U-Mobile格安SIM、突然遅くなった!

U-Mobile 格安SIMを使い始めた知人から、「契約時は軽快に使えていたモバイル通信が突然遅くなった」と連絡が入りました。

月間の高速通信量を超えたのではないかと思ったのですが、U-Mobileのマイページ から確認して貰っても、ダブルフィックスコースの上限である3GBはおろか、1GBにさえ到達していないとのこと。
それにも関わらず、速度計測サイトで計測してみると以下の通り、

平均データ転送速度

125.55kbps (15.69kB/sec)

と計測値が出てくるとのことです。

速度計測サイトを使った速度計測は、サーバーまでの経路で正確な速度計測するには問題があるものの、125kbps はないだろう!という数字。容量を使い尽くした低速通信時でも200kbpsは出るはずだし、計測サイトまでの経路や計測サーバーが込んでいるとしても低すぎる数値。
そこで我が家までU-Mobile SIMを持ち込んでもらい、303ZTモバイルルーターを使っていろいろ調査してみました。

まず、格安SIMは、Docomo SIMであることからDocomo のアンテナを捕まえて通信をおこないます。Docomo 回線やアンテナを利用するのは格安SIMユーザーだけでなく、Docomoと直接契約しているユーザーがいます。輻輳時にどちらが優先されるかと考えると、当然 Docomoの直接顧客の方が優先順位は高いでしょう。格安SIMユーザーは格安SIMキャリアがDocomoと契約している帯域をベストエフォートで使うことになるので、仮に使い放題契約をしていたとしても、自分と同じ格安キャリアを使っているユーザーが契約帯域に集中すると一人あたりの帯域が絞られるだろうということは容易に想像できます。OCNモバイルOne のSIMも使って速度を比較してみることにしました。

SIMを持ってきて貰ったので 303ZTモバイルルーターに入れて、試してみたところが次の結果。
使用したのは、iPad2 と SPEEDTEST という無料APP。

U-Mobile の回線速度

U-Mobileの測定結果。アップロード速度は5Mbps出ているので低速通信モードに入っているわけではありません。わずか 0.22Mbps。

FREETEL Priori3 のテザリング機能をONにして、OCNモバイルONEのSIMで同様に試してみたのが次のグラフ。(同じ303ZTに入れて試せば良かったのですが、Priori3 の裏ぶたを開けてSIMを入れ替えるのは異常に大変なので Android のテザリング機能で我慢することにしました。)

OCN モバイル ONE の通信速度。

同時刻のOCN モバイル ONE の通信速度。U-Mobile同様 1Mbpsを割り込んでいますが、0.8Mbps以上出るので、測定しなければ気づかないかもしれない速度。続けて測定してみると、下りは0.6 – 0.9Mbps、上りは 8 – 9Mbps の間の速度が出ることが多かった。

ダウンロード方向が、アップロード方向と比べて極端に遅くなっています。

303ZTのアンテナ表示は LTE マークが点灯し、Proiri3 は4G マークが表示されていました。

この測定結果から考えられることは、確かにDocomoの回線が混み合っているようだということ。しかし、OCN モバイルONEは低速通信モードの4倍以上の速度が出ており、800kbpsあれば速度低下に気づかないかもしれません。

この後も何度か速度測定を試してみたところ、「U-Mobile回線は常に遅い!」ということが結論のようです。200kbps 以下に低下することもざら。
U-MobileとDocomoの間の契約がショボいのか、一気にユーザーが増えて回線パフォーマンスが低下しているのか、、、、実際の所は分かりませんが、U-Mobile 回線に主な原因があることは確定でしょう。

なんども測定していると、まれに良い結果に出会うことがありました。

U-Mobile SIM で下り7Mbps以上達成

U-Mobile SIM で下り7Mbps以上達成

U-Mobile SIM で下り7Mbps以上達成 2

U-Mobile SIM で下り7Mbps以上達成 2

あくまでも「希」です。

この後どうするか?
正直言って、契約容量が残っている高速通信時にこの数字では、お金を払う価値はありません。DMM mobile や OCNモバイルONEのように低速、高速を切り替えるスイッチがあり、余った容量を翌月に繰り越すことが出来るのであれば、もう少し待つようにアドバイスも出来ますが、U-Mobileの場合はそういうスイッチは無し。必ず高速通信から消費され高速パケットを温存することも出来ないわけですから、翌週も同じ状況ならば、知人には今月中の解約を勧める予定です。

今、知人の所には、私のDMM Mobile SIMが貸し出されており、3Mbps 以上出ていて満足と連絡が届きました。

平均データ転送速度

3.29Mbps (411.62kB/sec)

私の中のDMM Mobileの評価はまたまた上昇。しばらく様子を見て知人が満足するようであれば、DMM Mobile SIMを勧める予定です。

それにしても U-Mobile SIMはクソでした。想像するに、技術的な問題というよりも、会社の運営に問題があるんじゃなかろうかという気がしています。こんな問題が発生していることは、回線をモニターしていればすぐに分かる話です。U-Mobile のホームページを見ても、回線が遅くて迷惑を掛けているなんて単語は一言もありません。通信設備増強予定という単語はあるので、遅いということは自覚しているようです。要するに、ユーザー視点ということが欠けている会社組織と推測できます。
今回はデータSIMだったので解約は簡単ですが、端末込みのセットプランだったり、6ヶ月縛りがある音声通話SIMだったら使い物にならない契約を不満に感じながらも長期間支払いを続けなくてはならないところでした。

(私の契約ではありませんでしたが、)格安SIMの教訓は、「実際に使ってみないと分からないサービスは、解約が簡単なデータSIMで始めましょう!」ということ。

6ヶ月以内に解約が発生して余計な手数料を払うくらいなら、Amazonで端末とデータSIMだけで購入して始めれば、失敗しても1万円以下の損失で済みます。

その後で、自分に向いているサービスと端末を選び直してもいいんじゃない?

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