で設定とアプリケーションのダウンロードを行い、新規取得AppleID を個別アプリに設定して使える範囲で初代 iPad を使い続ける というのが現実的な利用方法になりそうです。iPad はまだまだ使えるツールです。
今回の結果、私の Apple の印象はまた一段低下。この様子じゃあ有償アプリも購入後、いつ使えなくなるかわかったものじゃありません。Apple で有償アプリを購入するのはやめるべきというのが、今回の経験から学んだこと。
情報ありがとうございます。
初代iPadにkindleを入れようとしたらダメだった理由が分かった。
iPadの新たな使い方を模索します。と言っても67歳だから急がないと。
私の情報がお役に立てて良かったです。
ただ、Kindleは無理かも知れません。
iPad1はAppleやGoogleの嫌がらせで、日に日に主要アプリの動作環境を狭められている状況ですが、メールやPodcastなど軽いアプリなら十分継続使用できますので、私は壊れるまで使い続けようと思っています。
私も初代iPadを使用しています。初代iPadでもPodcastが使えるとの事で、ダウンロードしてみると、確かに使えますネ!PodcastはiPhone5Sで毎日のように使っているのですが、これからは初代iPadでも使っていきたいと思っています。家にいてる時は初代iPhone
で、外出先ではiPhone5Sでという使い方ができます。有益な情報ありがとう!Podcast以外にも使えるアプリが有りましたら教えて下さい!それでは!!アデュー!!!
iPad初代が時代遅れになって久しいですが、コメントありがとうございます。
この夏、私のiPad君は、バッテリーが膨張してしまい、引退も考えましたが、ショップでバッテリー交換を行って継続して利用しています。
初代iPadは、恐らく内蔵されているWeb証明書の有効期限が切れたと考えられ、https プロトコルで運用されているサイトへのアクセスが出来なくなり、ますます肩身の狭い思いをさせられています。(httpなら問題なしだけど、画面構成が乱れることが多くなってきた)
Podcastの他に今でも利用できるものとしては、メール、時計、ビデオ、電卓、認証アプリ、iBooks、Terminal アプリ あたりですね。もし、@icloud.comより前のメール形式アカウントを使えていて、入手済みなら利用できるはずですが、今から新規には入手できないでしょうね。
メールは二段階認証が必要なサイト(icloud, outlook.com, gmail など)ではアプリケーションパスワードが必要になるので設定が面倒臭いですが、設定さえ終わってしまえばほぼ問題なく利用できます。(ほぼ、と書いたのは、iPad側が問題なくても、サーバー側の認証サーバーが時々ダウンするため)ビデオはデコード形式に対応していない映像もありますけど、ビデオポッドキャストの多くは今でも有効ですね。
どこでも使えるデバイスじゃあなくなりましたが、用途を絞ればまだまだ現役で使えるiPad。遊ばせることなく使い倒してゆきましょう。