Windows7: J3160NH にインストールしようとしてハマる

今使っている、Atom D510 mini-ITX ボード、性能にもOSにも特に不満はないのですが、Hotmail に接続するための Outlook Express, Windows Live メールのサポートが終わり(これはあまり影響なし)、続いて Dropbox アプリケーションのサポートが間もなく終わろうとして、ようやく Windows のアップデートを検討し始めました。

新しいOS用に新たに必要なソフトウェアを購入する気は無いので、Windows7 + XP モードで使うというのが適当な選択でしょう。ストックしてあるノート用 SO-DIMM (ラップトップマシンはメモリスロット数が少ないので、4GB 入っていても、8GBにする時に4GB DIMMを捨てることになるので、これを保管中でした)を流用する前提で検討したところ、mini-ITX がよさそう。マザーボードだけ調達すれば、他のパーツはストックからまかなえます。最終的には Atom D510ボードのリプレースですからね。

最新の mini-ITX を検索してみたところ、Intel Celeron J3160 に決定。

本当は、Pentium J3710 を搭載した上位モデルの方が欲しかったのですが、前者が約1万円で調達出来るところ後者は高性能高機能のため1万5千円以上。
また、PS/2インタフェースが1ポートしか付いていないため、使い勝手がイマイチ。PS/2キーボードとマウスを直接接続できるBIOSTAR J3160NH を選択しました。

SATA ポートが2ポートしか付いていないのですが、光学ドライブはUSB接続なので、デスクトップ作業用途なら SATA x2 = HDD x2 で十分でしょう。ただし、余生をサーバーとして送る可能性もあるので、本当は (ASRockの)SATA 4ポート付のモデルの方が都合がよいのですが、そちらも PS/2 ポート x1。KVM スイッチ派の私には PS/2 x2 のモデルの方が SATAポートよりも重要。

手持ちメモリを使うのではなく、デスクトップ用メモリを新たに調達する気があるなら、Micro-ATX タイプのモデルの方が遙かに使い勝手がよさそうです。いや、お金を掛けても問題ないなら、CPU搭載済みマザーボードにこだわる必要はありませんね。

BIOSTAR J3160NH が届いて、早速 Windows7 のインストールに挑戦。そして、ものの数分でトラブル発生です。(涙)

最近、DVDやCDメディアを使う機会が少なくなってきたので、私は必要な時だけUSB接続タイプの外付け光学ドライブを使うようにしています。OSインストールする機会毎に、USBケーブルをつなぎ替えています。今回もUSB DVDからのインストールを行ったのですが、途中でインストール不能に。新しいマザーボードは3~4年ぶりなので、インストールトラブルの可能性をすっかり忘れていました。

症状としては、

  1.  UEFI に入り、Secure boot を Disable に変更
  2. HDDにOSが入っていないため、DVDからの起動が始まる
  3. インストール開始画面の「Windows7 をインストール」を選択すると、すぐに DVD が見えなくなり、インストール画面からドライバーを要求される
  4. ドライバーを読み込めずインストールを中断せざるを得なくなる

という流れです。
この症状、有名な既知の問題のようで、「Windows7 + J3610 + ドライバー」検索してみると、情報がたくさん出て来るわ出て来るわ。要するに、OSインストールメディアよりも xHCIチップセットの方が新しいため、インストール途中で USB が使えなくなるというもの。ビデオドライバーやLANが対応していないという症状は毎度のことなのですが、今回はUSBドライバーということで質が悪い。通常インストール中にUSBにつなぐものというと、キーボード、マウス、外付けドライブあたり。私のキーボードとマウスはPS/2接続なので今回は影響なし。しかし、インストールメディアがUSB接続。光学ドライブは何台かストックはあるものの、パラレルATAとUSB接続のものだけでSATAモデルのストック無し。Web上の情報として、SATA光学ドライブが無い場合の回避策に、Windows7インストールメディアを元に、別のDVDメディアへコピーやら編集を行いながら新しいWindows7 インストールディスクを作るというものがありました。手順を見て気が遠くなり、他の方法でもいけるんじゃないの?とショートカットを考えました。

  • SATA DVDはないけど、USB接続タイプの 2.5inch SATA HDDならあるので、別のPCとUSB接続して、J3160NH付属のユーティリティ DVDから HDDに内容を全部をコピーして、それが終わったらHDDケースを開けてJ3160HNとSATA接続。
    再びJ3160でUSB外付けDVDからインストールを開始。DVDが見えなくなった時点で 2.5inch HDDからドライバーを読み込ませるという手段。
    画面にはドライバー名が表示されるものの、残念ながら「次へ」ボタンを押すとドライバーを読み込めず停止。ドライバーが見えているのに〜。

    xHCI USBトラブル

    「インストールするドライバーを選択して下さい。」で止まる

  • 次に、ASRock のホームページから、J3160用のUSBドライバーをダウンロード。(BIOSTARのホームページが役立たずなので、ASRockを利用。最初からASRock製にしておけば良かったかな〜。)
    これを展開して SATA HDDにコピー。ついでに、IntelやDELLのホームページを巡回して、同様にxHCI用のUSBドライバーと思われるものを片っ端からコピー。
    再びUSBドライブからインストールにチャレンジ。
    しかし、同じところで同じように行き詰まる。

これらの作業で、5,6時間無駄にして、最初から大変だとわかっているものの、インストールDVDを作った方が早かったんじゃない?とこの日はギブアップ。明日、DVDを作ろう!

そして翌日。

既に気が変わっています。
これから、また数時間掛けてインストール用メディアを作ることを考えると、面倒でもSATA DVD内蔵PCを停止して取り外して、インストール後元に戻す方が早いわ。(我が家になくても、今やSATA接続DVDなんて、2,000円を切る価格で売られているので、買う方が時間的に絶対にお得。3,000円以上支払うとなると考えますけどね。Amazonで中古品、1,400円ですから。)DVDメディア作成プランは没!

PCからDVDを取り外すのは面倒でしたけど、取り外した後は昨日の苦労は何だったのか?というくらい楽勝。スムーズにインストールが進み、Windows7 のインストールは完了。そのまま、ボード付属のドライバー DVDを入れてセットアップ。ドライバーだけなのに15分以上掛かった感じですが、これもスムーズに終了。

現在、OS の更新パッチインストール待ちです。

それでも、お楽しみの Windows 7 エクスペリエンスインデックスだけは実行してみました。

j3160nh エクスペリエンスインデックス

BIOSTAR J3160NH エクスペリエンスインデックス

1万円を切るマザーボードにしては、結構いい数字が出ています。
しかし、目的用途がデスクトップ作業 = ビジネス用途なのに、そのビジネス用途向けグラフィックス数値が一番低いとは・・・・

それでも、Youtube の HD ビデオ再生はサクサク動くし、趣味の Diablo3 をインストールしてみると、LGA1155 Celeron G530 内蔵グラフィックスではカクカクだったものが、J3160NH ではスムーズに動作します。マルチプレイでエフェクトガンガン状態になった時にどの程度耐えられるかは未知数ですけど、やろうと思うならゲームもいけそうな雰囲気です。

さて、この後ですが、更新プログラムを入れた後、必要なアプリを入れてXPの置き換え可能かどうかをテストする予定です。

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